オカメパニック
一昨日の地震は、神奈川県西部でも震度3でした。
1:50am。その時私は、だらだらとYoutube観てまして(寝れ)、かごの中で寝かせていたぴいよがオカメパニックを起こしていたので急いでかごから出しました。
風切り羽が6枚抜けていました。
右端の1枚は、汚れではありません。パール。模様です。
ぴいよは「アルビノ」ではなく「クリアパイド」でもない。つまり「純白」ではありません。「レセッシブシルバーパールパイド」。DNA鑑定書にはそう書いてあるのですが、シナモン色に見えます。ただ、分類として「シルバー」なのだそうです。この模様がおしゃれさんなのですぴいよ。
羽根が抜けただけならそのうち生えてくるだろう、と思っていたのですが、よくよく観てみると、ぴいよの右の翼(向かって左)が、なんかおかしい。ぴいよの飛び方もおかしい。長距離飛べなくなっている感じ。高いところにほぼ垂直に飛ぶことをしない、いや、できないのかもしれない。
骨折かな、脱臼かな、やっぱレントゲン撮って、最悪手術かな、出血はしていなかったので開放骨折ではないのだろうけれど、鳥の体はよく分からない。
ひなさんとも相談しまして、やはりこれは鳥専門の獣医さんに診てもらった方がよいのではないかということで、急遽、藤沢の獣医さんのところに行きました。
結論は「骨折なし、脱臼なし」。
先日の地震ではパニックを起こしたオカメインコが多くて、来院も多かったとのことでした。
鳥専門の獣医さん、ぴいよを手のひらで包んで、翼をなぞって、全て分かってしまう。
抜けた羽根は「もうすぐ抜ける羽でしたね」。生えたばかりの羽だと出血する場合もあるそうな。
そういう訳で安心して藤沢から帰ってきました。
生後7ヶ月の頃には、ぴいよは電車に乗せると「ぴぃよ!ぴぃよ!」と叫び、同乗者からブツブツ文句言われたりして参ったのですが、今日はおとなしくしていました。
思えば前回は、私たちとぴいよはまだ1ヶ月一緒にいたかどうかでした。あれから5年。ぴいよと過ごした時間は数十倍になり、ぴいよなりに私たちを信頼してくれるようになったのかもしれない。オカメインコって、もともととても繊細な鳥。だからこそオカメパニックを起こすという一面もあるのでしょう。でも、一緒に暮らして時間を掛けてコミュニケーションを取っているうちに「信頼関係」のようなものを築くことが出来る鳥、でもあるようです。
家に帰ってもう一度ぴいよをよく観察してみると、確かに、翼がアンバランスな感じでした。
左の翼の羽根を数えてみると、6~7本あるようで、右は、ごく短い羽根以外は抜けている。それが、先の写真に載せた6枚なのだと思います(1枚だけパール模様の入った風切り羽があることは前から知っていました)。
獣医さんによれば「数週間で生えてきます」とのことです。
それまではちょっと不便そうだけれど、大怪我でなくて本当に良かった。
獣医さんの待合室に「赤粟穂」というおやつがあって、これを買ってみたところとても美味しいようで、ぴいよはうしゃうしゃ食べています。
たくさん食べて、早く羽根が生えるといいね、ぴいよ。