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日本から多くの世界チャンピオンを生み出すための環境を整備していくこと

伊東猛です。 

先日、2020年最初のグランドスラムであるオーストラリアンオープンが終了しました。

男子シングルスではノバク・ジョコビッチが優勝。通算グランドスラムタイトル17個目を獲得し、トップを走るフェデラーの20個を射程圏内に入れました。

史上最強とも言える強さを誇っているジョコビッチは16歳でプロ入り、その2年後にはグランドスラムに出場し、その後急激な成長を遂げ、フェデラー、ナダル、マレーと共にテニス界のBIG4として君臨、その正確無比のストロークを武器にまだまだ衰えるところを知らず、タイトルを獲得し続けています。

どのようにして、このようなチャンピオンが育つのか?ということは以前から深く興味を持っていたところであり、世界トップテニス選手のコーチから話を聞いたり、選手のインタビューやドキュメンタリーからヒントを探ったり、これまでの私自身の経験を照らし合わせて考え、テニス選手の育成に携わる中で色々とな取り組みを行っており、現在、関西学生テニスリーグ2部2位の関西国際大学テニス部の監督をはじめ、ルーセントジュニアアカデミー・エリートチームのコーチとしてジュニア選手の育成に携わっています。

またテニスのコーチング以外では、ドイツにあるAlexander Waske Tennis-Univesity、香港にあるBruguera Tennis Academy Hong Kong、エジプトにあるAdvantage Tennis Academy New Gizaという3つのテニスアカデミーの代理人として、そしてアメリカ大学への留学サポートを行うカレッヂプレースメントも行い、海外とのネットワークを活かして日本のジュニア選手がよりテニスに取り組めるよう、環境整備を行っています。(詳しくは:https://www.iia-inc.com/ より)

今、私が行っている仕事の多くが(ほぼ全てが)、「日本から多くの世界チャンピオンを生み出すための環境を整備していくこと」のためですが、そのためには、コーチングの質をあげることやテニスの練習環境をより良くしていくことだけでなく、子供が将来テニスとは別のキャリアにも自信を持って進むことができるよう、学業面でのより良い環境整備も必要だと感じています。

私は高校1年時に親のサポートを得て渡米、アメリカのテニスアカデミーで3年間過ごし、その後アメリカの大学へ進学し卒業するまでの7年半でいろいろなことを見ることができました。高校1年で渡米した際に驚いたのが、同じアカデミーにいたアメリカNo.1のジュニア選手が、学業でもオールA、学校で1番の成績を残していたことです。アメリカでは多くの優秀なアスリートがスポーツでのキャリア後のことを考え、学業にもしっかり取り組みます。その理由は、そこに日本とは違ったスポーツ環境が存在するからですが、またその辺の興味深い話をより具体的に紹介していきますので楽しんで頂き参考にしていただければと思います。

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