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「ビデオポッドキャスト」市場は、完全に穴場な話。
イケハヤです。
今日はコンテンツマーケティングの話です。
日本ではまだほとんど注目されてないのですが、「ビデオポッドキャスト」は、これから流行るフォーマットだと考えています。
ChatGPTのDeep Reseachに調べてもらったところ、以下のような概況だそうです(超便利や……)
・2023年の世界ポッドキャスト市場規模は約237.5億ドルで、2030年には1,306.3億ドルに達する見込み
・高所得者(収入上位層)の44%が月に1回以上ポッドキャストを聴く一方で低所得層では29%に留まる
・ビデオ対応のポッドキャスト番組数はわずか半年間(2022年11月〜2023年5月)で約39,000本から50,800本以上へと急増
・過去1年でビデオポッドキャスト視聴ユーザー数が88%増加(Spotify)
・新たにポッドキャストを聴き始めたユーザーの40%はビデオ版を選択する傾向がある
・映像付き番組ではリスナー維持率が音声のみ番組より26%高い(Spotify)
と、注目の「ビデオポッドキャスト」ですが、そもそもこのフォーマット自体を知らない人の方が多いと思います。
やってることはシンプルで、
「Podcast(音声配信)なんだけど、動画も付いている」
という形式です。
実際にビデオポッドキャスト「本つまみぐいラジオ」を始めてみたので、その知見を共有しましょう!(ぜひ登録&評価もお願いします!)
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実際のビデオポッドキャストをスクショするとこんな感じです。
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エピソードリンクつけておきますので、実際に視聴してみてください!
その名のとおり、音声コンテンツなんですが、動画も一緒に見ることができます(もちろん動画オフでも視聴可能)。
そして、動画コンテンツでもあるので、運営者はYouTubeにも同時配信できます。
このチャンネルまったくマーケティングしてませんが、地味に再生伸びてますw
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で、やってみてまず驚いたのが、配信を始めてすぐにSpotifyの人気ランキングに入りました。まじか!
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並びを見てもらうとわかりますが、芸能人が出ている人気番組と普通に肩を並べてます。
こ、これは、、、かなり穴場なのでは!?
ビデオポッドキャストは、音声コンテンツでもあるので、ユーザーの視聴維持率・視聴時間が非常に長いのが特徴です。
そして、いい意味でアルゴリズムに影響されないので、一度獲得したフォロワーは、比較的長期間、リスナーでありつづけてくれます。
さらに、長期間聞いてくれて、しかも1回あたりの接触時間が長いので、教育効果も非常に高いです。
ぼくは約7年、ほぼ毎日音声配信を撮ってますが、うちのリスナーのクリプトリテラシーはとんでもないことになっていますw
わかりやすくするために、あえて煽る言い方をしますが……
ショート動画は情弱層しか集まらない一方で、ビデオポッドキャストは、情報強者層を集めることができるんです。
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さらに面白いのが、ビデオポッドキャストは「ワンソース・マルチユース」が可能な点です。
#本つまラジオ は1回あたり2時間ほどの収録で:
・4週分のポッドキャストコンテンツ
・4週分のYouTube動画
・ブログ記事
・Xポスト
・メルマガ記事
・切り抜きショート動画(可能性として)
などなどのコンテンツが作れます。
ぼくもこれまで色々コンテンツを作ってきましたが、効率としては最強レベルです!
ビジネス系の発信をしていく場合は、今後、ビデオポッドキャストは定番のフォーマットになっていく予感がしますね。
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ただ……実際にビデオポッドキャストをやろうとすると、難しい部分もあります。
まず、スピーカーの「話すスキル」がめちゃくちゃ重要です。
ビデオポッドキャストはYouTubeと違い、「細かい編集を入れない」のが通常だと感じています。
実際、ラジオ番組って、細かいカットは入らないですよね。
カメラを意識しつつ、ノーカットで、中だるみしないように、定期的に配信していく。なかなかのスキルと体力が求められます。
複数人の収録の場合は、技術面も課題になります。
特に音声バランスは鬼門で、ぼくらの配信も、すみません、ちょっとバランスが悪いですw(次回以降改善!)
本気でやるなら、撮影担当に加えて、PA(音響エンジニア)も必要になってきますね……。
ちなみに #本つまラジオ は、しゅうへい氏が自ら、演者をしながら音声を調整してますw
と、参入障壁は高めですが、だからこそ、今のうちに始められると良いポジションが取れそうだと感じています。
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最後に、みなさんが気になるであろう「マネタイズ」については……正直まだ何も考えていません。
リスナー数が増えてきたら、たとえばプレミアム会員制度を作ったり、なんらかの広告を入れたりすることも可能でしょう。
ただまぁ、 #本つまラジオ 自体は、低コストで制作している趣味コンテンツなので、あんまりこれ単体でどうこうするもんでもないかな〜と思ってはいます。
あ、番組スポンサーも募集してますので、関心があれば、お気軽にDMなどでご連絡ください!
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ということで、ビデオポッドキャストは、かなり熱いフォーマットです。
「ビジネス系のYouTubeチャンネル」が、競争の激化で死屍累々なので、こっちに活路を見出す配信者も増えていくでしょう。
2025年に国内でも事例が増え、2026年以降、定番のフォーマットになっていくと予想します。
ハードルが高いのは承知の上で、ぜひみなさんも、「ビデオポッドキャスト」という新しいフォーマットに挑戦してみるといいでしょう。
かなりの確率で、市場の伸びを実感できるはずです。
ひとまず、ぼくらの事例を見るのがわかりやすいと思うので、ぜひリンクからフォロー&視聴してみてください〜。
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