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極私的考察『甘蕉ノ巻』
BananaがB4N4N4に昇華され、いつしか「フリーク」と呼ばれた民たちが集い、日々歌詞解明、音楽考察に明け暮れているのを
英語が苦手な私は遠巻きに見ていたんですけれども。
いい感じだぞ集合知
集合すればすぐそこだ!
なんか集合掛けられてたので今更ながら合流させてください。
どうせなら、このnoteも水バナリスペクトのオマージュでいこうと思います
あくまでも極私的な考察ですので
あしからず、、、
極私的考察『B4N4N4 - 7MEN style-』
↓ほんへ↓
第1章 Eat a "Banana"
B4N4N4の考察をする上で、まずは原曲であるBananaについて振り返ってみようと思いました。
BananaはSummer Station Live Boys for the futures(ってかっこよく書いたけど要するに2022サマステ)で矢花黎ソロとして披露されたインストゥルメンタルの曲で、
今年のソロ曲は改めてベースに向き合うべきだ
+
7 MEN 侍でインストゥルメンタルをやる
という2つの案がひっついて生まれた楽曲だそうです
"矢花黎 with 7 MEN 侍"に見えつつも
"7 MEN 侍"にも見える
そんなパフォーマンスを作っていくことが
決まりました
(中略)
そしてアウトロ最後は
全員が苦しむように作りました()
2022夏の矢花くんが全力、全血を注いだBananaにはカンダン(HiHi猪狩さんと共作していた曲)のデモ音源が引用されており、
画家が絵の中にサイン書くみたいなノリで
今よりも多く
わざと共通点を作って制作してました
という当時の思考(?)が絡んでいるとすれば
きっと歌詞にもそういうムーブがあるはずだと
激弱思考なりに行間を読んでみました
カンダンには当時少しばかりの歌詞がついていて、英語っぽく聞こえるけど実際は「室内と屋外の寒暖差が辛い」という内容になっていたらしく(オモロすぎるやろ)
"カンダン"から文字って
"Count Down"というのも
タイトル案としてあったのです
あとは、サビの
Count Downという部分は
"カンダン"だった時の仮歌詞で
"寒と暖"って歌詞を入れてたので
その響きのイメージもあって
ハメたっていうのがあります😂
無事、B4N4N4の歌詞にもエッセンスとして加わっているようです。
後ほど掲載する画像で歌詞を確認して欲しいのですが、
後半に出てくるBreaking downのdは英文通り小文字表記なのに対して、Count DownのDが大文字になっているのは、カンダンの名残なんでしょうね。
とことん拘りの強いお方ですこと………
こうして元々カンダンだったこの曲は数年の時を経て、Bananaとしてこの世界に浄化されましたが、
数年前の自分の曲への再解釈
実は
I Know.とB4N4N4は
歌詞のテーマ的に結構通じてるとこがあるよ〜
というわけで、B4N4N4を読むにはI Know.への考察が必要なのだと思い、
過去に書いた極私的考察を読み直したのですが
この先を書き進める上で
なんかちょっと違うなと感じたりもしたので
一旦振り返らずに行きます
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これであげようかな
今の私による" 再解釈I Know. "は。
第2章 Read a "B4N4N4"
Bananaの制作背景、当時の矢花くんがどんな思いで作ったかを踏まえて、ここからB4N4N4の歌詞を読んでみようと思います。
異担侍日報〜侍ふ。〜 vol.119「合図 雨に いい雑草」にて、歌割りを考えた時のメモが公開されたのですが、そのまま載せるわけにもいかないので、こちらで再作成しました

前身曲カンダンの歌詞が「英語のように聞こえる日本語」だったことから、今回も英語のように聞こえる日本語で歌詞が綴られてると考えて良さそうです
ただし、カンダンは「英語っぽく聞こえるけど日本語で意味を成している」ようでしたが、
冒頭の「侍」を「Some」に掛けているところから、
B4N4N4の歌詞は「英語の音を近しい日本語にハメて日本語表記している」
つまり「英語に戻した先に意味がある」と捉えるべきだとも思いました
こういう考察をする時、
まずは純度100%自分の考察にしたいので
あまり他の方の考察を読まずに生きてきたのですが、
今回に関しては先述の通り、
英語力も多少試されてくるようなので
