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生産性を高めるための働き方改革@在宅勤務

《コロナ第2波到来――ワーカーが取るべき選択》

 コロナ第2波が来てしまいましたね。第1波の時は強制的に休業や在宅勤務を命じた企業も今回は経済活動を最優先とし、出社率を調整しているところが多いようです。パーソル総合研究所の調査では約6割のワーカーが「在宅勤務で生産性が落ちた」と回答しており、自粛明け後はオフィス回帰しているワーカーも多くいらっしゃいます。
 経済活動のパフォーマンスという観点から、オフィス回帰は短期的な方策としてはよいですが、中長期的な観点から見れば、可能な限り外出は控えて在宅勤務を実施し、いち早く感染を終息させることが肝要だと私は考えています。

《ワークプレイスから見る在宅勤務の特徴》

 近年、働き方改革の進展に伴ってワークプレイス(=働く場)の多様化が広がりを見せています。生産性という観点から見ると、これらのワークプレイスは種類ごとに特徴があるのです。

 【ワークプレイスの種類】
  1.オフィス
  2.シェアオフィス
  3.在宅
  4.サードプレイス(移動中、カフェ、客先など)
 
 生産性の度合いは「コミュニケーション」「集中度」によって大きな影響を受けます。ワークプレイスごとに重みづけをするとこんなイメージです。

 ■コミュニケーション
  オフィス>>>>>シェアオフィス>在宅>>>>>サードプレイス
 ■集中度
  在宅>>>>>オフィス>>シェアオフィス>>>>>サードプレイス

 オフィスはコミュニケーションが取りやすい反面、声をかけられて作業が中断してしまうなど、対人的な集中の阻害要因が存在します。
 一方で在宅勤務は、コミュニケーションはICTに頼らざるを得ず、リッチなコミュニケーションが取れない反面、対人的な集中の阻害要因が少なく集中しやすい環境と言えます。
※TVやベッドの誘惑に負けてしまうというような自律力の欠如や「ながら育児・介護」などはハード的な特徴から除外しています。

《在宅勤務で生産性を高めるための仕組み改革》

 ◾️集中できる環境づくり【強みを生かす】
  ☑︎疲れにくい執務デスク・チェアの購入
  ☑︎間仕切り・サウンドマスキングによるセキュリティ・音環境の改善
  ☑︎作業空間の整理整頓  等
 ◾️コミュニケーションを円滑にする環境づくり【弱みを克服する】
  ☑︎通信環境の見直し 
  ★会社のインフラ整備状況による部分が大きいですが、自宅環境の見直しで
   通信の高速化、安定化が実現できるケースも充分あります
  ★コミュニケーション項目はこれ一択です
  ★コミュニケーションは仕組みづくりではなく
   【仕方の変革】で補う必要があります

《在宅勤務で生産性を高めるための仕方改革》

 ◾️集中するための作法実践
  ☑︎仮想通勤(通勤前の散歩等の運動)
  ☑︎自然音を聴く
  ☑︎作業ごとの制限時間設定(最大90分)
  ☑︎作業の切れ間の小休止を必ず取る
  ☑︎間接業務は短時間でまとめて処理する  等
 ◾️コミュニケーションを円滑に行うための作法実践
  ☑︎スケジューラーへの業務実施内容、作業場所の入力・共有
   ★個人作業でも必ず入力しましょう
   ★チーム等の単位で実施しないと効果がありません
   ※マネージャーは誰が何やっているのか詳細に知ることができるように
    なりますが、性悪説に立ったマイクロマネジメントに陥らないよう
    留意が必要です。
  ☑︎週次でのチーム内予定共有
   ★グループチャットでも可能ですが、なるべくWeb会議がいいです
  ☑︎Web会議5分前ログイン・5分後ログアウト
   ★テレワークでは貴重な雑談タイムです
    近況報告や日常上業務から離れたリッチなコミュニケーションを取ろう
  ☑︎チャットで雑談
   ★親しい同僚には口語でラフに話しかけてOK!
    今日出社してんの?とか〇〇さん白目でWeb会議画面固まってたねとか
    そんな会話で孤独感を軽減しましょう

《最後に》

今回はざっくりとした内容をお伝えしましたが、それぞれの項目については既に投稿済みのものもありますし、まだご説明できていない部分は今後適宜更新していきますので、是非是非ご確認ください!

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