モノ・ローグ　近鉄10100系

オークションに出ていて、ちょっと高いかなと思ったけれど状態が良さそうなので落札。手に取ってみて、改めてその流麗なフォルムに感心する。先頭部の丸みの強い流線型もユニークだが、中間の「二階建て連接車」というのがいい。
バブルの頃の新幹線グリーン車は二階建てが当たり前だったし、今となっては東京近郊のグリーン車はみな二階建て、もう二階建てなど珍しくもなんともない、のであるけれど、二階建ての「連接車」……車両と車両の繋ぎ目に台車があり、台車で車体を繋いでいる……は、この10100系と、その試作車であった10000系をおいて他にない。量産車ではこの10100系だけということになる。
実車には、乗ったことはないが、見たことはある。他の近鉄特急とちょっと違う存在感を示す顔が忘れられない。これに乗って伊勢志摩とか行ってみたかったなあと、ちょっと思う。