ハッシュタグ「#そんなB4N4N4」で検索を掛けてチラ見してみたりもしました
英文として成り立つように歌詞を解読している方もいたのですが、
I Know.の歌詞を読む限り、文章ではなく、音に合わせて単語を並べている部分も多く見られたので、
この先の考察では文法に捕らわれすぎないようになってます。
というか、
私の英語力があまりに無さすぎるので
この先を読んでも英文はほとんど出てきません
(この辺、ちょっとオマージュし過ぎてるような書き方で反省)
以下、私なりの部分英訳です
無論〜前祝いが恐らく「英訳必須な歌詞」なので、そこだけ書いていきます
■無論 無論 無論 規制 政府悪を 寄生性 爬行
「寄生性 爬行」でKeep saying "Fxxk off" かな
B4N4N4が披露された2023夏、我がチーム最年少の大光さんが中指を立てながらこの歌詞を歌い、MCで「歌詞が攻めすぎてるから少クラで披露出来ない」と話していたことから、
当時の割と早い段階で、
ここの歌詞は「Fxxk」という単語が用いられてるんじゃないか、
という話になってた気がします
記憶に新しいMOUSE PEACE FESで披露した際には、琳寧さんがかっこよく人差し指を立てており、TPOに合わせたB4N4N4だなと思いました(余談)
■愛感 愚弄は合図 雨にいい雑草
あい ずあ めーに いーざっそー
嶺亜さんと今野さんの歌割りが「愚弄は」「合図」で分かれているのと、このブログの1文で、あい=I(私)だと思っていたのですが、
エムオンで披露された時の今野さんも、
マウピで披露された時の矢花くんも、
「hぁい ずあ めにーぃ ざっそー」って歌ってるように聞こえるんですよね
ちょっと寄り道話なんですけど
今野さんの歌が上手いのって、子音と母音の発音が分かりやすいところにもあると思ってて、
今年の夏のnoteにも「今野さんのRの発音が好きだ」と書いてるように、子音を強く歌ってるおかげで歌詞が聞き取りやすいんですよ。
後半の「Singing〜」ってところもめちゃ聞きやすいし。
そんな今野さんが「h」の音をわざわざ出す?
というところで「はあい」と切り取って
I can grow up high that's meaning in the song
歌割りメモも「愚弄は合図」で1文節だし。
連続する言葉の影響で
子音が消滅したり、母音が変化する。
製作者の矢花くんも「はあい」で歌ってるように聞こえるとこから、多分ここは今野さんにも歌い方の指示が出たんじゃないかな、
知らんけど。
■払い 安牌初陣 遺影 君の錻の聞きな 鶯 でしょう
安牌初陣、How easyかなって思ったんだけど、Have it easyなら、I Know.の「その日暮らしのらりくらり誑し」に続くものがあるなと思ったり。
今野さんのとこは、I Know.に出てきた語感の良さを活かしてYeah Give me now Bring it on Kick it now with this show.かな〜
「清くBring in on.」っす。

■結こう 五月蝿い詰まった応対
若いの 赤い脳 迂回路好かん
杞憂 全包囲笑いかけ
言うわ まだ省く脳と椅子へ
「五月蝿い」の「さい」はsight、後半の「視覚」とリンクしてそう
「詰まった応対」はto matter of timeで時間の問題だって言いたそう、
2行目が「あい」「のう」で韻踏まれてるのは、きっとI Know.に掛けたかったのかな、
「若いの」がWhat kind ofっぽそう、
軌跡を意味するlocusが入ってそうだとも思ったりしました。
「杞憂」をKill youと聞くなら、「まだ」は素直に(?)murderで受け止めていいのか、だとしたらあまりに過激過ぎないか……?
(頭痛が痛いみたいな文だな)
■"栄"です多分 ママ ママ 前祝い 運営です多忙 ママ ママ 前祝い
⇒way this taboo ma ma my way
ほとんど英訳出来てませんが、まあ一旦この辺りでこのパートは置いておいて。
第3章 Think of "Yabana"
B4N4N4の歌詞を読んでいて、何個か「矢花くんらしいな」という点がありました。
■乖離する理想と現実に飲まれ
矢花くんは強い理想主義者だと思います。
理想と現実は表裏一体で、どちらか一方を考える時、それはまた、どちらか一方についても考えている状態になるんです。
その薄っぺらい境界線について、矢花くんはよくブログで話しています。
僕はそんな
「自己像」と「理想像」の乖離に
苦しむんです。
理想と現実って
必要以上に惨いと思いません?
