2021.5.5　寄席に流連（オンライン）

や・す・み・だー！！！！！！！！！

あまりに嬉しい子どもの日。「寄席昼夜ぶっ通し」を、おうちで楽しむ。

▼例の「都内の寄席、営業継続宣言するも、都からの打診で一転休業」というニュースにがっかりした私。

くうう、寄席なんてそんな大した人数来ないのに（←言い方な）。いや小屋がそんなに広いわけじゃないんで、必然的に来る人数も限られ…もごもご。

しかし。そこからの立ち直りは早かった。鈴本演芸場と浅草演芸ホールが協力し、5/3と5/5に、それぞれのホールからYouTubeで「無観客寄席・緊急生配信」をやってくれたのです。

しかも、

見るのは完全無料！　アーカイブあり！　

どれだけ良心的なのか！！　席亭と社長のご英断！！　これで普段、東京に来られない遠方の人も見られる～～～。

5/5のこの日は浅草演芸ホールからの配信でした。

さすがに全部は見られなかったものの、流しっぱなしにして、好きな師匠の時はしっかり見る、という感じで・・・（おい）。師匠方も、やりにくそうな人、気にしない人、無観客配信を手玉に取る人などなど。それぞれが経験したことのない事態に立ち向かっている感じです。

でも皆さんから「やっぱり演じる場があることはいいなあ」という感じが伝わってきました。やっぱり「見られてナンボ」の商売ですもんね。

夜の部の主任（トリ）は私の推し師匠、柳家喬太郎師匠。愛称はキョンキョン。トッポジージョのようなキュートなお顔が素敵。

師匠の古典は、古典落語の味を残しつつも現代の人間らしい愛嬌さが加わわって、忘れられない一席になる。この日は「転宅」でした。何かで読んだことがあった気はするけど、噺で聞くのは初めてだった。面白かったなあ。師匠の演じる「いい女」と「モテない男」が本当にキャラが立っていて。

▼さあみんなYouTubeをチェック！

5/5　昼の部　浅草演芸ホール
★ストレート松浦さん、小猫さん、一之輔師匠出てます
https://www.youtube.com/watch?v=vbk8kP6Z8Gs&t=0s

5/5　夜の部　浅草演芸ホール
★喬太郎師匠トリの回
https://www.youtube.com/watch?v=rrynDIrnfbo&t=0s

5/3　昼の部　鈴本演芸場
★歌奴師匠の「相撲のアナウンスものまね」最高。
　寄席でも生で聞いたことありますが、マジでそっくり(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=G78iTeF1F5U&t=0s

5/3　夜の部　鈴本演芸場
（まだ見れていない・・・）
https://www.youtube.com/watch?v=DRjV3XkJG8U&t=0s

詳細に何時何分から・誰が・何の出し物をやる、かが書いてあるので（寄席だと出演順は決まっているが、噺はその場で決まるので、聞いてみるまでわからない！）興味あるやつだけ見る、なんてこともできます。

それでもよいのです！！　演劇と違って寄席は自由(笑)

寄席では、落語以外の「色もの」もたくさん見られます。落語はちょっと・・・、って方は、こちらでお楽しみください。

私が見ただけでも、ジャグリングのストレート松浦さん、曲ゴマのモンモン（三増 紋之助師匠）、動物の声まねの江戸屋小猫さん（ウグイスの初鳴きをぜひ聞いて！　めでたい！）、紙切りの正楽師匠・二楽師匠（親子）。あと日本伝統の和のジャグリング・太神楽（たいかぐら）。全員ガチで超人・神業。なんか西洋のマジックとかとはまた違った「凄み」がある。。。

▼見て面白かったから課金したいな、というご奇特な方！　ありがとうございます！！　「応援チケット」がセブンイレブンチケットで買えます。

１枚１０００円ポッキリ、一人何枚でも可。この売上が出演料に充てられるそうです。

※しかも、このチケットは寄席が再開したら５００円の割引券として使えるそうです！　YouTubeの欄のURLから買えます！　面倒な登録もナシ、現金でセブン払いで買えるのでクレカなくても大丈夫です！！

正直１０００円は破格です・・・安すぎる・・・これで師匠方にお金が届くのだろうか・・・。私も極微力ですが、１枚ずつ、各ホールの分として買わせていただきましたm(__)m　私にもっと甲斐性あれば・・・すいません。　

生で見てた時は、視聴回数３０００～５０００くらいだったのですが、アーカイブはすでに万単位での再生回数があります。

聞けば聞くほど楽しみが増える、それが落語といふものか・・・！　

私はまだまだ聞き始めたばっかりですが、ずっとつきあえる趣味になるといいなあ。最近は講談も盛り上がってますしね。

この話芸の伝統が続いてきたのは、寄席が長い間、「常設小屋」として芸人さんの出る場所を確保してくれていたからなのだ。配信とか現代のいいところは取り入れつつ、頑張ってほしいです。