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渡米準備やらかし集

(写真:様々なトラブルを乗り越えて降り立ったカリフォルニアの地。感動だよ)

「ソフトウェアエンジニアとしてアメリカに引っ越した」シリーズの番外編として、小さなものから大きなものまで間抜けな私のやらかしを聞いてください!

TL; DR

はじめに、本記事は有益な教訓を与えられるような素晴らしいものではなくただの読み物という位置づけが適切です。ただ、念のため主な学びを始めに記載しておきます。

  • 住民票を抜くとマイナンバーカードが破棄される。本当に大丈夫なのか確認してから行おう - やらかし4へ

  • アメリカの銀行口座はCheckingとSavings両方持っておけば良い - やらかし3へ

やらかし1(すごく小さなもの)

空港の保安検査場で鋭利なものを没収されました。
手持ちのバッグに何故かピンセットが入っており、尖っていたので怒られが発生。生まれて初めてあの場で物を捨てました。「飛行機初めてか?」と夫氏に問われたことも今となっては良い思い出です。

でもこの程度は誰にでもあることだし安価なピンセットなのでダメージ極小。

やらかし2(小さなもの)

アメリカでの初朝食に20,000円費やしました。
ハワイ乗り換えでアメリカ入りという旅程になったため、ホノルルに1泊しました。

友達に進められたこちらに泊まるべくエクスペディアで朝食付きのプランを予約し、パンケーキやエッグベネディクトを楽しみにしながらいざ当日。朝食券みたいなのもないし、メニューに値段が書いてあるし、朝食プランについて質問してもイマイチぴんとくる答えが返ってこないし、違和感を覚えつつ「まぁでも朝食付きだし!」などと好き勝手注文します。

結果、自分のプランは朝食なしでした。「おかしいな」と思ったとき、大体その感覚は正しいですよね。「ま、よく分からんしいっか」などと都合の悪いことを無視しない大人になりたいです…。

パンケーキ

お財布へのダメージはありますが、朝食美味しかった(量は多すぎて無理でした)のでトータルのダメージ軽減。

やらかし3(大きなもの)

銀行口座の開設に失敗していました。
アメリカの銀行口座には

  • Checking account(普通口座のようなもの。給与、クレカ支払いなどに日々使う)

  • Savings account(定期預金口座のようなもの。貯蓄用)

の2種類あります。まず、日本と異なり、どうやら多くの人は両方持っているようです(雑なネット情報なので不確か)。日本では定期預金口座ってそんなに全員が持っているようなものではないという認識なのだけど。

渡米準備の一環として、日本でUnion Bankの銀行口座を開けておきました。ただし、これは当時三菱UFJ銀行がUnion Bankを保持していたため出来ていたことのようで、さっき確認したらもう不可能な手段となっていました。

渡米事情がまた変わってきますね

この申し込み時、CheckingとSavingsを選ぶところでやらかして、両方にすればいいものを片方にしてしまい、しかも選択を誤ってSavings口座だけを引っさげて渡米していたことが判明します。

早速給与の振り込みで詰むことになるため、アメリカで改めて口座開設をしました。
このときもUnion Bankにお世話になったため感謝が尽きません。アメリカのIDがなかった私でも、日本のパスポートで開設できたので本当に助かりました。ただし、これもUFJとの関係あってこそかもしれないので、残念ながら今後の再現性は保証できません(今でも有効なのかちょっと調べたけど分からなかった…)。

Union Bankのおかげで事なきを得たけど、割と困ったことになったなと焦ったので本件はダメージ大です。

やらかし4(特に大きなもの)

ワクチン接種証明を更新していないことに渡米当日気付きました。結果としては大丈夫だったものの、肝が冷えた…

飛行機に乗るためこちらのアプリ(または紙の書類)でインターナショナルな接種証明を用意する必要がありました。マイナンバーカードとアプリを使えば即発行できるので非常に便利です。UXも良い。

2回分の接種証明を1年以上前に興味本位で発行してあったのですが、3回目の証明を追加する更新が出来ていないことに関空へ向かう車の中で気付きました。発覚したときは血の気が引いて本気で「ヤバい」と絶叫したので同乗者、特に運転してくれていた父には大変申し訳なかったです。

何が問題って、住民票を抜いた時点でマイナンバーカードが破壊されていることなんですよね。こちら、証明書を更新するたびに必要なのです。

無残に穴を開けられたICチップ(転出届を出した途端こうされる)

紙の書類は当然リードタイムがあるし、数時間後にフライトが迫るタイミングで3回分の接種証明を出す方法は皆無でした。結局、乗る予定だったハワイアン航空のルールとして2回以上の接種があれば大丈夫だったため、無事太平洋を越えることが出来ました。

2回分の接種証明を1年以上前に興味本位で発行してあった

この謎の行動がなかったらどうなっていたんでしょうか。ソフトウェアエンジニアであり、かつデジタル庁に知り合いがいるおかげで「どれどれワクチン接種証明とな」とか言って試したんですよね。友達及び己の職業選択に命を救われました。

ここまで準備して飛行機乗れないなんてことになったらまじでどうしよう終わりだ…と焦ったのでダメージ特大でした。

ワクチンの必要性は今後変わっていくでしょうし、同じ経験をする方はあまりいないかもしれません。ただ、住民票を抜くのはマイナンバーカードが完全に不要になってからにするんだぞ!というのは日本を出る皆さんにお伝えしたいです。渡米準備の手続き同士に依存関係があることは意識し、他の処理で必要にならないか確認しておきましょう…。

渡米は計画的に

基本的に抜けているのでこういうことがしばしばあり、でもギリギリでリカバリーしながら生きる、そんな人生です。助けてくれる周りの方々には足を向けて寝られません。

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