Sean-nós dance に興味がある方へ〜独学ではじめる方法について〜
こんにちは!飯井です!初投稿です!
2020/5/16(土)11:00からzoomで開催されたCCE Japan主催の「名人ダンサーについて語ろう!」で、ゲストとして呼ばれ、Sean-nós danceについて熱く語ってきました!緊張した!(※Sean-nós dance:アイルランドの伝統的なソロダンスの古いスタイル)
当日参加できなかった方でSean-nós danceに興味がある方へ!また、もう一度内容を振り返りたいという方へ!向けてnoteを書こうと思います!ぜひご覧ください!
Sean-nós danceについて発信する前に、私がどんなSean-nós dancerなのか少し紹介いたします。
Ii Daichi(通称:いーちゃん)
2018/9/23 CCE主催のケーリーのSean-nósタイムで初めてSean-nós dance見て、興味を持つ。
そこで踊っていたMadokaさんに基本ステップを教わり、その後Youtubeで動画を見ながらレベルアップ!
その後、ケーリーやイベントでちょこっと踊るくらいまで成長し、現在はJo Hiroshiと共同で「今こそはじめる、シャンノース」の記事を作成、発信中!
ざっとこんな感じです。Sean-nós danceを始めて実に約1年と7ヶ月…!短い…!
Sean-nós danceをどうこう言える立場じゃないですね笑
しかし!この1年半!“見て学べ”のYoutube先生から学んだ、それぞれのダンサーの「スタイル」「リズムの作り方」なら語れます!
そこで今回はYoutubeで見たSean-nós danceの達人4名を取り上げ比較し、私が取り組んだ『Sean-nós danceを独学で始める方法』について語ろうと思います。
では行ってみよう
〔1〕Sean-nós danceとは?
冒頭の注意書きでも書いたように、Sean-nós danceとはアイルランドの伝統的なソロダンスの古いスタイルのことを言います。アイルランドにはSean-nós danceの他にもモダンスタイルやオールドスタイル、セットダンスといった様々なダンスがありますが、Sean-nós danceはその中でも自由でカジュアルな感じです。
…見た方が早いかも!ですね!こんな感じです。
楽しそうですね〜。もういっちょ。
こんな感じで、アイルランドでは老若男女問わず、絶大な人気を誇っています。
日本でも流行ること間違いなし…!(かな?)
見ていただくとわかるように、(わかるかな…?)Sean-nós danceは一人一人踊り方やリズムの作り方に個性が現れます!というのも、Sean-nós danceはこうやって踊る!という決まりがほとんどないのです。Sean-nós dancerに教わったダンスを踊れば、それはどんな形であれSean-nós danceと言っていいのかもしれません。
ダンスにルールがなく、いろんなダンサーがいるからこそ、独学は難しいと感じるかもしれませんが、スタイルを分類して、真似しやすい人からSean-nós danceの基礎を学ぶことは可能です。
まずは達人のスタイルとリズムの作り方をそれぞれ比較・研究してみましょう!
〔2〕達人を比較!
今回は特徴的かつ有名な4人のダンサーを取り上げます。
〔2-1〕Emma O'Sullivan
ストリートパフォーマンスに積極的で、笑顔が素敵なEmmaです!
彼女のスタイルの特徴は“身振りが大きく、体全体で表現”することです。
“上半身の動きと下半身の動きがマッチし、跳んだり、蹴り上げたりと、とても華やかなダンス”を踊ります。
リズムの作り方としては、“Emmaが持つ多様なステップをその場で即興で組み合わせる”といった感じで、音楽に合わせて自由に踊る彼女がとてもカコイイです!
百聞は一見に如かず…!実際に見て確かめてみましょう。
まじで楽しそう。
〔2-2〕Aidan Vaughan
Emmaのダンスとは一変。Aidanです!