矢花くんが理想主義者なのは、MBTIからも丸わかりで(MBTI絶対論者ではないです)、
INFJ-Tって、
もうめちゃくちゃ理想主義者なんですよ
完璧主義で、理想が高くて、そこに到達するためなら何事も惜しまない。
理想主義って単語だけを聞くとまるで現実から目を背いているような感じがしますが、
実際の意味合いとしては「理想を実現するため、現実に妥協せず自己犠牲を払ってでも行動に移すタイプ」みたいな感じで、
超が付くほど現実と向き合ってるんですよね。
理想と現実の狭間を埋めようと努力してる人って言えばいいのかな
自分の理想を相手に押し付けるのはやめよう
みたいな、
押し付ける形になる時点で
ダメなんだろうなぁって思うんです
矢花くんが理想について語る時、若干の"負"要素を読み取ったりもしますが、
それは決してマイナスなものではなくて、
現実と向き合った時に生まれる"差分"なんだと思います。
20歳前後の矢花くんが観たであろう動画を置いておきます。自己像と理想像の乖離の話をしています。最終兵器。
■白と黒を交差する
白と黒。
理想と現実。
明白パワーと暗黒パワー。
暗い感情、
憎しみとか恨み、妬み、嫉み、
マイナスなものとされる感情の持つパワーって
人間のパワーの中で1番強力だと思うんです
普通と異端。
ただ普通から遠ざかるってことは
普通を知っていないと
遠ざかれないじゃないですか
(自然とそうなっちゃってる
天才の人はまた話が違いますが、、)
あとは、
ギターも普段の青いギターより
白いギターの方が音のイメージに合っていたので
そっちを持ってもらいました
…まあ、これは関係ないか。笑
■昨日の鮮血を流し 期待に腐り落ちる体
矢花くんは理想と現実についての話をよくするのですが、もうひとつ、「鮮度」についての話もよくしています。
データの残る社会とはいえ
所詮Byteの世界、
元は簡単に消せてしまう中
その後残り続けるモノは
人から人へ渡り続け
鮮度が失われるものかなって思うんです
データに鮮度とか無いですけどね?
何を言っても、何を考えても
思考の中でも、形としても、
生まれた瞬間に
鮮度は落ちて行きます
(中略)
常に流行は変わっていくし
自分も変わっていくし
鮮度は尊い
鮮度の話をする時、「諸行無常」についても記載されていることが多いのですが、
創作をする人間から出てくる「鮮度」というワードはかなり重たいものだと思っていて
例えば、曲でも詞でも何でも、何かを生み出す時って、完全に自分の中から生まれたモノ"ではない"じゃないですか。
このnoteだって、ここまで書くにあたって他の人の文章をたくさん目にしてきましたし、
何より、この意見も、
自分の意見を形成するものは
何なのか?っていう観点で見た話です。
こうやって矢花くんが既に書いていたりします
100%自分が創り出したものって、
100%無いはずなんですよね
人間の歴史的に見ても!
そんな矢花くんから言わせてみれば、「昨日」の自分は既に腐り落ちてるのかもしれないなあって思いました。
その一方で
人間だから、
過去を取り入れつつも
全く違ったものを模索して
進化していきたいなって、
「鮮度」の失われたもの、模倣されたものが全て「腐っている」というわけではなく、
進化のための「1歩」とも受け止められているような気がします
第4章 Re:Eat a "B4N4N4"
今までのあれこれを踏まえて、B4N4N4を紐解いて行こうと、
いや、
食していこうと思います。
ただし、無論〜前祝いが完全に英文化出来てるわけではないので、
日本語で読み解いて良さげなパートから
内容前後して食べていきます
大概はレイテンシー 追従せんリジェクション
現実問題に目眩 Try again now?てかさ
売買は前提に 追求せず 泣きっ面に蜂食らう
レイテンシーは恐らく性能指標の方のレイテンシー(遅延時間)のことを指していると思います。
オーディオインターフェースを使う方には馴染み深い単語みたいですね。
一方でリジェクションはそのままRejection(拒絶)と読みました。
強い個性を持つモノに対して、時代は後からやってくる、というような評価が付けられることもありますが、
それに対して「じゃあそうですか」と付き従って個性を消すことには拒否の姿勢を持っている
攻めの姿勢ですね
そんなこのパートで引っかかったのは、
売買は前提に 追求せずというところ。
"B4N4N4の歌詞は「英語の音を近しい日本語にハメて日本語表記している」"
売買をByeByeとしたら
別れは前提であって追求しないもの
⇒去る者追わず(来る者拒まず)
と読めるなあ、って。
"栄"です多分 ママ ママ 前祝い 運営です多忙 ママ ママ 前祝い
そこで先述した通り、このパートを
way this taboo ma ma my way
と読めば、少し歌詞に一貫性が見えてきます。
7 MEN 侍は「似合う服よりも着たい服を着る」グループだと思っています
それは時に「異端児」と呼ばれ、周囲からは「ぽくない」と言われることもしばしば。
でも、その姿を理解してもらえなくとも、
別に自分たちの成長には関係ない、
これがタブーであれど、己等の突き進む道であることに間違いは無い
と解釈することが出来て、
来る者拒まず去る者追わずの意図が見えてくるかなあ、と。
愛感 愚弄は合図 雨にいい雑草
だからやっぱりここは
I can grow up high that's meaning in the song
で、この歌を通して自らを成長させようとしている描写
なんじゃないかなって思ったわけです
なにせ、アウトロ最後は全員が狂ったようにもがきながら演奏する姿を演出すべく、苦しむように作ったらしいですからね。(鬼)
"模索した先に進化がある"
と考えている部分に通ずると思います
乖離する 理想と現実に飲まれ 白と黒を交差する
Count Down. 昨日の鮮血を流し
期待に腐り落ちる体
ここの歌詞について考えたことは
気づいたらほとんどを第3章で記載していたので、補足をする形になるのですが、
白と黒は
「理想」と「現実」
「理想像」と「自己像」
「普通」と「異端」を表していて、
周囲から求められること(自己像)と、自分のやりたいこと(理想像)のギャップにもがいている様子が描かれているんだと思います。
また、矢花くんの中では「昨日」は既に過去のことなので「昨日の鮮血」と捉えている時点で、既に体は「腐り落ちている」のかもしれないなと思いました。
自分が退化していることに気づけていないから、昨日流れ出た血がまだ「鮮血」のように鮮やかに見えているんじゃないかなーって。
ちなみに、
Singing dolls go B4N4N4s.
