せとうち移住旅ー竹原市ー
NHK連続テレビ小説「マッサン」でお馴染み、竹鶴ニッカウイスキーの生みの親である竹鶴政孝が生まれた街。また「安芸の小京都」と言われるほど、昔ながらの日本家屋の風景が残る街でもある。
元々は塩田が盛んな地域で日本中に塩を送っていたことから、瀬戸内の交通の要衝としても栄えた歴史があり、街並み保存地区は飛騨高山の白川郷のように、観光地だけれども地元民の生活感も感じられる場所であった。
印象としては観光地としてのポテンシャルはあるが、十分に発揮されていないように感じた。家の景観の補修がされていないことが多かったし、また若い人がやっているお店が少なく、昭和な感じの古いお店が多いので、地元民が強い地域なのかなと、勝手に解釈しながら散策していた。
また「たまゆら」という10年も前のアニメを未だに各所で押している割には、駅前の観光案内所の看板が手入れがされていなく、なんとなくそれが今の「竹原」を象徴しているように思えた。
しかしながら街並み保存地区に「NIPPONIA HOTEL」が新しくできたことや、三原市同様「うさぎの島」で有名になった大久野島にアクセスしやすい場所としても認知されているので、これから竹原がどのようになっていくのか、気になるところである。