彼のスタイルは、“上半身はほとんど動かさず、跳ねることもほとんどなく、地面スレスレで踊る”ような感じです。
そう聞くと地味に感じますが、実際は“超パワフル”!自分の体型を熟知しているからこそできるダンスだと思います。
リズムの作り方としては、“曲の終わり部分に同じリズムを入れ、他は自由に組み合わせている”といった感じです。
定期的に同じリズムが来てくれるので、演奏者にとっても、見る人にとっても心地い打楽器のように感じます。
見てみましょう。
パワフル!憧れますね!!
〔2-3〕Kieran Jordan
Kieranはステージでのパフォーマンス動画が多いです。ステージでは基本の踊りに加えて途中で靴を脱いで踊ったり、寝っ転がったりすることも!芸術性が高いですね。
Sean-nós dance以外にも様々なダンスをしていて、“ステージごとにスタイルを使い分け”ています。
また、彼女はとても音へのこだわりが強い!
リズムは“アイルランド音楽独特のノリを感じ取れるダンス”で、“ゆっくりの演奏の時こそ彼女のダンスは特徴が出る”!って感じですかね。
また、“8バーズごとの塊で技を覚えていて、それを組み合わせて踊る”といった感じでリズムを構成しています。
そのためか、大人(特に奥様方)に人気のあるダンサーで、奥様方に教えている動画がいくつかあります。
では動画をどうぞ〜
この独特の雰囲気がたまらないですね。
〔2-4〕Edwina Guckian
さて、来ました!Edwinaです!
EdwinaのSean-nós danceはとにかく“映え”です。
森の中や丘の上、橋の上など、アイルランドの自然を感じられる景色のいい映えスポットで踊っている動画が多いです。
服装もダンス用の衣装を着ることよりも、普段着をオシャレに着こなして踊っていることが多いです。映えですね〜。(偏見かな…?笑)
彼女のスタイルは上半身は“右手でバランスをとる”程度で、Emmaのように上半身で表現することは少ないです。“下半身の動きに合わせて上半身が心地よく揺れる”といった感じですかね。
リズムはKieranと同様、“8バーズごとの塊で技を覚えて、それを組み合わせている”といった感じです。
そして、その“塊がかっこよく、塊の組み合わせもかっこいい!”です。
“映え&かっこいい”が若者の心に刺さり、Edwinaのダンスを学びに行くアイルランドの子供達がたくさんいます!
そろそろ動画が見たいですね!
いや〜すごくかっこいい!
〔3〕Sean-nós danceを独学で始めるなら
さて、まずは先ほどの達人達の比較をまとめてみましょう。
上の表にもあるように、独学でSean-nós danceを始めるならリズムの基礎はEdwinaかKieranから学ぶのがオススメです。
二人ともリズムの作り方が8バーズで区切られているため、真似しやすく、覚えやすく、何より8バーズ覚えられた時には達成感を味わえます!
(基本自由に踊っているEmmaと地面スレスレで踊るAidanのダンスは解読しにくいため、リズムの基礎を学ぶにはオススメしません。)
さらにEdwinaはAirc Damhsa Dance Clubでアイルランドの子供達にダンスを教える活動をしていて、Edwinaの技を習得した子供達のダンスの動画がたくさんFacebookに上がっているため、特にオススメです!子供達のゆっくりで丁寧なEdwina流ダンスを見ることができ、動画を見て真似るにはもってこいです。
スタイルについては体の柔らかさや体型、骨格等によって自分にぴったりなものが変わってきます。まずは憧れのダンサーのスタイルでやってみて、自分に合うスタイルを探すのがいいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Sean-nós dance、挑戦してみたくなりましたかね?笑
今後もnoteで解説付きSean-nós danceの動画を上げまくる予定なので是非皆さん見てくださいね!日本語解説付きですよ!笑
また、わからないこと、もっと知りたいこと等ありましたらぜひコメントください。わかる範囲でおこたえいたします。
Sean-nós danceには今日取り上げた方々以外にもいろんなスタイル、いろんなリズムの作り方があります。Edwina、Kieranからリズムの基礎を学びながらYoutubeで自分に合ったスタイルを探して見るのもいいかもしれませんね。
それでは!