売上アップは、まずは単価アップから
売上は「数量×単価」で計算されます。
飲食店では「来客数×平均注文単価」、ホテルでは「宿泊数×平均宿泊単価」、製造業では「注文数量×販売単価」、会計事務所では「顧客数×平均顧問料」となります。
来客数や宿泊数を増やすには、一般的には「広告」という販促ツールが必要になります。ブログのようなタダの販促ツールもありますが、それとてもブログの作成には時間を要し、要した時間分の給料が発生します。
来客数や宿泊数を増やすには、それなりのコストが発生することになります。
では、単価アップはどうでしょうか?
注文単価や宿泊単価を上げるには、お店側の判断で可能です。
単価をこっそりと上げることが可能なお店なら、単価を10%を上げれば、年間売上が5,000万円のお店は、自動的に利益が500万円アップできます。
こっそりと単価を上げることができないお店はどうしたらいいでしょうか?
一般的には常連客が多い飲食店は、単価を上げると、常連客が去っていくかもと思うと、なかなか値上げの行動には移しにくいのが現状かと思います。
このような状況下でも値上げをするには、それなりの知恵や創意工夫が必要になります。提供する商品の価値を高め、販売価格を上げても、購入者がコストパフォーマンスが高いと判断するなら、単価アップが可能になります(価値を高めるのに、コストをかけすぎないようにすることも必要です)。
創意工夫や知恵が単価アップにつながるには、それなりの時間がかかります。短絡的な発想では単価アップにはつながりません。時間がかかってもやり遂げるという思いが、結果的に単価アップにつながります。
言うのは簡単、やるのは大変です。