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NY一人旅(2)_美術館で”耳”を見る

前回、到着早々大鬱をかましたという内容を書いた。今回は2日目以降。


2日目 予定外のMOMA

私は予定を事前にきっちり決めるタイプ。だけど、現地に着いたら割と心の赴くまま行動する。
今回も、1週間分の予定をびっしり書いたのに、守ったのは事前予約したところだけ。初日は時差ボケを考慮して、近所の公園散策ぐらいに留めようと思っていたけど、アドレナリンが出まくっているからか、思いの外元気だった。なので、初日からMOMA(NY近代美術館)へ。

ようこそ

美術の知識はゼロなので、行きの機内で「ニューヨーク美術案内」を読み予習した。発行が20年ほど前で、紹介されている作品が置いてなかったりもしたけど、全体を通した美術作品の見方がとっても参考になった。そのなかでも特に、なるほどと思ったのがこれ↓

”困ったら耳を見る”

千住 博; 野地 秩嘉. ニューヨーク美術案内 (光文社新書) (p.54). 光文社. Kindle 版. 「ニューヨーク美術案内」

画家の千住さん曰く、耳は一番手抜きしやすい。ゆえに、実力が出るとのこと。
すごく納得したので、とりあえず耳を見ながら回った。
けれど、共同著者の野地さんも言うように、意外と耳を丹念に描いている作品は見つからない。中世ヨーロッパの絵画は、大抵耳がぼかされているか髪を下ろしている。こういう発見は、この本を読まなければなかったから良い収穫だった。

ゴッホの「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」もあまり耳が見えない


個人的お気に入り

はじめは理解できなかった作品も、解説を聞いて作者の意図を知った上で見ると全然違うように見えて面白かった。

3日目(1)アメリカ自然史博物館

恐竜とか興味ないし、いいかなと思ってたけど、チケットがサミットとセットで割引だったので購入。
とりあえず、渡航前に「ナイトミュージアム」を観てみると想像以上に面白くて一気に楽しみになった。


やっぱり生でみると迫力が違う!かっこいい!
このほかにも、いろんな民族の歴史(日本も)や地球についてのコーナーなど回りきれないほどだった。

Gum, gum, dumb, dumb

3日目はあちこち行きすぎて膨大な量になるので、また続きを書こうと思う。
滞在中、1日10キロ以上歩いてた。脚の痛さよりも観光欲が上回って引きこもりなのに張り切りすぎた。

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