IIYYの雑誌・メディア取材における姿勢について
複数の週刊誌から、藤井風さんのサティヤ・サイ・ババの思想を絡めた音楽活動の問題点などを扱っているIIYYに対して、取材の依頼がきています。
今後、メディアからの取材を受けて発信を行っていく可能性を踏まえて、一度ここで私たちの取材に対する姿勢を明言しておきます。
基本的な考え方
私たちは問題解決のため、活動の周知に対しては国内外問わず、基本的に前向きな姿勢を取っています。
しかし、noteやTwitterなど、自分達で発信する情報を制御できるメディア媒体以外を通して私たちの考えが発信されることについては、懸念も多くあります。
この話題は、特に個人の信仰や人権問題に関わるセンシティブな要素を含むものなので、メディアがゴシップとして、個人の信仰を揶揄・非難したり、また虚実を混ぜて不正確な情報を拡散したり、短絡的・乱暴な切り取りによって事実、本来の意図が捻じ曲げられたりすることを助長するのは、こちらとしては本望ではありません。むしろ、断固としてそのような事態を防ぐつもりです。
以上の点から、取材内容が「売れるための記事を書くために」悪用されうると事前に判断した場合は、取材をお断りします。
しかし一方で、メディアが取材を申し出てくる時点で、私たちが取材の対応をするかどうかに関わらず、藤井風さんの今回の問題に関しての記事が出ることはほぼ確定であろうとも推測されます。
だとするならば、宗教2世当事者であり、曲がりなりにも藤井風さんのファンをしてきた者たちとして、記事を少しでも誤解のないものに、また藤井風さん含むすべての信教の自由を侵害されうる方々にとって有益になるものになるよう、協力したいと考えております。私たちが取材における自らのスタンスをはっきりと表明するのは、取材を受けるにあたり、なるべく誤解がなく有益な記事を発信するためです。
今後メディアからの取材をお受けする場合、私たちは以下の方針をとります。
1.金銭・報酬は一切受け取らない
取材に対する報酬は一切受け取りません。
第一に、この活動は収益を目的としたものではなく、すべてを無償で行っています。取材以外でも、この活動を通して金銭を得る手段も意思もありません。
第二に、取材において金銭を受け取ると、メディア側との権力関係が対等ではなくなります。その結果、自分たちの発言やIIYYの部分に関して、制御する権利が限られてしまうのを防ぐためにも、金銭を受け取ることはデメリットが大きいと考えています。
2.名前・顔は非公開
現在この企画に賛同してくださっている方の中に、脅迫被害を受けている方がいます。脅迫を行うような方に名前・顔を知られるという多大なリスクを考慮すると、私たちのプライベートをさらけ出す理由はないため、名前も顔も出しません。
3.取材の録音・最終稿の確認
取材中の音声をすべて録音し、完成した原稿の内容と照らし合わせて事実の湾曲、悪意のある編集がないかを確認します。
可能な限り、最終稿の確認もします。
もし万が一、公開された記事が取材内容から逸脱している、意図が曲解されて報道されていると判断した場合は、こちらのnoteにて検証記事を書く場合もあります。
以上の方針を守り、問題の周知に取り組んでいきます。