CIP、ETB?時代は「E」やぞ
CIP(comes into play)(シーアイピー)(チップ)
ETB(enters the battlefield)(イーティービー)
これはMTGおじとデュエマおじにはおなじみの「場に出た」「戦場/バトルゾーンに出た」を示す俗称かつ開発部用語である。
MTGおじには2009年以降ETBが突如として降って湧いており、デュエマおじはそういった情報更新もなくCIPを後生大事に使っている。
そんな大修復以後15年の時を経て、MTGには新たなる「場に出た時」を示すテキストが生まれていた。まずは以前から存在する「ETB」のテキストをおさらいしよう。
「When Dogmeat enters the battlefield」
When~enters the battlefieldまでが「戦場に出た時」を示す。
ではここで新たに登場した、「CIP」「ETB」に次ぐ「出た時」を見よう。
「When Mabel, Heir to Cragflame enters」
「enters」...?
「enters」!!!!??????
つまり、「E」......
これからは「E」だ!!!!!
よろしくな、「E」!!!!!
ンなわけねえだろ!
「enters」のみ俗称とするならば「E」のみで伝わるか、を考えなければならない。俗称とはどれだけ使用者が使いやすく、馴染みやすいかが最優先であるためである。
例えば現在のMTGにおける多色三色俗称はタルキール次元の氏族が元である。ジェスカイやアブザン等が属しており、これはカード名や色の組み合わせと同時に頻出していたためプレイヤー感の馴染みも深かった。全てがカタカナ呼称だったのも文字媒体での流布に拍車をかけていた。(でもスゥルタイはサヴァイに変わってもええんちゃうかなぁ)
ことデュエマに視点を移すと、そもそも当たり前なのだがETBはおろか、タルキール氏族という語句すら存在しないので伝搬せず情報更新が行われないまま、MTGおじが使っていた記録さえ見当たらないような魔術ギルド呼称、タルキール以前にMTGおじに使われていた伝説のドラゴンサイクルを使っている。
その語句を見かける頻度、呼称やテキストへの用いやすさの両方が備わって初めて俗称と成るので、当たり前だが「E」は流行らない。流行るわけねえだろ。