アメリカ横断22日目🇺🇸ニューヨーク｜アメリカ横断、終了
世界を旅暮らしする海外ノマドフリーランスの飯田さん（@iida_shi）です。
わかっていたけど、今日でおしまい。
アメリカで活躍する日本人を、物心ついた頃に初めて知ったのがPUFFY。
子供の頃、カートゥーンネットワークで放送されていたHi Hi Puffy AmiYumiというアニメが好きだった。
最終日、頭の中にはPUFFYの「誰かが」がずっと流れていた。
誰かが泣いてたら 抱きしめよう それだけでいい
誰かが笑ってたら 肩を組もう それだけでいい
誰かが倒れたら 起こせばいい それだけでいい
誰かが立ったなら ささえればいい それだけでいい
支え合って実現した旅だった。
いろんな景色を見せてくれた車とお別れ
僕たちをロサンゼルスからニューヨークまで、運んでくれた車とお別れ。
荷物をまとめて、RVのレンタルスペースへ返却しに行く。
ガソリンを満タンにし、RVレンタル場へ到着。
あっけなく返却手続きが終了した。
ゴーイングメリー号と別れる時の麦わら一味になった気分。
「車に名前でもつけてあげればよかったね」と誰かが言った。
前日に、使わない調味料を捨ててしまったことを悔やんだ。もったいないことしたなぁ。
おそらくほとんどのRVレンタル事務所に、こういったブースが設けられていると思うので、ぜひ捨てないでほしい。
総走行距離は3週間で5,143マイル。
約8276km。日本列島を2往復半したようなものだ。
アメリカ横断はこれくらい走るので、これからする人は覚悟してください。
大変なことも多かったけど、総合的に楽しかったよ。
Into New York City
車を返して、ニューヨーク市内へ戻る。
電車に揺られ1時間、34番街 ヘラルドスクエア駅へ到着。
なんと今夜泊まる宿は、タイムズスクエアまで徒歩10分の好立地。
5人で一部屋のおかげだ。とはいえ、1人あたりかなり良い値段した。
ドミトリーだけで1万円取られる街ことニューヨーク。
チェックインを済ませ、タイムズスクエアへ向かう。
暗くなるにつれて人が増える。
（1人はドジャース対ヤンキースの試合を見に行き不在）
最後はニューヨーカーっぽくピザで締める。
ピザを食べ、シャワーを浴び、ベッドで寝転んだら寝落ちしてた。
3週間ぶりに揺れない、水を補給しなくて良い、電気が好きに使える環境。便利だけど、あの車の不便さに慣れすぎて少し寂しい。
おしまい
翌日、朝6時に起床。仲間たちが起きないよう絵に描いたような忍足で外へ出る。
まだ暗いけど走る。
今夜はもう飛行機に乗ってアメリカを離れる。
少しでもこの国の空気を吸っていたい。
タイムズスクエアから南下してワールドトレードセンターまで走った。
ニューヨークの街、
ビシッとスーツを着て歩く人、
煌びやかな格好をした人
髪がボサボサで寝転んでいる人。
彼らを見ながら旅を振り返る。
お金があって、時間もあって、良き仲間に恵まれ、アメリカへ入国できるビザがあり、そして健康だからできた旅。
今置かれている立場がいかに幸福かを知るには申し分ない旅だった。
アメリカ横断から得た大きな教え。
今日も生きよう。
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飯田さんってこんな人
プロフィール：
1997年生まれ。千葉県出身。高校卒業後、米国の大学進学を目指して、新宿5丁目にあるNICインターナショナルスクールへ入学。金銭面の事情でアメリカ進学を断念。そこから英語を使う仕事を探し、京都で人力車を引っ張ることに。2年働いた後に京都のIT企業へ中途入社。2020年1月に動画制作者として個人事業主開業。アニメーション制作をしつつ、YouTubeやブログなどで情報発信。フルデジタルな環境を生かして、場所にとらわれない生活をしている。
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