【面積は四国の半分!?】キプロスってどんな国?【世界一周8カ国目】
世界を歩くフリーランスの旅暮らし飯田さん(@iida_shi)です。
2023年3月初旬、私はいま地中海に浮かぶ島国キプロスにいます。
日本人からはあまり聞き馴染みのない国なので、「キプロス?どこそこ?」と思った人も多いかと。
この記事はキプロスに関する基本的な情報をまとめましたので、そんなキプロスに興味を持ってくれた人はぜひ最後までお付き合いください。
また空港から市内への行き方などもまとめておりますので、これからキプロスへ行こうとしている人からしたらかなり役に立つ内容になっております。
これから世界を旅行しようとしている人は新たに行きたい国の1つとして追加していただければ幸いです。
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キプロスの概要
キプロスの基本的な情報をお届けします。
キプロスの場所
キプロスは、地中海に浮かぶ島国です。
ヨーロッパとアジアの中間に位置しています。
隣国はエジプト、トルコ、シリア、レバノン、イスラエルです。
面積は約9,250 km²で、日本の四国の約半分。
キプロスで使われている言語は?
キプロスの公用語は、ギリシャ語とトルコ語です。
またキプロスはかつてイギリスの植民地であったため、英語も広く使用されているんだそう。
現在わたしはラルナカに滞在していますが、街の標識はほとんどがギリシャ語です。
しかしお店の店員さんなどは基本英語で接客してくれるので、不便に感じることは一切ありません。
キプロスで使用されている通貨
キプロスの通貨はユーロです。
しかしユーロが導入されたのは2008年からで、それ以前はキプロスポンドが通貨単位でした。
キプロスポンドが廃止されたのは、キプロスが欧州連合に加盟したことが主な理由です。
欧州連合加盟により、キプロスはユーロを共通通貨として採用することが決定され、2008年に正式に導入されました。
また、キプロスは1990年代に金融危機に直面し、キプロスポンドが安定した価値を維持できなくなったため、欧州連合と国際通貨基金からの支援を受けて、経済の再建を行うことになった歴史がある。
この結果、キプロスポンドは廃止され、ユーロが導入されることとなりました。
キプロスの歴史
これからキプロスへ行く人がさらに充実した時間を過ごせるようにキプロスの有名な歴史を紹介します。
キプロスは愛の女神アフロディーテの故郷
アフロディーテは、ギリシャ神話に登場する愛と美の女神であり、しばしば「愛の女神」と呼ばれます。彼女は美しく、魅力的であり、男性にとっては特に魅力的であるとされています。
古代ギリシャの神話によると、そんなアフロディーテはキプロス島の出身。彼女が最も愛する場所であるとされています。
彼女は、海から生まれ、島の沿岸に上陸したとされています。
なおアフロディーテは、芸術や文化にも大きな影響を与えました。
古代ギリシャの芸術作品や文学作品には、しばしば彼女の姿が描かれており、美術、文学、音楽などの分野で彼女のイメージが利用されています。
オスマン帝国からイギリスの植民地へ
16世紀末から20世紀初めまで、キプロスはオスマン帝国の支配下にあった。
しかし、19世紀になると、オスマン帝国は衰退し、キプロスはイギリスの植民地となりました。1925年には、キプロスはイギリスの植民地地位を正式に認められました。
独立を求める運動が活発化し、1960年にキプロスは独立を果たしました。
(外務省のサイトを参照)
キプロス紛争
キプロス紛争の原因は、キプロス島の民族的な分裂にあります。
キプロス島は、トルコ系キプロス人とギリシャ系キプロス人が共存する地域です。
1960年にキプロスは独立を宣言し、独立国家となった。
ギリシャ系キプロス人のマカリオス3世が初代大統領に就任しました。
しかし、トルコ系キプロス人は独立後にギリシャに併合されることを恐れ、トルコ政府の支援を受けてキプロス島の北部に移住。
1974年、トルコ軍はキプロス島の北部を占領し、トルコ系キプロス人自治区を設立しました。
この占領によって、約20%のキプロス島がトルコ系キプロス人自治区として分割されました。分割によって、トルコとギリシャ系キプロス人の間での緊張が高まり、キプロス紛争が激化しました。
キプロス紛争は、国際社会の関心を集め、1983年にトルコ系キプロス人自治区はトルコ共和国によって承認されたのです。
しかし、国際社会は、トルコ系キプロス人自治区を承認せず、キプロス島の統一を求め続けています。
現在、キプロスは、トルコ系キプロス人自治区とギリシャ系キプロス人が暮らす地域という、未解決の紛争状態が続いています。
2023年3月時点で、南キプロス〜北キプロス間へ行く際はパスポートの提示が必要。
キプロス入国時の注意
最後に私がキプロスへ入国時に知っておきたかったことを、3つ紹介します。
1点注意があります。私はラルナカ国際空港からキプロスへ入国したため、キプロスでも他の空港に到着する場合は、これから紹介する内容と異なる場合がございます。
さほど大きな変化はないとは思いますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
入国検査
結論、入国検査は約5分で完了しました。
入国の際にワクチンパスポート等の特別な書類が必要というわけではありません。
しかし入国審査の際に唯一このような質問を受けました。
「どこのホテルに泊まるのか?」
私は事前にAirbnbで宿を予約をしていましたがを、ホテルの名前を出すことができず時間がかかってしまいました。
無事にAirbnbの予約サイトを見せたことで入国することができました。
ラルナカ国際空港にはフリーのFi-Wiがあるため、入国検査前にネットを繋いでおいたほうが吉です。
市内までの行き方
ラルナカ国際空港から市内までの距離は約6kmとさほど離れていないため歩いて行くことができます。
しかし初めて訪れるのであればバスに乗ることをオススメします。
バスなら片道2ユーロで乗車できます。2023年3月時点でバスの乗車料金は、現金で支払いすることができました。
ちなみにタクシーでも市内へ行くことができ、片道15ユーロほど。
高くつくため、予算を抑えたい人はバスを利用することを推奨します。
バスターミナルは、空港の2階にある屋外通路を抜けて左へ向かうとあります。バス番号419・425・429で市内へ行くことができます。
空港からあなたの行き先までをしっかり知りたい方はMoovitというアプリを使用しましょう。
ラルナカからパフォスへの行き方
次の目的地であるヨルダンへ行くため、私はラルナカから130kmほど西へ離れたパフォスという街に移動しました。
もしかしたら同じようにラルナカからキプロスへ入国し、パフォスから他の国へ行く人がいるかもしれないので移動方法を解説します。
今回わたしはバスに乗ってラルナカからパフォスへ行きました。
バスの料金は7ユーロ、移動時間は約3時間でした。
バスの出発時間は、月曜日から金曜日06:00、09:45、15:45。
私は9:45のバスの乗り、13:00にパフォスへ到着しました。
乗車時間や、他の街への移動方法は下記サイトに全て掲載されているのでブックマークしましょう。
バス乗り場はビーチ沿いにあります。
私はキプロスから、ヨルダンのアンマンへ行き、そこから陸路でイスラエルのエルサレム、エジプトのダハブ、カイロへと移動する予定です。
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