マイ・ミラクル・ワーカー
矢花くんが、趣味を教えて欲しいらしい。
しかも、趣味と呼べるならなんでもいいらしい。
仕方ないな…
私の数少ない趣味を紹介してやるとするか…(どういう立ち位置?)
趣味①散歩
ほんとにね、ずーっと歩いていられるんですよね。
自分の好きな音楽を聴きながら、ぼーっと景色を眺めて歩くと、身体も頭もスッキリしていいんですよ。この前も髪を切りに行った帰り道、4kmくらい歩いて帰りました。今の時期は涼しいので歩いてちょっと汗ばむくらいが心地好くて好きです。
あと、見たことない景色を見ながら歩くと、なんだか旅してる気分になって楽しくなっちゃうんですよね。見たことない景色が見たくてお散歩してる、みたいなところがあるので、旅行先でも公共交通機関を使わずにぶらぶらノープランで歩いていることが多いです。
今からの季節は暑くなってくるので、日焼け止めと日傘と飲み物さえあれば3~4時間くらいは歩いていられると思います。健康にも良さげ。
趣味②ホカンス
ホテル+バカンスでホカンス。
ちょっと良いホテルに泊まるっていうアレです。
「ちょっと良いホテル」っていうのがミソで、ただ泊まるだけじゃなくて、アメニティに感動したり、ベッドのふかふか具合を堪能したり、出来る限りのサービスを楽しんでみたり出来る、っていうのがホカンスの面白いところです。
普段、どこかへ旅行しようとすると交通費もかかっちゃうじゃないですか。
それがホカンスなら(場所にもよりますが)ほぼ宿泊費だけで満喫出来るので、その分いつもより「ちょっと良いホテル」に泊まれちゃうっつーわけです。
いつもの場所もホテルに泊まることで特別な雰囲気がある場所に見えてきますし、日常を忘れてゆっくり過ごせるところもオススメです。
ちなみにホカンス、去年めちゃくちゃやったんですが、その時は毎回部屋で知育菓子を楽しみました。
ちょっと良いホテルでやる知育菓子、結構面白いのでやってみて下さい。
趣味③旅行
ここまで散歩、ホカンス、と「"旅"に近いけど"旅"とまではいかない趣味」を紹介してきましたが、
つまるところ私はどこかへ旅をするのが大好きで、自分の知らない世界に触れたい、という気持ちが強いみたいなんですね。
自分探しの旅、って言葉もあるくらい、旅では「自分と向き合う時間」を生みやすいんだと思います。
自分のことを知らない土地で、自分のことを知らない人達に囲まれながら、自分のやりたいことをしていると、なんだか、世界って広いなあ、って気持ちになってくるんです。
かの有名な心理学者アドラーが「すべての悩みは対人関係の悩みである」って言葉を残しましたが、まさにそうだと思っていて、
仕事で上手くいかなかった、とか、もっとこういうことがしたかった、みたいな悩みって、結局他者からの評価が気になっているからだったり、他者と自身を比べてしまって自己嫌悪に陥っていたり、っていうのが根本にあると思うんですよ。
だからその、一切のしがらみがない世界が「この世界に確かに存在している」と感じられるだけで、一気に気持ちが楽になるといいますか、
自分のことを認めて上げやすくなるといいますか。
私は自分の性格上、どうしても自分で自分を褒めてあげられないので、定期的に「外の世界」を見せてあげないと、勝手に息苦しくなってしまうんですよね。
だからこそ、「外の世界」や「非日常」に強い憧れがあって、その憧れに近づくようなことをしたくなる。
私の中の趣味の定義は、
「日常を忘れて没頭出来ること」
だと思います。
というわけで、私の趣味は「推し活」にあたるわけなんですけれども(今までの紹介はなんだったんだ)
今まで紹介したお散歩もホカンスも旅も、すべて私の趣味で間違いないんですが、どうしても趣味の割合を考えると「推し活」が圧倒的に多くて、
あ、この割合っていうのは、お金と時間の掛け具合を指してます。
推し活のためなら他の趣味は全部我慢出来るし、なんならお散歩もホカンスも旅も「地方遠征」してしまえば一括で叶えられるし、むしろ、推し活も出来て一石何鳥?レベルなんですよね。
私は主語デカ人間なので、オタクはみんな「趣味:推し活」だと思っているし、そんなオタクたちに「趣味を教えて!」と素直に打ち明けてくれる矢花くんが愛おしくて堪らなくて。
趣味の対象から「趣味教えて!」って言われるミスマッチ感が、いじらしいくらいに愛らしくて。
私が趣味の対象にしてる矢花くんからしてみれば、私の「地方遠征」は「出張」みたいなもんだし、毎週楽しみにしているこのブログも「締切が存在する提出物」だし、人目につかないダンスレッスンも、楽器の自主練も、全て「ライブ公演」というお仕事のための準備だし、
結果、
私にとっての「非日常」は、
矢花くんにとっての「日常」なわけで、
つくづく推し活って、不思議な趣味だよなあと思うわけです。
でもまあ、
ホカンスだって、
ホテルマンからすれば日常だし、
旅に出ることだって、
道中の公共交通機関を運転している人や
ご飯屋さんの人からすれば
当たり前の日常なんでしょうけど
そんな日常を矢花くんがこなしてくれているから、
私は「非日常」を味わえて、日常を生きる糧に出来ているってわけですね。
矢花くん、いつもお仕事頑張ってくれてありがとう。
矢花くんも、たまには「趣味」に没頭してみてね。
良い趣味が見つかりますように。