時にはカラフルに、時にはシックに。季節に合わせて暮らしを彩る、ハレイロの刺繍アクセサリー
—作り手
おだやかな色とやわらかな形を持ち、どこか生き物のような有機的な魅力を持つアクセサリーを制作しているハレイロさん。こちらの作品たちは刺繍糸とビーズでできています。元々アクセサリーの制作をはじめる前は、切り絵でイラストを描かれていたそうです。
「部屋に飾るだけでなく、身に着けることができたら」と感じたことをきっかけに、イラストのモチーフをアクセサリーとして、制作が始まりました。
こちらは秋冬に登場するウールのブローチ。ざっくりしたセーターや、コートのワンポイントにぴったりです。
こちらは、春の陽気に似合いそうなお花のブローチ。胸元に咲く一輪の花のように、コーディネートにさりげなく華やかさを添えてくれます。
—ものがたり
「毎日の暮らしにハレな気分を」というブランドコンセプトは、ハレイロさん自身が感じた思いがきっかけとなっています。
そこから、手から生まれるハンドメイドアクセサリーの魅力に惹かれ始めていきました。
そして以前暮らしていた沖縄では、周りの環境から多大な刺激を受けたそうです。
芯に強い生命力を感じさせるのびのびとした作風は、ハレイロさんの身体の奥に染み込んでいる、自然の奥深さから生まれているのかもしれません。
—想い
秋冬はウール毛糸を使用したもの、春夏にはレースやリネン糸など、季節感を大切にしてカラーと素材感を選んでいらっしゃるそうです。また、制作にチェコビーズを使うこともあるそう。チェコビーズとは、名前の通りチェコで作られたビーズのことで、形だけでなく、カラー、コーティングなどにおいて豊富な種類が特徴です。どのチェコビーズを選ぶかによっても作品の雰囲気が全く変わってきます。
作品を制作する中で最もこだわっているのは、「全く同じものは作らない」というところだそう。確かに、同じモチーフでも微妙にフォルムが違っています。
フォルムの他、色合わせも作品の個性を決める大事なポイントです。
同じ形や色のものは二つと無い。その特別な存在感が、アクセサリーへの愛情をさらに高めてくれるようです。一つ一つが違うから、その全てが愛おしく、かけがえのないものに感じられてきます。
手しごとを感じるやわらかいフォルムや自由な色づかいから、ゆったりした空気を感じさせてれるハレイロさんのアクセサリー。
目で見て、触れて、身につけて。さまざまな感覚から、私たちの日常を彩って楽しませてくれるはずです。