見出し画像

【第四次ブーム】2025年、地方移住が再び盛り上がる予感。

イケハヤです。

今日は休日ということで、Web3ではなく「地方移住」に関するコラムです。

====

ぼくは2014年に東京から高知県に移住しました。

当時は、まだ「地方移住」は一般的ではありませんでした。

「まだ東京で消耗してるの?」と煽りながら地方移住を発表したらヤフトピに載って大炎上する、という貴重な経験をしましたw

あれから10年ーーー。

2025年に入り、「第四次地方移住ブーム」が来るんじゃないか、という予感がしています。

その根拠について、歴史を振り返りながら解説していきましょう。

====

まず、これまでの「地方移住ブーム」を整理してみます。

個人的な観測範囲では、「第一次ブーム」は2011年の東日本大震災以降に発生したと考えられます。

「反原発の機運が盛り上がり、関東圏から西日本への移住者が増加。

特に岡山県や福岡県(糸島市)などが人気だった印象です。

「第二次ブーム」は2015〜2017年ごろでしょうか。

これはちょうど、「地方創生」というキーワードが出てきた時期です。

「地域おこし協力隊」の制度も広がり、多くの人材が各地に移住していきました。

ただ、当時はまだ移住者を受け入れるインフラが整っていなかったのですよね。

物件情報すらまとまっていない地域が多く、「移住したくても物件がない」というのは、よく聞いた課題です。

「第三次ブーム」は、コロナ禍の2020〜2021年あたり。

リモートワークの普及により、働く場所の制約がなくなり、地方移住の選択肢が広がりました。

この頃には、都市近郊に加えて、長野や埼玉北部、千葉房総あたりに拠点を持つ「二拠点生活」も一般化してきました。

====

そして今、「第四次ブーム」の予兆を感じています。

その根拠は主に3つあります。

1つ目は、「受け入れ環境の整備」です。

ぼくの住む高知県嶺北エリアを例に挙げると、10年前は不動産屋すらなかった地域に、今では物件情報がしっかりまとまっています。

リノベーション済みの物件や、新築アパートも増えてきました。

昔はほんと、ボロボロの古民家くらいしか見つからなかったので、だいぶ大きい変化ですねw

また、地域の文化としても、移住者の存在はもはや「当たり前」になってきています。

たとえば、一昔前は「移住者がカフェを始める」と、その珍しさでニュースになっていましたが、今は普通すぎて、いい意味でニュースバリューはなくなっています。

リモートワークも一般化しましたし、総じて、地方移住に対するハードルは劇的に下がったと感じています。

2つ目は、「旅行需要の変化」です。

ご存知のとおり、京都や東京といった観光地では「オーバーツーリズム」が深刻化しています。

宿は高いし、混んでるし、国内旅行はもういいかな……と思っている人は少なくないはずです。

こうしたオーバーツーリズムの反動で、「観光地ではないエリア」へ、日本人の旅行ニーズは移行していくと考えています。

ぼく自身はまさに「非観光地」に住んでいますが、ここはここで、滞在すると面白いし、いうても見るものはあったりします。

観光地ではないので混んでるなんてことはありえず、快適そのもの。キャンプ場は予約不要、いつでも無料で(!)利用できますw

無料はどうかと思うw

最後の要因は、「都市部のインフレ」です。

東京をはじめとする都市部は、引き続き強烈な物価上昇に見舞われていくでしょう。

特に深刻なのは、土地代・家賃でしょう。

実際、家賃は上昇傾向です。特にファミリー物件で顕著のようですね。

日本でも本格的な利上げが始まっていくでしょうから、「住むためのコスト」の上昇は、今後も続いていく思われます……。

そんな背景から、「このまま東京で暮らしていけるのか?」という不安は、より一般的なものになっていくでしょう。

地方も物価高に見舞われているとはいえ、土地のコストは相変わらず圧倒的に安いです。

ぼくの地域でいえば、リノベ前提の中古物件でよければ、300〜400万円で十分住める家が買えます。

賃貸についても、10万円も出せば、家族が広々と暮らせる、駐車場付きの一軒家を借りることができますね。

東京は息をするだけでお金がかかります。

そして、その費用はまだまだ上がります。

まさに「まだ東京で消耗してるの?」。

====

地方移住は、もはや「特別なこと」ではありません。

昨今のインフレや経済を考えると、むしろ合理的な選択肢になっているのです。

というわけで、2025年に向けて、また新しい移住の波が来そうな予感がしています。

興味のある方は、ぜひ一度地方での暮らしを検討してみてくださいませ。

移住に関する質問も歓迎です。配信ネタにさせていただきます!


いいなと思ったら応援しよう!

イケハヤ
ありがとうございます!サポートをいただけると、高知の山奥がもっと面白くなります!