に掛けて、乖離する理想をGuys, Listen this songだと思ったりもしました。
でも矢花くん、理想と現実の話めちゃくちゃしてるからシンプルに理想って読んでいいんだろうな〜😂😂
(また心の中の水バナ度が上がってきたためカットイン)
go bananasは英語の慣用句として存在するらしいですね。
じゃあSinging dollsは自分自身のことを指してるんだと思います。人間じゃなくて人形。世は宴、役を演じてるっつーことかな、、、
(それは別のDollsだよ☆)
でもまあきっと同じような意味合いだと思ってます。
Breaking down. 機能を止めた視覚に映せど
腐り落ちる彼方
すっかり失念してたんですけど、
この曲、I Know.の再解釈もされてるそうなので
ここでその要素を取り込んでいくんですけど(?)
I Know.に出てくる印象的な五感表現は
「全部聞いた」で聴覚だと思うんすよ
で、今回は「視覚」と。
音楽は基本耳で受ける芸術だと思ってるので、
「機能を止めた視覚」っていうのは
音楽面だけを受け止めている人たちに充てたものかもしれないと思いました。
自分たちの本当の姿を「見て」いない人たち。
「映れど」が「映せど」になっていることで
より能動的なのが伝わってきます。
勝手に「映る姿」なんじゃなくて
此方から「映す姿」っていう感じ。
腐り落ちる「身体」が「彼方」の表記になっているのは「昨日」に掛けているんだと思ってて
今から見た彼方(=未来)は、もっと未来から見れば過去(≒昨日)になるじゃないですか。
だから彼方であれ、いつかは絶対に腐り落ちてしまうということなのだと。
エピローグ What is "B4N4N4"??
2022年の夏、矢花くんは相当追い込まれていたらしいです。(2022サマステを一緒に観るISLAND TV内で話してました)
思い返せば色々あったもんなあ………。
いや、これは勝手に私のお気持ちお察しモード入っただけで、これが原因ですってどこかで明言されてたわけじゃないですが😂😂😂
やりたいと思って提案した複数のことがいつの間にか合体し、予期せぬ形でこの世に生まれ落ちることになったBanana。
歌詞を加え、グループの曲とした更に進化したB4N4N4。
全てを英文化することは出来ませんでしたが、
かなりハードで、痛くて、瑞々しくて、過激な歌詞になってると思いました。
というか、
私の中のそういうスイッチが入ってしまい
杞憂 全包囲笑いかけを
Kill you then hold it what like a gameと訳し
まだ省くをmotherfxxkと訳したくらいです
そりゃ少…ラでは披露出来ないわ。笑
僕は
エンターテインメント的な
"作品"に関しては
"解釈違い"は
起こすべきだと思っているんです。
(中略)
解釈の余地を与える
含みを持った作品を考察するのが
好きなので😂😂
矢花くんの曲を思うがままに考察出来るのは
矢花くん自身がこうやって「許容」してくれているような、
そんな感覚があるからなんですね、
そんな優しさに甘えて今回の考察提出といたします。
今週の水バナで答え合わせされるんじゃないかと思って、必死に1週間、
B4N4N4だけを聴き続け
Google翻訳を掛け続け
このnoteと向き合い続けたぞ!!!!!
今の俺は達成感でいっぱいだ!!!
間違っててもいいや!!!!!
答え合わせ、別に無くてもいいや!!!!!
来年もどうぞよろしく!!!
1週間お疲れ様でした!
では!
PS:本髙さんのラップ詞パートなんですけど、
そのまま読み取っていいんだと思いました
まだ若い6人だけど
新しいパワーに漲っていて
最早アマチュアではないのだから
華やかな世界、どうかこれから先の彼方でも
存分に見させてください!