僕の畑に来るネコ186『バカでいいんだ』
チャッコです。
チャッコ「おじちゃん、おはよー」僕「チャッコ、おはよう」
チャッコ「おじちゃんに、おはよーって言って来たよ」キーちゃん「よかったわね♪」
チャッコ「で、キーちゃんは、おはよーって言いに行かないのん？」キーちゃん「私は、簡単に擦り寄らないの♪」
チャッコ「キーちゃんは、自分軸がしっかりしているなぁ」
お、クロちゃん（父ネコ）登場です。
キッキー君、父ネコクロちゃんが大好きです。
キーちゃんは、木登りの練習です。チャッコも。
チャッコ「行くよー」キーちゃん「え？来るの？」
チャッコ「えい！」ヒョイっ！ キーちゃん「キャっ♪」
チャッコ「ヒラ〜リ」すいすい。キーちゃん「チャッコ、やるわねー」
キッキー君「チャッコ、カッコつけて、、いいフリしてら。」
チャッコ「僕はいいフリなんかしていません。」
チャッコ「キーちゃんが見て覚えられるように、お手本を示したのです。」
キーちゃん「チャッコはこうやってヒラ〜リ登って行ったわ♪こうすればいいのね♪よしよし。」
キーちゃん「わー！出来た！嬉しいー」
キッキー君「なるほど、、。チャッコの言う通りだ、、」
キッキー君「僕、なんてこった、。ついついチャッコに嫉妬してしまった」
キッキー君「反省しよう。まだまだ修行が足りないな自分、、」
チャッコ「キッキー君、、そんなに自分を責めるなよ。誰だって煩悩を持っているものだよ。僕だって煩悩だらけだよ」
キッキー君「チャッコ、ありがとう。気持ちが落ち着いたよ」
僕は焚き火で、お湯を沸かし、コーヒーを淹れて飲む。
燃料を、古い胡桃の実にしてみた。
良く燃える。
優れた燃料である。
チャッコ「おじちゃんも、日々、研究熱心ですねぇ」
キッキー君「ここの畑（天才バカだ大学）はいい環境だな。みんな前向きだ。前向きなら、バカでいいんだ。」
朝陽が眩しい。太陽も微笑んでいる。
チャッコ「キッキー君、疲れたら眠るんだよ、」キッキー君「疲れたよ、、。チャッコ、有難う」
チャッコ「おじちゃん？なにか？」僕「い、いや、君たち、仲がいいねぇ♪切磋琢磨出来る兄弟妹がいて、幸せだね♪君達は僕の素敵な仲間だよ♪」