正しい練習法 (1

この正しい練習法シリーズでは、技術習得の効率化に使えるテクニックを紹介していこうと思います。効率化できれば、周りと差を広げたり、縮めたりできるのでぜひ使って欲しいです。

今回は、練習内容ではなく、練習の順番の工夫によるテクニックです。1人での練習なら特に使いやすいものだと思います。


AbshamabとBisharaという人達が行ってくれた技術習得についての実験で、                                     
新しい曲をピアノで正しくスピードを持って弾くために、実験参加者を2つのグループに分けてそれぞれ異なる方法で8曲、練習してもらいました。

①1つ目のグループは1曲ずつ練習し、1曲しっかり弾けるようになったら次の曲というように行っていきました。


②二つ目のグループはランダムにバラバラに練習していきました。2曲目を練習したら5曲目、そして3曲目というように。自分の気分で決めて構いません。

そして2日後、全ての参加者の練習時間は同じでしたが、なんとグループ2、バラバラに練習した人たちの方が、早く正確に弾くことができたのです!

これを読んでる皆さんの中にも、そんなことあるわけないと思っている方がいるかもしれませんが、この実験に参加した人のほとんども、1曲ずつ練習した方が良いと考えていたのです。これから、感覚には反するがバラバラに色々混ぜながら練習した方が、技術習得のスピードが上がるという大切なポイントが見えてきます。


例えば、サッカーのリフティングでは、一つのリフティングをずっとやるのではなく、1回の練習の中で複数のリフティングをやるといいということです。

ぜひ、皆さんこの知識を練習に活かしてみてください。僕も使っていきます。


またこのテクニックは技術習得だけではなく、学習にも活かせるので、チームスポーツでは戦術理解の時に、1回に1つずつやっていくより、複数の戦術を複数にわたって練習していく方が、学びの効率も良区なるということです。

なんと、学びの効率に良いということは、勉強にもいいそうです。勉強では学習内容もそうですが、行う場所を変えることでも効果があるみたいなので、ぜひ活用してみてください。
学生の皆さんは、勉強も頑張ってください笑

では、また~

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