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【終活のお勉強】最終回~エンディングノートを完成させよう~

今回はこんなことを勉強します

●エンディングノートを完成させる

【終活のお勉強】シリーズもいよいよ今回でおしまいです。今まで勉強してきたことを復讐しながら、自分自身のエンディングノートを完成させましょう。

エンディングノートを完成させよう

これまで、高齢者が直面する問題や、高齢者を支える公的な制度、財産管理、お葬式やお墓、相続など、終活に関する幅広い知識を勉強してきました。

最後に学習内容を復習しながら、自分自身のエンディングノートを完成させてみましょう。

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「ら・し・さノート」とは、「NPO法人ら・し・さ 終活アドバイザー協会」が推奨するエンディングノートで、【終活のお勉強】シリーズで解説してきた内容と連携しています。ご購入希望者は、こちらの相談お問い合わせフォームからお問い合わせください。購入方法をメールにてご連絡いたします。

勉強してきた内容とノートの関連性を確認

ここでは学習に合わせて「ら・し・さノート」を使ってエンディングノート作りを実践してみましょう。お手元のノートのほとんどのページは既に記入し終わっているかもしれませんが、ここで最後にもう一度見直してみましょう。

例えば、医療・介護の情報を見てみましょう。ここには、健康保険証と介護保険証、病気や薬、かかりつけ医等の情報を書く欄が設けられています。

また、「高齢期の医療と意思表示」で勉強したように、病気や要介護状態になったときに、必ずしも自分でそれらの情報が伝えられるとは限りません。

また、過去の病名を聞かれて急には思い出せないこともあるでしょう。

そこでノートに病歴、入院や手術の履歴、服用薬などを書いておくことにより、自分自身の忘備録にもなり、正しい情報を関係者に伝えることができます。

また、本人が亡くなったら、遺族は健康保険証や介護保険証を返還し、葬祭費等を請求します。

返還先は、どの制度に加入しているかによって異なるため、自分が加入している公的健康保険の情報をノートに書いておけば、万一の時に周りの人が困らずに済みます。

このように今まで勉強してきたことが役にたつのかを考えながら、エンディングノートを振り返り、完成させていくと、今まで勉強してきた内容の必要性が理解でき、知識がさらに深まると思います。

ノートの意外な活用法

今まで勉強してきたように、エンディングノートは自分に何かがあったときに備えて、必要な情報や希望を書いておくためのものです。

しかし、エンディングノートに書くことのメリットはそれだけにとどまりません。本来の目的に加えて、ノートを書くことが次のような場面で役立つこともあります。

①生きがいづくり

終活は決して人生の終末期のための準備だけではありません。これからの人生を終わりまで生き生きと暮らすための活動でもあります。

毎日を楽しく充実して暮らすためには、何か目標ややりたいことがあると良いのですが、なかなか見つけられない人も多いようです。

そこで、自分のやりたいことや目標を見つけるために、エンディングノートを活用することができます。ら・し・さノートの「自分の歴史、将来」を開いてみましょう。

ここには、正しい若い頃に夢中になっていたこと、反対にやりたくてもお金や時間がなくてできなかったこと、いつかはやってみたいと思っていたこと、憧れていたことなどを思い出して書いていきます。書き進めるうちに、自分が本当に好きなこと、やりたかったことに気がついてくるでしょう。

若い頃と同じようにできることばかりではないかもしれませんが、たとえば子供の頃野球に夢中になっていた人であれば、少年野球のコーチはそのお手伝いならできるかもしれません。

また、昔からピアノに憧れていた人は、思い切って挑戦してもいいかもしれません。今は大人向けのピアノ教室などがたくさんあります。

このようにして、目標ややりたいことが見つかったら、「これからの予定ややりたいこと」や「自分の歴史・将来」に書いていきます。

漠然と考えるだけではなく、文字にして書くことが、実現に向けての第一歩となり、生き生きとした生活を送るきっかけとなるでしょう。

②コピーして持ち歩く

高齢になると心臓発作や脳梗塞が起こりやすくなります。家族や知人が一緒の時であれば不幸中の幸いですが、もし1人で外出しているときに起こるとどうなるでしょうか。

救急車で病院に搬送され、もなければ、一から検査を始めるため、適切な治療を始めるまでに時間がかかってしまうこともあるかもしれません。先ほどから見た、ら・し・さノートには、健康保険証や持病等の情報がまとまって記入されています。

このページをコピーして持ち歩いていれば、万一の場合には病歴やかかりつけ医等の情報が分かり、搬送先の病院でより早く、的確な手当てを受けることができるでしょう。

自分で書くことができない人は

年をとると、文字を読むのも書くのも大変になります。また、病気のために字が書けない場合もあるでしょう。そのようなときには、家族や終活アドバイザーなどがその人の話を聞きながら、代わりにノートを書いていく方法もあります。

エンディングノートのページに合わせて質問をして答えてもらうインタビュー方式や、簡単な質問をしてメモを取り、後でその内容をエンディングノートにそのまま書き記す方法もあります。

「親にエンディングノートを書いてもらいたいけれど、どのように切り出せばよいかわからない」という人は少なくありません。そのような場合には、「私と一緒に書きましょう」とお父さんやお母さんに声をかけて、親子で一緒に書くのも良い方法です。

エンディングノートは、必ずしも自分で書かなくてはならないわけではありません。しかし、代筆で書いた場合は、エンディングノートのわかるところに代筆者名、日付をきちんと書いておきましょう。

書いた内容の見直し

年を重ねるとともに、体調や心境に変化が見られることがあります。過去にエンディングノートに書いた内容が、現在の自分の気持ちに沿わない内容になっている場合もあるでしょう。

そこで、エンディングノートは、少なくとも年に1回位は読み直し、状況が変わっていたり、気持ちの移ろいがあったりするときには、新しい内容に書き換えるようにします。

まとめ

さて、【終活のお勉強】シリーズもこれでおしまいです。

これまで本シリーズをご覧くださりありがとうございました。

これをきっかけに、終活の知識を深め、よりよい今後の終活をすすめられることを祈念しております。

なお、終活に関するご相談を下記の「お問い合わせフォーム」より承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

追伸:近日中に、この【終活のお勉強】シリーズに最新の情報を追加して、1冊の本(kindle本やnote)にまとめようと考えております。完成いたしましたら、以下の方法でお知らせいたします。また、その節はよろしくお願い申し上げます。

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