僕の畑に来るネコ160-1『大人になりたくない』
キッキー君「にゃお♪おじちゃん、おはよー御座います！」
チャッコ「にゃお♪おじちゃん、おはよー」
キッキー君「昨晩は雨でしたねー。畑には丁度いい雨だったみたいですねー」
僕「えい！ナデナデ♪」
チャッコ「おじちゃん！何すんだよ！ビックリするじゃないか！」
キッキー君「おじちゃん！このこの！」僕「イテ！イテ！」
キッキー君「不意打ちは、やめてくれよ」
クロ「どうした？キッキー君？」
キッキー君「父ちゃん♪」スリスリ♪
クロ「今日は皆んなに話がある」チャッコ「なに？」キッキー君「なに？」
今にも降りそうな空。、
クロ「皆んな、そろそろ自立しなさい」
キッキー君「えー、、やだなぁ」
チャッコ「僕は早く父ちゃんみたいな、強い大人になりたい」
キッキー君「僕は大人になりたくない」
キッキー君「だって責任が重くなるし、大変だよ」
キッキー君「一番嫌なのは、白いモノを黒と言ったりする事、」
キッキー君「皆んな自分を押し殺して、全体に流れる」
キッキー君「そんなの楽しく無いよね」
キッキー君「僕は嫌なんだ」
チャッコ「キッキー君、、分かる。分かるよ。でもね、」
キッキー君「嫌なんだよ」
クロは、そういう意味では、全体に流されず、自立して生きている。と思う。
上手く環境に適応して、この地域に生きている。
クロ「チャッコ！キッキー君！何を言い争っている？」
クロ「どっちも正解だよ。自分が信じた道を行けばいい」
クロ「やってみた結果が答えだよ。その答えは、自分にしか分からない。その時、自分で判断したらいい。他人と比べるモノじゃない。」
キッキー君「父ちゃん！ありがとう！」ボン！ クロ「イテ！」
クロ「キッキー君！痛いじゃないか！」クロ「げ！怒るんだ？」
チャッコ「誰でも咄嗟とっさ（反射的）には、本音が出るもんさ♪」