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6B4G真空管シングルアンプ-上蓋を改良した

以前作成した、6B4G真空管シングルアンプの上蓋(無垢)がそっくりかえってしまったので、新しい上蓋を作成する事になった。

改良前の上蓋

電源トランスが結構熱を持つので、通気口を持たせるべく、ここ数日思案していた。
初めは、金属のメッシュを蓋につけようかと考えたが、昇降盤の刃をうまく使って、上面は、横に等間隔で筋を入れて、裏側は、縦に等間隔で筋を入れる事で、木製のメッシュを作成してみた。

木製メッシュ-上から見たところ

上下十字を切る事によって、真ん中に穴が開くような構造である。(写真の黒い四角が点在しているところが全て空いている。)
これで、トランス類から出る熱をうまく放熱してくれると期待する。

少し蓋の大きさが大きすぎたようだが、出来は上々である。

塗装は、白木の下地の上に、砥粉を塗った後、シェラックのシードラック(有色)で色をつけて
その後、シェラック・ガーネットで仕上げた。

スッキリしていて他の木工にも使えそうなデザイン

これで、6B4Gもワンランク格が上がったようである。

やっぱり、いい音には、スタイルも関係するのかもしれないと思いながら、出来上がった6B4Gでバイオリンソナタを聴いている。