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2022年に知ってからヘビロテ再生してるアーティスト「keshi」の話

皆様は普段、音楽をよくお聴きになりますか?

ここ数年、音楽や動画のストリーミングサービス、所謂「サブスク」を頻繁に利用している方は沢山いらっしゃるかと思います。

かくいう私もサブスクのユーザーであり、音楽であればSpotifyを活用しております。

Spotifyのサービスは便利で、今まで知らなかったアーティストを知るとこができたり、自分の好きなジャンルの深堀りを行うときに役立っています。
特に日々の通勤時間は、個人的には音楽を聴くのにもってこいの時間です。

そんなSpotifyのサービスを使って、色々な楽曲を漁りつつ電車に揺られていたある日、普段通りSpotifyでシャッフル再生を始めたイヤホンから、とある曲が流れはじめました

TOUCH

「え、メチャクチャいい曲やん…」

ほろ苦さを内包したキャッチーなメロディ、透き通るようなファルセットを交えたボーカルワーク、そして何より甘々な歌詞…。

一瞬で心を掴まれ、すぐにアーティスト名で検索をかけました。
久しぶりに心掴まれました。気付けば楽曲をヘビロテ再生してました。

これが今年知って良かったアーティスト「keshi」と出会った瞬間です。

今回はそんなkeshiについて、思うままに文をしたためていこうかと思います。

keshiとは?

keshi、本名Casey Luongは、アメリカはテキサス州ヒューストン出身のシンガーソングライターです。

ルーツはベトナムとのことですが、彼自身が生まれ育ったコミュニティには中国系の方々が多かったようです。

ちなみに「keshi」という名前は彼の小さい頃のニックネームから取っているようですね。

keshiのザックリ半生

彼は小さい頃からピアノのレッスンを受け、学校のオーケストラで演奏していたの事です。それにもかかわらず、家では音楽の優先順位はさほど高くなかったようで…。

そんな彼が初めて音楽に触れたのは、家に帰って『ドレイクとジョシュ』という番組を見たときとのことです。その時に主題歌を書いて歌っていたドレイク・ベルをとてもクールに感じたそうです。

その後、テキサス大学オースティン校で看護学の理学士号を取得後、看護師としての道を進みます。

そんな中、keshi は 2017 年に音楽のリリースを開始し、2018 年に EP「The Reaper」でブレイクしました。
どうやらこのEPがBTS、NCT 127、Itzy などの K-POP アイドルの間で人気を博したそうで、結果的にkeshiは K-POP ファン層にも名前が浸透していったようです。確かにSNSで検索をかけるとK-POPファンの方々が積極的に名前をあげている印象を受けますね。

その後、2019年のEP「skeletons」、2020年シングル「bandaids」と「always」、2021年のシングル「beside you」と続き、2022年には初のアルバムとなる「GABRIEL」をリリースします。 

keshiの特徴

彼の手掛ける楽曲は所謂「ポップス」として分類できますが、その影響元はブルース、ローファイヒップホップ、インディーロックと幅広く感じられます。基本的な構成はサンプリングと弾き語りとボーカルワークですが、どの曲も聴き飽きず心地良さを覚えるのは彼が積み上げてきたセンスによるものでしょう。

keshiは影響を受けたアーティストとして、John MayorとEd Sheeranの名前を上げています。特にJohn Mayorとは高校生の時に出会ったようで、彼の音楽性に大きく影響を与えているといっても過言ではないでしょう。
他にもFrank Oceanのアルバム「Blonde」も強く影響を及ぼしたようで、この作品が彼をsoundcloudへの登録に導いたようですね。

そんなkeshiの楽曲を彩る歌詞のテーマは、スイートでどこか切ない恋愛模様。
自身の実体験を歌詞に反映することが多く、特にアルバム「GABRIEL」はかなりパーソナルな作品になったようです。

keshiの楽曲紹介

…と、ここまでダラダラと文章を書き連ねましたが、百聞は一見に如かず。彼のポップでキャッチーでスイート、そしてどこかセンチメンタルな曲たちに、是非とも触れてみてください。

2 soon 

2018年リリースのEP「The Reaper」から。
終わった恋から立ち直ろうとしているけど、吹っ切れずにズルズルと引きずっているような印象を覚えさせる、等身大な歌詞。過去を思い起こして感傷的になる、そんな時に寄り添ってくれる、優しくも感傷的な気持ちにしてくれる曲です。

always

2020年リリース作品。
これまた失恋を引きずってるような女々しさだけど、暗いだけで終わらないセンス。夜明けを思わせる輝きと寂しさを持ち合わせるメロディには脱帽です。
ちなみに、この曲はJohn Mayorの「Waitng On The World To Change」がサンプリングされてるようです。
気になる方は是非とも原曲も聴いてみてください。こっちも名曲です。

beside you

2021年公開のシングル。
ここでコーラスの歌詞を引用させていただきます。

Don't lie, baby, don't lie
His love never felt right
Switch sides and I'm beside you
If you say it's alright(Don't lie, baby, don't lie)

https://genius.com/Keshi-beside-you-lyrics

…甘い!
あまっあま!
歌詞がハチャメチャに甘いのに、寄り添うメロディがどこかほろ苦さを帯びているからこそ、ただ愛を囁くだけに留まらないポップスとしての普遍性とのバランスを上手く保っているのでしょうか。

SOMEBODY

2022年のアルバム「GABRIEL」より。
この曲が個人的にアルバムの中で1番好きです。

アコースティックギターのフレーズから始まって、心地良いビートで進んでいくのですが、この曲も例に漏れず甘い。
…いや、多分トップクラスにあまっあまです。
ここでも、コーラスを一部、ほんの一部だけ引用し

You needed somebody, baby, put it on me
I can be that body, said I can be that body

https://genius.com/Keshi-somebody-lyrics

…これまたあまっあま。
これ以上載せるとBAN食らうのでは?ってくらいロマンチックかつエロスを含む歌詞ですが、それを感じさせない心地良さを覚えるメロディは最早脱帽の域。いやー、お見事。本当に彼のメロディセンスは素晴らしいです。

最後に

ここまで書き連ねた駄文で、keshiの魅力がどこまで伝わるか分かりませんが、とにかく、オススメです。
是非とも一度、そのスイートな楽曲郡に触れてみてください。

余談

知っている人は既にご存知でしょうが、keshiの来日公演が12月に決定しております。
日程派12/7,8の2日間で、そのうち7日は人気に伴って決定した追加公演のようです。

何を隠そう、この私、keshiのチケットを確保することに成功いたしました。
かなりの倍率だったようですが、本当に奇跡的に確保出来ました。
ガッツリハマったアーティストのライブに行く貴重な機会、120%楽しめるように今からコンディションを整えていきたいですね。いやー本当に楽しみだ。


※記事引用元

・Interview: keshi:(https://fromtheintercom.com/interview-keshi/ )
・From Nursing To Lo-Fi Music: Keshi's Unusual Rise To Fame:(https://www.vice.com/en/article/ne8qdw/keshi-lo-fi-hip-hop-music )
・The journey of Houston’s Keshi from TMC nurse to pop star:(https://preview.houstonchronicle.com/music/houston-k-pop-star-keshi-is-making-it-on-his-own-15679000 )
keshiのアルバム『GABRIEL』がデビュー作として2022年最高初週セールスを記録:(https://www.udiscovermusic.jp/news/keshi-gabriel-no-1-debut?amp=1 )

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