対戦が長いよ〜「当たり前だ!!」【デュエパ】
やあ、みんなこんにちは。俺の名前は飯田。
先程空き時間に1時間ほど対戦しようとしたら2180年も対戦してしまった。
そんな訳でテキサスの荒野で干からびる前に決着を付けたいのだが、このままではGUNで眉間にデリバリーサービスを送る方が手っ取り早くなってしまう。
そんな中お前はどうだ。
やれこのフォーマットは対戦時間が長いだの、処理に時間がかかるだのと文句ばかりで、まるで餌をねだる小鳥か何かのようだ。不満を持っているお前自身が働きかけることもしないのならば、お前の周りも当然しない。
答えは最初から公式ホームページに書いてある
対戦時間が長くなる最大の要因は「考える時間」だ。自分の手番で行えば考えれば考えるほど処理は止まる。つまり対戦が進行できない。1ターンに10分長考するなどご法度だ。
しかしここでどうすべきかは既に公式ホームページに記載されている。
②に関しては、対戦時間が長いと感じるお前は既にある程度遊んでいると想定しているため、プレイがぎこちない等は考慮しない。
本題は③である。 相手のターン中に次の自分ターン中に何をするか事前にある程度決めておく。
これがお前はまるで出来ていない。自ターン開始時にマナブーストから考える姿は滑稽だろう。自分ターンが終了した時にすることはスマホを弄ることでも、馬を犯しまくることでも、GUNの手入れをする時間でもない。終わったら次のマナブーストを決めて次に行えるアクションを総ざらいしろ。
対戦時間が間延びするなどと終末論者のようなつぶらな瞳で訴える前に、こんな公式ホームページの序文に書かれていることすら出来ていない己を恥じろ。
③の実践で慣れてきたなら、次はカード処理を迅速に行えたなら一人前だろう。別に義務ではないがお前が対戦時間の長大さに物申すのであれば、少しでも円滑な進行には不可欠である。ただ迅速さを優先して相手に伝わらないのは本末転倒なので出来る範囲で行うように。
またカードプレイで対戦相手に干渉しないならカードプレイの宣言だけしてさっさとターンを渡せればもっと早くなる。実際の処理は相手ターン中にでもやっていればいい。ドローやマナブースト呪文とか特にな。
お前はもう喋るな
次に対戦時間が間延びする原因は「会話」だ。
コミュニケーションツールの要素が強いフォーマットで「会話」するな、という話では無い。
「会話」というものにもタイミングが存在する。お前は自分のターンの処理が終わったらおしゃべりタイムみたいに考えているかもしれんが、お前のターンの終わりは次の相手のターンだ。お前が喋る間に次の相手が処理を進めてもお前の声でゲーム上必要な宣言すべてがかき消される。気の小さい相手だったら会話を遮らないように無言で処理し始めるか、お前の単独ライブを眺めることになる。
喋っている暇があったら次のターンのプレイ方針を固めろ。
そしてそのようなおしゃべりタイム発生中の声の主たるお前は宣言どころか、相手のカードすら見えていないので、ゲーム上で致命的な見落としをする。お喋りに夢中で直前のターンどころか同一ターン中に行った処理をもう一度尋ねるような場面が多過ぎる。俺はお前のママではない。
相手に配慮もできず、タイミングも理解できないのならば自分のターンにお喋りしろ。相手の邪魔をするな。ここに限っては時間はお前だけのものでは無い。
(1時間の対戦の場合一人辺り使える時間は15分、およそ2/3以上はカード処理に使うので思考時間は5分ほども無い。なので対戦相手のターン中に思考すれば残り時間を不測の事態への対応に使える)
暇なら盾を削れ
デュエルマスターズはシールドをブレイクしてプレイヤーへのダイレクトアタックを通せば勝利するゲームである。つまりシールドブレイクとは「勝利に最も近い行動」である。これは時短に繋がる。
