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vol.4 旧線と滝と平岡駅(第一回飯田線秘境駅訪問旅③)

初回の記事はこちらからです↓↓


旧線跡

鶯巣駅を徒歩で出発。
今度は国道を歩いて平岡駅まで向かう。
鶯巣駅〜平岡駅間は鉄道に沿う国道から、かつての旧線跡が見られると言うので、
歩いてみることにしたのだ。

鶯巣駅〜平岡駅の間は、元は現在よりもやや天竜川寄りを線路が通っていた。しかし昭和後期に新しく「藤沢トンネル」が開通したことにより新線に付け替えられ、飯田線全体の営業キロも0.2km縮まった。
現在では、旧線に並走している国道を歩いてみると、何ヶ所も旧線跡が見られる場所がある。

鶯巣駅を出発して程なくすると、やはり
進行方向右手側に現役の鉄橋とかつての橋梁跡が出現した。

手前側の錆びているのが旧線。
奥にある、緑色が鮮やかな方が現在の橋梁だ。

こうした橋梁跡は、他にも歩き進んでいくと4ヶ所ほど発見できた。

そこにも
ここにも

浄心の滝

また、「浄心の瀧」という滝に立ち寄ってみた。

奥に見える滝と、飯田線の旧線のコラボレーション。
左側にデカデカと写っている工場の建物がなぁ…
浄心の滝

滝の近くへ歩いていき、石を乗り越えて滝壺まで降りていってみた。
上から垂直に降ってきた水が、しぶきをあげてこちらにはじけ飛んでくる。
目の前に滝があるというのに、あまりの気持ち良さに恐怖なんてない。

これを友達に見せると、誰もが口を揃えて「合成写真だ!」と言うんだ。
そんなことあるわけがない。
正真正銘、無加工写真であります。
ほら、ちゃんとこれだけ近くから写真を撮ったんですから。

平岡の街へ

この駅間の“観光スポット”は尽きない。
やがて平岡の街に近づくと、天竜川の右岸に平岡発電所が見えた。

平岡発電所
天竜川の対岸なので、近いようで遠い存在。

発電所には詳しくないので、仕組みはよく分からない。
詳しく調べてみるのも悪くはないが、発電所の近くまでいく時間がない。

天竜川のもう少し上流方には、平岡ダムというダムがある。
今回はそこは見ていないが、この発電所との関係性はあるだろう。
平岡ダムについての詳しい情報は、「まるがりくん」さんのページをご覧いただければと思う。

他にも、黄金に輝く「満島神社」の鳥居もあったが、今回は立ち寄らなかった。

またもや旧線跡を発見。
今度の旧線は、橋梁脇の崖を登って行けそうだ。
今までの駅訪問では秘めていた登山部の力を、ここで発揮する(?)。

崖を登って行くと、旧線のトンネルがあった。

トンネルの内部には、まだ鉄路が残されています。

トンネル内は意外と保存状態は良いようだったが、奥深くまで入って行くのは気が引けたのでやめておいた(=こわかった)


⑤平岡駅

平岡の街の中心街へ入っていき、平岡駅へ到着。

〜平岡駅〜
長野県下伊那郡天龍村の中心駅。4階建ての駅舎は「ふれあいステーション龍泉閣」を併設しており、中にはお土産売り場だけでなく レストランや温泉、宿泊施設までもある。
1日あたりの利用者は100人ほどであり この近辺では比較的多く、特急・伊那路が停車するほか、当駅を始発・終着とする列車も運行されている。

平岡駅の駅舎。でかい
構内は島式
さすが村の中心駅とあって、側線が多い。

駅舎内の展示を見ていたところ、中学時代の友人の写真が。
ひとりで爆笑。

30分ほど駅で過ごしていると、列車がやってきた。
これに乗り込み、隣の為栗駅まで移動する。


「第一回飯田線秘境駅訪問旅④」へ続きます。

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