煌びやかな冠に惑わされたくない話
昔、大企業で働いていたと名乗る女性が社会問題について記事を書いていた。
業界の風習で、性別を理由にあるタイミングで第一線から外される。という内容。
同じ業界で働く身としては、間違えているとは言い切れないが、合っているとも言えない微妙な感触。
よく読むと、筆者の恨み節のような気がする…。
それでも、大企業の名前を出されたら、
なんとなく正しいことを言っているような気がしてしまうのが悲しい。
やたらと前面に出てくる企業名や大学名
事あるごとに話題に出る過去の功績
反応に見合わない人数のフォロワー
一瞬すごいと思わせるのは、その人がかぶっている冠のせいかもしれない。
肩書きや大きな数字には求心力があるけれど
良くも悪くもそこに隠れる部分は多い。
その人がかぶるのは
存在を表すためのピッタリとサイズが合っている冠か
自分の存在を誇張するための煌びやかな冠か
いつでも本質を見抜ける力をもった人でいたい。