2019.5.13
友人と共作で漫画をつくってる。
女性が主人公の宇宙戦争もので、昆虫を操って他の星を侵略していくと言うはなし。
どこか、教室のような部屋で、プロットを元に黙々と描き進めていく。
一旦、キリの良いところで、今日は個々に持ち帰り、進めよう。ということになる。
友人が「今日、それぞれに帰って進めるのは分かった。でも何も聞かず、何も言わないから、今晩は君の家で夕飯を」と言う。
そうか…。そうだよね。
と、どこか友人に申し訳なく思う。
友人との帰り道、北参道のSUBWAY前で、昔の彼女とすれ違う。寂しげな表情で、私に気がつかないまま足早に通り過ぎていく彼女を、いつか見た映画のオープニングに重ねて見ている。満たされなくても、寂しくても、仕様のないことだと思う。
次の日。
私たちの漫画は友人の手によって「子供帝国」というタイトルの、子供軍が日本を制圧する漫画に変わっていた。その完成度に嫉妬し、こんなものは今すぐに捨ててしまおう。と原稿を片手にトイレに向かっている途中で目が覚めた。