今も続くお金にまつわる不幸なお話し二話
私の夢はトリマーでした。
高校を卒業したら専門学校に行きたいとずっと思っていました。
でも、学校が終わり必死で働いたアルバイト代は
あれからも家族の為に使う事になります。
私には2つ上に兄が居ます。
兄は高校卒業後東京の設計士の専門学校に通っていました。
一人暮らしを始めた兄。
本当に設計士になりたいのか。。
今はやっていません。笑
どうやら父が行かせたかったらしく兄は何故か父の思いのまま東京へ行く事になります。
兄が東京に行く一週間前母は色々と買い出しに出かけたました。
生活に必要な物を買いに隣町の大型スーパーへ向かいました。
田舎によくあるスーパーの2階にある錆びれた感じの用品店へ。
母はその日60万円を持ってお出かけしたらしく、
盗まれたらやばいと思い、お財布ではなくポーチに入れていたそう。
その日母は物凄い落ち込んだ様子で帰宅しました。
盗まれたと!!!お買い物途中のまま帰ってきました。
そしてその一週間後家に泥棒に入り開けっ放しの金庫から現金(幾らかは忘れました。)が盗まれました。
ずーとずーと貯めていた私の部屋にあった500円玉貯金箱もありませんでした。
半分くらい貯まってたのに。。。
本当に絶望的でした。泣
父はいつも車に鍵を付けっぱなしでいました。
でも家族全員まさかここに泥棒が居るなんて思わなかったんです。
その鍵を盗まれたんです。
それから3回ほど泥棒は我が家のドアを開け全てをもっていきました。
私は高校卒業後地元で夜のお仕事をしていました。
理由は早くお金を手に入れてトリマーの専門に行きたかったからです。
地元の夜のお店は殆どは東京から来た観光の方でした。
訳の分からないまま時間は過ぎていきました。
私は何故か、18歳で70万円程稼いでいました。
だけど、稼いだお金は貯まる事はありませんでした。
相変わらず、母は私のドアを開けお金貸してと言って来ました。
父の遊びのお金、そして兄の専門学校代と家賃や生活費。(兄は父に勉強に集中しろと言われアルバイトはしていませんでした。)
私はたまに現実に戻り、凄く苦しくて苦しくて、声は出せないまま一人号泣していました。
母は私がお金を渡してる事はお父さんには言わないでと言うし、
父は私が夜働いてる事を知らず、帰りが遅いと怒鳴り、兄はたまに帰って来ては彼女に誕生日プレゼントを買いたいからとお金を請求してきました。
父は私が夜働いたお金と知らず、毎月毎月ゴルフに行き付けのお寿司屋さん、そして喫茶店で呑気にコーヒーを毎日楽しんでいました。
私は父に現実を伝えたいのに言わないでと止めてくる母にいつのまにか凄く不信感を抱くようになっていました。
誰にも相談できずただただ我慢でした。
こんな事があったんだと、今思い出しながら書いていて、今でも悔しくて悲しくて凄く複雑な気持ちでいます。
私は19歳になり一人の男性と出会い東京に出て来る事になります。
そこでもまだお金にまつわる不幸なお話しは続くんです。