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自作の短編を紹介ー新作とともに。

公募用短編を3作品制作する! と意気込んで2ヶ月。無事完了し、投稿サイトでの活動へ集中していくことになりました。以前と同じ状態に戻った形です。とても刺激的な創作期間となり、この勢いに任せて執筆していけたらと思っております。

今回は久しぶりに過去に作った作品を紹介していきたいと思います。いろんなところで宣伝しているので、どこでなにを宣伝したか記憶が曖昧になってました。ネットは記録が残るので助かります。

ここ最近の記事は雑記のようなものが多かったので、そろそろここでも小説の話をしてみたいと思って考えていたんですが、そういえば以前過去の自作品の紹介をしていたけど最後はいつだっけ? 確認してみると、新作以外で自作を紹介したのは4ヵ月前が最後だそうで。

この機会に、今日は過去作を紹介しようと思い至りました。では早速参りましょう。最近書いた新作も含めて3作品です。

自作紹介

『恋の終わりはドレスで飾りましょう。』では、ストーカーだった女性が主人公です。"だった"という過去形が肝となる話で、彼女は自分がストーカーだったことを自覚し、猛省しました。そして意中の男性との関係を清算するため、ある行動を起こす、というところから始まる物語です。

主観を重視することを意識した作品だったので、主人公の女性の見えている世界観に偏らせて制作しました。文字数は約8000字です。

失恋の話なので、恋愛ジャンルでは特殊な物語かもしれません。


夏と言えばホラー。いつからそうなったんでしょうか。

まあそれはさておき。『恍惚の楔』大学生の男性が主人公のホラー小説です。バイトの帰りに訪れた公園で軽く食事をしようとした坂嶺祥也《さかみねしょうや》。公園の休息所にある長椅子に腰をかけようとしたんですが、机に置かれたピンクのハンカチと先端が尖った親指サイズの棒を目にします。木の棒はハンカチに包まれており、ハンカチは新品同然でした。見るからにハンカチは女性物。木の棒を女性が持っていたのは不可解です。

坂嶺は好奇心が勝ったのか、その2つの品を持ち帰ってしまいます。ですが、付き合っていた彼女に、窃盗になるからやめとけと注意され、元の場所に返しました。それから、奇妙なことが起きるようになりました。

ハンカチと木の棒をいくら元の場所に返しても、自分の部屋に戻ってくるのです。

崩れ落ちていくように坂嶺の日常が狂い出し、恐怖との出会いを果たしてしまうのです。

文字数は1万8000字です。だいぶボリューミーになりました。

自己感想としてはドラマっぽい仕上がりになりましたね。

ショートムービーのホラードラマを意識したつもりではなかったのですが、ドラマをよく観ていたせいかそれっぽくなりました。個人的にはそこそこ納得のいく作品になりましたので、とりあえず満足ですかね。


こちらは先日公開した新作となります。『神隠し』全13話で完結します。

まだ(8月18日現在)非公開のエピソードがありますが、順次公開していきます。

和風テイストのファンタジー作品です。

主人公の男性は大学の友人に誘われ、神社を訪れました。男性は友人の女性の付き添いで来ただけですが、この友人が少々変わり者。神社に来た目的はお参りではなく、オカルト界隈で噂になっている秘密のスポットの存在を確かめに向かっていたのです。目的の場所は神社の周りにある森の中のようですが、森の中は立ち入り禁止でした。看板を無視して、友人は森の中へ入ってしまうのです。成り行きで主人公の男性も付き添うことに。

しかし彼らは道に迷い、遭難してしまったのです。夜が迫っていたこともあり、彼らは自力で森から脱出しようとしました。

その最中、彼らは森の中で鈴の音を聞いたのです。彼らは鈴の音の鳴る方向へ走り出しました。ですが、主人公の男性は1人はぐれてしまったのです。途方に暮れて森を彷徨っていると、使われていなさそうな階段に出ました。そこで、不思議な少女と出会うのです。

森の中で出会った少女から感じ取った不思議な雰囲気は外見のみならず、発せられる言葉にも如実に表れていました。

主人公の男性は森から出られるのか。人気のない森で出会った少女は一体誰なのか。幻想的な小説となっております。

久しぶりに書いたファンタジーでした。

文字数は1万3000字程度になると思います。

以上が今回の紹介作品となります。

こうして記事を書いていて思ったんですけど、自分の書く作品の傾向が分かってきますね。

自分の性癖的には暗めの小説が多いのですが、書く場合には暗めプラスαって感じになるようです。

これを基に次回作のイメージを膨らませるのもいいかもしれません。

今回はこれにて。また近く記事を書こうと思います。

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國灯闇一
未熟な身ではありますが、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。