「Blue」って写真集知ってる?
展示会用の撮影終わり電車の中で某氏から、今度初めて写真集を出すことになったんだよね、という話を聞いた。被写体の二人はよく知っている仲であったし、カメラマンさんもよくお名前をTLで見かける方だよなあとぼんやりと聞いていたのだけれど、その日は嵐の中撮影したこともあり、なんとなく、頭の片隅にぽんと置いてしまっていた。
後日自分のサァカス本の撮影と展示の撮影に追われて人様の写真集情報を全く手に入れられないまま日々が過ぎていった。(本当にサァカス本に関しては週3撮影でセットを組んで片して衣装の準備という地獄のレースだったので12月の記憶があまりない)ふと、展示のフライヤーを委託してもらえるというラインで、あっと思い出し、取り置き期間ギリギリに予約をさせてもらった。
コスプレ写真集を買うなんて一体いつぶりだろうか?カメラマン主体の写真集以外はあまり手を出さないわたしなのだけれど、タイトルの「Blue」という清々しいタイトルに、金色の箔押しの表紙だけで、これはきっと面白い。Blue.と聞いて一番に魚喃キリコ原作の女子高校生の物寂しいなんとも言えない映画を思い出した。なんといってもあの被写体の二人が(褒めてます)ただの写真集を作るわけがないと思って迷うことなく取り置いてもらった。
写真集が手元にやってきたのはちょうどかづき氏と伊東に年越し旅行で会う際に受け取らせてもらった。そしてそのまま読んだ。その時はなんだかサクサク読み終わってしまった。けれど本人にはうまく感想を伝えることができなかった。帰ってきたらゆっくり考えて、感想をノートに描こうとノートを久しぶりに開いたのだけれど、うまく、表現する言葉が見つからなかった。敢えて言うならば、コスプレ写真でよくぞ<ここ>までやってくれた、の<ここ>に到達している写真集だと思う。
わたしはハイキューに関してはライトな読者なので毎回面白いな〜バレー漫画って熱いな〜くらい緩く読ませていただいてます。なのでひこ氏と岩泉撮影に行く際は、彼女の拗らせた世界観はすべてを理解することはできないので岩泉一のコスプレをするひこ氏の写真を撮らせてもらっている(と本人にも伝えてる)そんなライト層な読者のわたしからみても、その写真集は凄まじい三人の熱量と一種の大人のヤケクソ感があってとても面白かった。
蛇足かもしれないが、これで金の箔押しで2000円なんて破格である。
昨今のコスプレ写真集の中でも特別ぶっ飛んでいて、なおかつ三人の少し狂気じみたハイキューへの純粋飛び越えて屈折した愛を圧縮袋に詰め込んで手垢たっぷりの写真を綺麗にひとつひとつ並べ直した、そんな写真種でした。
すべてのコスプレを愛する人たちにぜひ見て欲しい。
コスプレは愛の表現の一種である。
そして何と言っても表現は自由である。
そんなことを改めて教えてくれる写真集でした。
素晴らしい写真集を作ってくれてありがとう、と
お疲れ様の気持ちを込めて小学生ぶりに読者感想文書いて見ました。
通販まだやってる見たいなのでぜひ。
すごいぞ「Blue」
bhn819hks https://bhn819hks.booth.pm/ #booth_pm
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