2018/8/15 北海道新聞第2社会面にコメントが掲載されました
本日8月15日北海道新聞朝刊第2社会面の記事「不安や悩み 相談を」という、「子どもを守ろう」のシリーズの中で、私のコメントが次のように掲載されています。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/218351
「学校生活に悩みを持つ子どもにとって、休み明けは大きな精神的負担になる。誰にも頼れず孤立するのを防ぐため、多様な窓口でSOSを拾うことが大切」
記事には、道教委がLINEを使った「どさん子ほっとLINE」の試行や、チャイルドライン、子どもの人権110番、ガールズ相談(札幌市男女共同参画センター)などの相談が充実してきていることをまず紹介しています。
その後、2017年の厚労省の自殺統計(暫定値)の中から20歳未満の自殺者(約500人)の月別および原因別の内訳が記載され、その後、私のコメントが紹介されていました。
まだお若いであろう、山中記者とは合計4度電話でお話をし、そのうち2回は深く内容にかかわるものでした。
20歳未満の自殺者の割合や、小学生や中学生の不登校のパーセントなどをお伝えすると、山中記者は正直に「こういう取材をしているのに、子どもの実状に迫れていませんでした」とおっしゃっていたことが印象に残りました。
私のコメントの中では、すべての子どもが休み明けが精神的負担になるようにも受け取れますが、もちろん個人差は当然あることも話題にしました。
比喩として、「学校生活が、ある子どもたちからすると軽いランニングのようなものであれば、夏休みなどの長期休みは、ウォーキングになることもある。休み明けはウォーキングからランニングにしなければならないことが、苦痛な子どもたちもいると思います」ということはお伝えしました。
その中で、家族や友人などに、ある程度、自分のことを話できている人と、自分の中でため込んでしまっている人では、後者のほうが、悩みとして顕在化することもあるであろうことなどもお伝えしました。
私のコメントはそうでもないですが、ぜひ、夏休み明けに、心身の調子の悪い子どもたちがいて、相談する場所を探しているようであれば、この記事に掲載された相談機関に相談されることをお勧めしますし、お子さんが家族や学校にお話できそうであれば、ぜひ、最初はあまり価値判断されずに、子どものお話に耳を傾けていただければと思います。
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