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ぶっちゃけ、トークン価格は「虚構」だったりする話。

イケハヤです。

今日も今日とてトークンの話です。

かなり深い話で、「トークン価格」は一体何によって決まっているのか、という点を考察していきたいと思います。

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こちらは、クリプトニンジャのCNGトークンの価格です。

激しい動き

たとえば昨日は、朝180円だったのが、お昼には210円まで上がって、夜には145円まで下がり、朝には180円に戻っています。

すごいボラティリティ(変動率)ですw

そして、12日には「最後のロックアップ解除」を迎えます。

おそらく、暴落、乱高下するのでご注意ください!

で、こういうのを見ると、

「トークンの価格は一体何によって決まるのだろう?」

という疑問が湧いてきます。

簡単に半額になるし、逆に数十パーセントも上がっちゃったり。謎ですよね。

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炎上覚悟で言ってしまうと……

トークンの価格は「虚構」だと捉えるのが、実は理解しやすいと考えています。

より具体的にいえば、トークンの価値を決めているのは、主に「期待」と「コミュニティの熱狂」です。

さらに言い換えれば、つまるところ「マーケティング」です。

みなさんの期待をどれくらい集められているか、そしてその期待値をうまくコントロールできているか。

コミュニティをちゃんと盛り上げられているか。

そういったものが、トークンの価値の源泉になっているんです。

これらは一定程度、数字で可視化できますが、手触りのある実態はありません。その意味で、虚構なんですね。

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もちろん、事業の内容も関係します。

事業がうまくいっていれば、それはトークンの価格に反映されやすくなるでしょう。

でも、それはむしろオプション要素だとすら感じています。

事業の成果がトークン価格に反映されるのは、せいぜい2割でしょうかね……。

残りの8割は「期待」と「熱狂」なんです。

こうした虚構の構造が、もっともわかりやすく見えるのは、「ミームコイン」の存在です。

仮想通貨の上位ランキング

ミームコインは、何の意味もない仮想通貨です。代表例は $DOGE $SHIB で、それぞれ時価総額は2.3兆円、1.5兆円となっています。

ミームコインはその定義からして、何の価値もありません。

にも関わらず、決して無視できない規模の価値が付いています。

そして、その予想外の成功から、たとえば $DOGE で運用益が出せるようになるなど、着実に「実態」も付随してきています。

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こうしたある種の「虚構性」こそが資本主義の本質だと思っています。

そもそも資本主義というのは、このような虚構性を前提に始まっています。

順番で考えれば自明ですが、新しい事業を興す場合、事業的な実態というのは、つねに後から付いてくるのですね。

最初は創業者の描く虚構、とそれに伴う期待と熱狂でしかないのです。

もちろん、CNGトークンは事業としての可能性もあります。

これはゲームを作るプロジェクトですから、ヒットゲームが出れば経済が動いていくでしょう。

ある種の「虚構」の力を使ってトークンの価値を形づくり、実態ある未来を実現する、という順番で考えています。

まだまだ虚構を抜けられない段階ですが、ぜひぜひこのタイミングで参加してみてください。ぼくが言っている意味がわかると思いますので。

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要するにこれは、「共同幻想」の話です。

無価値なはずのものであっても、みんなで「価値がある」という幻想を抱いたら、それに本当に価値が宿っていく。

こうした力学は、人類の習性ともいえます。

「トークン」は新しく思えますが、人類史・経済史の正当な延長にあり、ぼくらは歴史を再生産しているにすぎません。

ここから先のテクノロジーと資本主義の加速により、共同幻想は無限に細分化され、あるいは融合し、総体として発展していくのでしょう。

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重要なのは、どれだけ素晴らしい事業を作っても、その素晴らしさが、トークン価格には比例しない可能性が高い、と認識することです。

そもそも人間は、素晴らしさを正しく評価できるほど賢くありませんし、意外とその「素晴らしさ」は脆かったりもします。

正しく評価されるという幻想は捨てて、むしろ全力で虚構を作り出しにいく。

このアプローチはリスキーですし、日本社会では「うさんくさい」「詐欺師」とか言われるんですが(実際言われているw)、結局これが一周回って王道だと思うんですよね。

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最後になるべくわかりやすく表現すると、トークンの価格は「エモーション(感情)」、つまり「エモさ」で決まります。

どれだけ素晴らしい事業のトークンでも、エモくなければ価格は上がりません。

そのように考えるのが、より現実に即しているとぼくは感じています。

今日はかなり難しい話になっていると思います。

トークンの価値は一体何によって、どのように決まっているのか、立ち止まって考えてみるのは面白いです。

最後にあらためてのアナウンスですが、CNGトークン、10月12日15時には、最後のロックアップ解除が訪れます。

この前後は暴落、乱高下が予想されるので、ご注意ください!

また、当日お昼11:30から、FiNANCiEをゼロから学ぶ、無料のオンラインセミナーを開催することになりました!

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