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経理初心者がつまづきがちな7つのポイント&解決策
こんにちはこんばんはプリプリウーマンです♪
経理の仕事は、数字を扱うだけではなく、さまざまなルールや他部署との調整が求められます。特に初心者のうちは、「簿記と違う!」「どの書類を見ればいいの?」と戸惑うことが多いはず。
今回は、経理初心者がつまずきやすいポイントと、その解決策を7つ紹介します!
① 勘定科目が思ったのと違う!
簿記の試験では「売上は売上」「消耗品は消耗品費」とシンプルに習いますが、実際の会社では「これ、どの勘定科目にすればいいの?」と迷うケースが頻発します。
✍️ 解決策:
✅ 過去の仕訳パターンを確認する
→ 会計ソフトや仕訳データを検索し、同じ取引がどの勘定科目で処理されているかチェック。
✅ 業界ごとの会計基準を参考にする
→ 特定の業界や団体では、公式に「この取引はこの勘定科目で処理する」というガイドライン(Q&A集)を出していることも。参考にすると安心!
✅ 税務上の取り扱いも考慮する
→ 例えば、「交際費」と「会議費」の違いなど、税務上の影響がある科目もあるため、慎重に判断。迷いそうなところは過去に税理士や監査法人に問い合わせた履歴が社内にあるかもしれないので、一度確認してみて下さいね。
② 他部署のことが分からない&コミュニケーション不足
経理は会社のお金を管理する仕事なので、他部署と関わる場面が多いです。でも、配属直後は「この取引ってどこが担当?」「誰に聞けばいいの?」と迷ってしまうことも。また、経理といっても総務部を兼任する場合や財務部・出納部などに業務が分かれている場合もあります。
✍️ 解決策:
✅ 組織図や業務分担表を見て「どの部署が何を担当しているか」を把握する
✅ 取引の流れを確認する(例:仕入れ→購買部、請求書→営業部)
✅ 「質問リスト」「資料依頼リスト」などを前もって準備する
他部署とのやり取りがスムーズになると、経理の仕事がぐっと楽になります。質問や資料依頼をした際に、他部署から「もっと早く言ってよ」と言われないために業務の流れや先々のスケジュールを頭に入れておくと良いと思います。
③ 書類が多すぎて、何をチェックすればいいのか分からない
請求書、領収書、契約書、発注書…経理にはたくさんの書類が関わってきます。でも、初心者のうちは「どこを見ればいいの?」と混乱しがち。
✍️ 解決策:
✅ 取引ごとの必要書類を整理する(例:仕入れ→注文書・納品書・請求書)
✅ チェックすべきポイントをリスト化する(例:請求書→日付、金額、相手先、承認印の有無)
✅ 実際の書類を見て「こういうフォーマットなのか!」と慣れる
最初は書類を検索しながらでもOK! いずれはパッと見て違和感に気づけるようになります。
④ 売上・人件費などの項目が複雑で、どこまで理解すればいいのか分からない
「売上ってシンプルに見えて、意外とルールが細かい…」
「人件費って給与だけじゃなくて、法定福利費や退職給付も関係するの?」
こんな風に、経理特有の項目の複雑さに戸惑うことも多いです。
✍️ 解決策:
✅ 会計基準や社内ルールをチェックする
✅ 「この項目の金額は何を含んでいるのか?」を意識する
✅ 前年や前月と比較して、金額の変動を確認する
売上や人件費は複雑なので、専門書や実用書も多く出版されていますから、教科書的な感じで手元にあると安心かもしれません。また、変動の原因を理解すると、「この金額、何かおかしいな?」と気づけるようになります!
⑤ システムの使い方が難しくて、思うように作業が進まない
会計ソフトや経理システムは、会社ごとに違います。最初は「このボタン何?」「どこで入力するの?」と手間取ることも。
代表的な会計ソフト・経理システムをいくつか挙げると…
• freee会計
• マネーフォワードクラウド会計
• PCA会計
• 勘定奉行(OBC)
• SAP S/4HANA
• Oracle NetSuite
• 楽楽精算
とこれでも一部ですが、会社によっては複数のシステムを組み合わせて使っている事もあるため混乱する気持ちもよーく分かります。
✍️ 解決策:
✅ 公式のマニュアルやヘルプ機能を活用する
✅ エラーが出たらスクショを取って、あとで確認できるようにする
✅ 先輩が使っている操作を観察し、ショートカットやコツを学ぶ
✅ システム間の連携を理解し、全体像を把握するように意識する
慣れれば作業スピードがぐっと上がるので、焦らず取り組みましょう!
⑥ 「前年と変わってない」or「前年と変わってる」どっちが正解?
経理の仕事では、前年や前月と比較することが多いですが、「変更されているのが正しいのか? それとも変更がないのが正しいのか?」が分からず迷うこともあります。
✍️ 解決策:
✅ 前年と変動がある場合 → その理由を確認する(新規取引? 数量の変化?)異常な増加は仕訳のゼロが一桁多くなっている場合も
✅ 前年と変動がない場合 → 「本当に動きがないのが正しいのか?」を考える
✅ 比較する際は、金額だけでなく、取引内容や条件の変化も確認する
たとえば、「去年も今年も取引があるのに、なぜか売上が増えていない」という場合、未計上の売上がある可能性も考えられます。
⑦ 管理会計と制度会計の違いが分からない
会社によっては、管理会計(社内向けの会計)と制度会計(外部向けの会計)でチームが分かれていることがあります。配属直後に「私は何の仕事をやるの??」と混乱することも。
✍️ 解決策:
✅ 管理会計 → 経営判断のための会計(利益率・コスト分析など)予算書作成、経営陣に報告する資料の作成をするイメージ
✅ 制度会計 → 会計基準に沿った正式な財務報告のための会計で、決算書作成、税務申告をするイメージ
✅ チーム間で連携をとり、情報のズレがないか確認する
どちらも会社のお金を管理する大切な業務なので、目的の違いを理解しておくとスムーズに仕事ができます!
まとめ
✅ 勘定科目は過去のパターン&業界基準をチェック
✅ 他部署との連携がカギ! どの部署が何を担当しているか把握する
✅ 書類のチェックポイントをリスト化&検索で慣れる
✅ 売上や人件費の「含まれるもの」を理解し、変動を意識する
✅ システムはマニュアル&先輩の操作を参考に!
✅ 前年・前月比較は「変化の有無が適切か?」を考える
✅ 管理会計と制度会計の目的の違いを理解する
経理の仕事は、最初は分からないことだらけ。でも、ひとつずつ理解していけば、確実にスキルアップできます。半年くらい経つとパッと見ただけで違和感に気づけるようになります。焦らず、自分のペースで慣れていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