おなかいっぱいでいること。
自分の機嫌ぐらい自分で取ろう。
なんて言うけれど、なかなか簡単じゃないよ〜と思う今日この頃です。
ただ、私は結構単純な人間なので美味しいものを食べたりお腹いっぱいになるだけで幸せになれます。このいっぱい食べるって言うのが結構大変だったりもするのだけれど。
好きな漫画や本を読むのも、映画を見るのも、友達と会うのも全部とても楽しいのだけれど、私は欲張りなのでもっと続きが読みたい、もっと見たい、もっと会いたいと満腹を感じられずに貪り続けようとするため、その終わりに虚無を感じてしまいます。
なので、「お腹いっぱいに美味しいものを食べる。」ということは私にとって、確実な満腹度をもたらしてくれるご機嫌取りなのです。
そんなことで今日も安定しない情緒を、美味しいものをたらふく食べることによってなだめることに成功したことを書き記しておこうと思いました。
前菜はサーモンのコンフィ。コンフィなんて言われても……と思いながら出迎えたサーモンは普通の生サーモンやーんとツッコミたくなる外観でしたがお味はとても素晴らしかったです。加工方法の横文字について無知すぎたので、今後の課題にしたいと思います。
次は、カリフラワーの冷製スープ。白い器に入った白いスープほど写真映りが微妙なものはないですね……自身の力量もさることながら、もうレフ板にしかなっておりませんでした。こちらはカリフラワーの存在を感じない優しいスープでした。
メインは鰆のローストを選択。少し薄味のパリッと焼かれた鰆は、付け合わせのソースとの相性がとてもよく、かなりボリュームがあったのにあっという間に食べ終わっておりました。もったいない気がしてお洒落に飾られていた葉っぱや茎のような花のようなものも残さず食べてしまいました。
デザートは和栗のミルフィーユとほうじ茶のアイス。ミルフィーユはバトン上部のチョコが二層になっていることを指していて、バトンの中は和栗のムースが詰まっていました。下に敷き詰められていたのはキャラメリゼされた穀物のようなザクザクしたもので、クリームと一緒に食べると口の中で甘さが広がります。チョコレートがもう少しビターなものだったら飽きずに食べられたかな……と少しだけ思ったり思わなかったり。ホールケーキを一人で平らげるやつが何を言うとるって感じですよね。ほうじ茶アイスはさっぱり、こっくり、めちゃくちゃ美味しかったです。
以上が、本日の私の機嫌を持ち直してくれた子たちでした。この満腹感と幸福感が続く限り、私は私を精一杯励ますことができます。
次の「おなかいっぱい」も素敵なものに出会えますように。