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一太郎2020

今年はPCを買い換えた。「コロナ禍に景気のいいことですね」とか言われそうですが、そうでもありません。充分ダメージは受けております。140万の案件がするっと流れました。あと65万の案件逃しましたが、65万の案件はコロナ禍というより、昨年末の「阪急占いセンター」のアドバイスを参考にしたということもあります「信じとるんかい!」。

PCを買い換えた理由の一つに、DreamWeaverのテキスト入力が異常に重くなった、というのもあります。テキスト入力が重くなるって、これ、どう考えてもソフトウェアの問題じゃないかと思うのですが、飯島意匠ごときがAdobeに文句垂れても改善などしてくれるはずもなく、前のPCも4年前に買ったもので、本当は「5年使い倒す」つもりでいたのですが、ちょっと早めに買い換えることにしました。

1TBのSSDと512GBのSSDはデータもろとも新しいPCに移動して、本体はソフマップに買い取ってもらいました。オークションだと個人情報とか心配だし、中古PCをオークションに出してトラブル対応で痛い目に遭ったこともあり、そのあたりは「プロの買い取り屋さん」の方が、価格的には下がっても、対応が楽。あと、今回初めて「EPSON Direct」から「Mouse」にメーカーを変え(15年ぶりくらい?)、同時に、初めてIntelからAMDに乗り換えました。しかしどうなんかな?12コア24スレッド、RAW現像くらいしかメリットなさそう、これでnote書いてるのって無駄?という気もしますが(実際、APSを見ると消費電力量が増えている)、うちのPCってタスクマネージャ見ると常に100以上のバックグラウンドプロセスが走っているようで、意外に無意味でもないのかもしれない。

プリンタはまだ当分買い換えないつもりです。SC-PX5V2とかPX-S5010とか、インクを消費税増税前にたんまり買い込んでしまってまだ使い切っていません。たんまりと言えばPX-7550Sも。A1ノビまで出せる大判出力機、2009年購入。これのインクは1本6000円(今は少し上がって6500円)くらいするので、を消費税5%→8%の時にしこたま買い込んでしまいまして、未だに使い切れません。ポスター出力の注文は来ます。いかにたんまり買い込んだかという。出力機本体は11年も使っていればもう充分元は取っている感じですし、狭い部屋で使っているせいか傷らだけで、中古品としても売れない感じ。数年前にヘッド交換を行っているので動作も異常なく、これもまだ使うつもりです。

ところで、だいたい毎年11月頃になると「一太郎が安くなる」というセールがあります。ジャストシステム商法なのでしょうか?一時期は毎年バージョンアップしていた一太郎ですが、「2017」以来、しばらくバージョンアップを止めていました。正直言って、2~3回バージョンアップを見送ったくらいでは、大して変わりがないのですよ、一太郎。昨日今日の話ではなく、Windows95のロングファイルネームに対応してくれたあたりから「普段使う機能」は、あまり変化していないような気がします。というか、一太郎って、めったに使わない。書き物をするとき、紙の手紙を書くとき、くらい。それも最近はめったにない。見積書と請求書はExcelだし。

で、数日前にふとジャストシステムのサイトを見たら「会員特典」として「5%off」といのをやっていまして、これに「既に保有しているJustsystemのポイント」を使うと、一太郎2020ダウンロード版が「4770円」で買えることが分かりました(通常価格6300円)。一太郎Ver.3って、消費税がなかった頃(1987年頃?)、58000円でした。あれって何やったん?奈良大学で使っていました。個人では高くて手が出なくて、仕方なく1990年頃には「新松」を一太郎風にカスタマイズして使っていた時もありました。一太郎に戻ったのはVer.5から。1994年頃だったかな?COMPAC Presarioに標準装備でした(Windows3.1)。そのときに始めて自分名義で一太郎をユーザー登録して、現在に至ります。

今回、あえて2020にバージョンアップしたのは、一太郎そのものよりATOKのバージョンアップに期待したから。一太郎を起動しない日はあっても、ATOKを使わない日はない。ならばATOK単体で買ってもよいのだけれど、仕事で日本語文書作成を完全になくすことは出来ない以上、Wordより一太郎を使いたい。余計なカーニングとかしないですし、書式設定は一太郎の方が使いやすい。Wordで文字の配置に苦労している人を見ると、そんなの一太郎なら楽なのに、と思うことしきり。もっともそういう方々にとっては、今更「一太郎を覚える」ことの方がデメリットなのでしょうけれど。「分からなくなったらとりあえずESCキーを押す」。これも一太郎の「古いユーザー」にとってはありがたい。「とりあえずESCメニューを開けば、全ての機能への入り口が開く」。この安心感は結構大きいです。35年前のUIが、未だに使いやすい。

少し驚いたのは、「きめつのやいば」と入力すると「鬼滅の刃」が出てくるだけでなく「鬼滅の刃マンチョコ」まで変換候補に出てくること。自分で単語登録をした記憶はない。オンラインで随時辞書をブラッシュアップしているようです。「しんがた」と入力しただけで「新型コロナウィルス」が候補に出てくる。そこまで面倒見てくれなくてもいいよ、とは思うけれど、一太郎Ver.3に付いていたATOK6を思えば、確かに使いやすくなったなとは思います。

今年は「一太郎35周年」。モリサワフォントが付いてくる「Premium」にもちょっと興味はありましたが、ヒラギノ持ってるからいいや、ということで見送りました(随分前にWindows用のヒラギノを買った)。うち、印刷物ってごく限られたお客さんしか対応していないので「どうしてもモリサワ」という要求って、ないんです。

それより、まさかこんなに流行るとは予想せずに「昭和書体」を買った方が、お客さん受けにつながりました。「昭和書体」の「闘龍」って、鬼滅の刃の映画版で「必殺技」を繰り出すときに、その技の名前の字幕(?)にこれが使われたんですね。昭和書体って九州に住んでいる80歳の看板屋さんが、昔ペンキと筆で書いていた技術を生かして、紙に墨書して、そこから起こしているフォント。「闘龍」は2018年頃に書いたそうです。それが「令和の流行」になるとは、誰が予想しただろう?

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飯島 正樹
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