🔸阪南中央病院に決めた理由
『薬に頼らない、本当の意味での自然療法』だと考えたからです。阪南中央病院での治療法(長いので以下「阪南式」と記載)は、下記の通りです。
「脱ステロイド・脱保湿」
「水分制限」
「入浴制限」
「肌を乾かす」
「適度な運動」
詳しくは下記に記述していますが、重要なのはこれぐらいです。今まで医者に言われてきたことと真逆なことも多く、驚かれた方も多いのではないでしょうか?
また使用する薬も下記のぐらいです。
エピナスチン・ポララミン:抗ヒスタミン剤。飲み薬。痒みを抑える効果。
酸化マグネシウム:水分制限により便が出にくくなった時に処方。
眠剤・睡眠導入剤:症状が辛くて寝なれない時に先生の判断で処方。
抗生剤:細菌感染やウイルス感染を起こした際に処方。
薬も入院時の一過性のもので、ステロイドのようにずっと使う薬は1つもありません。
ステロイド・保湿依存から抜け出し、あくまで自分の体を正常にしていくことに主眼を置いています。
他にも脱ステを行う病院が多いですが、ステロイドの代わりにその先生独自の薬を使う所も多いです。ステロイドよりはいいかもしれませんが、結局代替の薬を使い続けることになるのが嫌だったので、私はやめておきました。
阪南中央病院の特徴をまとめてみると、
・現実的で続けやすい治療法
入院でステロイド・保湿の離脱症状を乗り越えながら、上記のやり方や知識を学んで行きます。基本的な治療方針を学べば、あとは自宅で行っていくことが可能です。
・健康保険が適応できる
これも意外に大きい理由なのですが、保険が適応できます。
他の脱ステの病院は、独自の治療法を実践していることが多く、保険が適応できるところが少ないです。会社を辞めて金銭的に余裕のない私には、ありがたい制度でした。
・信頼できる先生たち
まず阪南の先生たちは「掻いていいよ」と言ってくれます。
普通の病院や親なら掻くなと言いますよね?
でも重度のアトピーは我慢できるものではありません。
ここの先生たちはみなアトピー経験者であり、私たちの目線で話してくれます。ステロイドを使う標準治療が多い中、信念を持って脱ステロイドの治療を行なってくれてます。興味があれば、一度診察してみるのをお勧めします。
※阪南中央病院には全国から患者が集まります。時間もかかるのでスムーズに診療を行うため、自身のアトピー歴や症状の内容を紙1枚にまとめておき、当日先生に渡しましょう。
また病院の紹介や治療方針・漫画によるわかりやすい入院生活などは、漫画も含めた「阪南中央病院 皮膚科」の皮膚科の項目に書いてありますので、参考にしてみてください。
脱ステ・脱保湿の理解を深めたいという方は、下記のページもご参考ください。
いかがでしたでしょうか?
今回は阪南中央病院に決めた理由をテーマに書きました。
次回は脱ステを決めた後に行ったことについて書きますので、良かったら覗いてみてくださいね。