しかし単体のカードパワーが上昇する昨今とデュエルマスターズのシールドのルールから、相手に手札を与える行為は避けられがちだ。
しかし、だからこそ、盾は暇なうちに削るべきである。
そもそも昨今のカードは盤面への制限は強いものの、既存の盤面に対する回答は別カードに任せ切りである。故にブロッカー1体程度では抑えられないほどのクリーチャーを展開すれば良いのだが、如何せん昨今は除去も優秀なので2、3体の小粒が残される程度で具なしパスタのような貧相な仕上がりになる。
だが、破滅が訪れようとここまでの道程で盾を削って積み重ねれば2、3体でも十分に命に届く。
よくプレイレベル2のプレイに「均等に盾を削る」が挙げられるが、対面次第では別にプレイレベル3でも同様のプレイは行う。
盾を暇なら削るプレイに関しては時短以外にも様々な理由があり記したいことも山ほどあるが、とにかく今はいかにヘイトを上げずに、いかに特定の相手のヘイトを下げすぎず、常に全体のヘイトをフラットに立ち回るかが重要なフォーマットであるため、時短以外にも戦略的な面でも重要だと覚えて帰れ。盾に怯えるな。もちろん時短にも繋がる。
対戦に積極的に関われ
主に白系デッキでよくあるのがひたすら籠城だけして残りの3人で戦っている場面だ。
もちろん準備や守りを固めるなという話ではなく、終始一貫して他者に何もしないプレイはゲームの進行を著しく停滞させる。見つめ合えばいずれ殴り始める男達を隅で眺めているのがお前だ。お前も関係者なのにな。
暇なら盾を削る、というのはお前のようなコントロールデッキにはWブレイカーを1、2体並べるだけ一人落とせる状況まで運べるので、何とかして全員の盾を2枚以下まで割ることが命題となる。対戦に参加しろ。
自分の使うカードを把握しろ
自分で使うカードのテキストくらい把握しろ。レンタルデッキや初心者、新カードについては仕方ないが、リストのコピーで全てを把握していないとなっても外野にはそんな事情知るわけが無い。そして特に自分で組んだデッキであれば自分で入れたカードなのだから把握しろ。忘れたとしても目の前に現物があるのだからテキストを読め。
カードをプレイした時に「何をするカードだったかな」と確認するな。お前はそのデッキをどうやって組んだのか非常に疑問だ。
デュエパのデッキは組んだ本人の自我が特に反映されるため、尚更自分で組んだデッキのカードを把握していないことは有り得ないのだが、世界は広いのう!(エドモンド本田)
「回転率」という言葉に惑わされるな
度々対戦を多く行うために「回転率」という言葉が使われる。この言葉を振るう人間は時短のためにと、とりあえず一人を落とすプレイを推奨する傾向がある。
ただ、これを言葉通りに受け取り実行するのは間違っている。ゲームとは勝ち負けが介在して初めて面白さが際立つため、たとえ時短のためであろうとゲーム上で不利になるプレイをする必要は無い。イベント主催側などには一人がさっさと落ちた方が都合がいいが、それがゲーム体験を歪めていい理由にはならない。
そもそもカードプレイで時短を目指すことは、対面の組み合わせで幾重にも異なるプレイを強いられるため安定した時短は不可能だ。
であるならば、プレイで時短を図るよりも普段の所作を改めた方が安定して時間を稼げる。推奨4人の対戦において人一人が意識してもたかが知れているが、四人が意識すれば大分変わる。四人が遅ければホイッスル後のロスタイムは平気で2、30分まで到達する。
宣言は大きな声で
代表的なものは「ターンエンド」の宣言だ。
睾丸を縮み上がらせ、肺が小刻みに震えるお前がターンエンドしても声が小さ過ぎて聞き取れない。ライオンとなれ。そして高らかに宣言しろ。俺が王だと。
まず宣言が聞き取れない、もしくは曖昧な表現を用いた場合には次の相手がターンを開始していいか困惑するだろう。お前に確認を取るまでの時間が非常に勿体ない。相手がまごまごとしている間にお前が時短のために積み重ねてきた時間が一瞬で塵と化す。
誘発は一々確認するな
誘発には優先権があるが、もちろんお前に優先権が回ってきたなら誘発効果の処理を行う。
ここでお前が「クリーチャーが出た時に1ドローする」効果を持つクリーチャーをコントロールしていた場合、相手のクリーチャーが出て誘発効果の処理が終わってお前の処理が始まった際に「処理しても良いか」などと何度も聞くな。その一瞬でお前の喉元を突く。
お前を狙う格闘家に隙を見せないためにも、「(クリーチャー名)効果でドロー貰います」と処理が回ってきたことを察知して手早く宣言と処理を行え。
またこの場合は誘発が複数プレイヤーに跨って発生するので基本的に全プレイヤーの効果宣言を確認してから処理をするが、ミストリエスのような何度も誘発するものに関しては「効果でドローした」ことさえ伝われば良い。
また相手のカードの誘発によってこちらに影響がある魔壊業皇デストピアの場合、及ぼされる影響の選択権はこちらにあるため相手に確認せずに処理を行う方が早い。相手が誘発を忘れている、などという邪な考えに期待をするのはやめろ。基本的に誘発は行われるものとしてプレイした方が後腐れもない上に早い。
音読大会を開くな
カードプレイにおいてカード名の読み上げは重要であるが、ものには限度がある。
例えばヴォゲンムで13枚墓地肥やしを行った際に、落ちたカードのフルネームを全部読み上げるようなことはするな(やられた時は1分かかった)。
あくまで相手に伝わることが重要なのであって、名前を正確に読み上げることが丁寧なプレイかと言われれば甚だ疑問である。
墓地肥やしにしても、確認は必要だがわざわざ処理を止めてまで全てを読み上げる必要は無い。読み上げるにしても簡潔に、そして目が見えるのであればカードを見せればそもそもそれで済む。カードが分からない人間がいるかもしれない、という反論にはそういった場面は分からない人間が自分から意思表示しなければこちらは配慮しようがないと回答する。
配慮が必要な人間への配慮の前に、配慮が必要ない人間への配慮が足りない。
丁寧なプレイを心掛けろ
時短を気にし過ぎて、プレイが雑になっては元も子もない。
特に盤面や大局に影響を及ぼすカードに関しては時短をせず丁寧に処理しなければならない。
今記事の全編においては何も早回しをしろという話はしていない。1ターンの間に10秒ほどの時短を積み重ねていけ、というのが主軸である。雑なプレイをしてゲームをめちゃくちゃにされてはお前を討伐しなければならないので困る。
基本的にプレイングは紳士的に行うこと。
相手ターン中に方針を決めるのも、相手の時間を奪わない配慮が先立つ。時短をあくまでカードプレイ以外の思考と所作に求めているのは雑なプレイングを避ける意味合いが強い。伝統ある決闘を汚すな。
対戦時間が長いお前へ
対戦が長くなっている原因ははっきり言ってお前だ。お前の目の前にいる三人も同様だ。つまり全員。
つまりこれはお前だけがどう頑張っても変わらないことだ。お前一人で頑張って5分程度早まる程度だろう。お前だけでなく、お前の周りも変えなければならない問題なのだ。
であるならば、お前が模範となれ。長大な時間が発生することが苦であれば尚更だ。
たまに「一戦○時間もかかった」と自慢気味に触れ回る人間がいるが、自分のプレイが遅いことの裏返しでもある。長考せず、シールドブレイクを逐一行えば遅くとも1時間で終わるのがこのフォーマットなので、ただの下手くそアピールはそこまでにしろ。
しゃあけど...残念ながらプレイが遅いわ!