映画『Dr.コトー診療所』感想
みなさん、こんばんは。おざわです。
今日は、映画『Dr.コトー診療所』を観てきました。
このシリーズの原作となったマンガはもとより、ドラマや映画もまったく観たことがなかったので、予備知識ゼロで観ました。
Dr.コトー診療所は、2000年にスタートしたマンガで、2003年にドラマ化。その後、1期、2期、特別編などを経て、2006年に映画化。
今回の映画は、実に16年ぶりの続編だそうです。
キャストも16年前のキャストが多く、同窓会の雰囲気が漂うような懐かしさ溢れる牧歌的な作品に仕上がっています。
吉岡秀隆扮するコトー先生は(本名は後藤だが、子どもが書いた旗にコトー診療所と書かれていたのでコトー先生と呼ばれている)、東京の大学病院をやめて離島にやってきました。
その後、離島医療に約20年従事し、島民から信頼を得ながら診療所や往診など日々診療にあたっています。
(そのあたりの経緯は、ドラマ等で詳しく描かれているので今度観てみようと思います)
ネタバレはしませんが、映画では、いろいろなトラブルや人々との交流が描かれています。
医学生としての感想は、
・様々な病気や検査、治療法
・外科手術、トリアージ
・医学部に来た原点
・患者が一人の人間であること、患者とのコミュニケーションを取ることの大切さ
・離島医療のしくみ
などについて学びになりました。
特に、少子高齢化が進んでいる日本の地方では、医師不足をどのように解決していくかが重要な社会問題になってきますし、離島ではなおさらです。
本島の連携や、若手医師の育成など、日本の医療業界にとっては喫緊の課題が映画でも浮き彫りになっていました。
それはそれとして、、
Dr.コトー診療所は、そのような医療の実情を描いた医療作品でもありますが、一番根底にあるのはヒューマンドラマであると感じました。
人が生きるとはどういうことか
命をつないでいくとはどういうことなのか
自分は人のために何ができるのか
この作品は、ただの医療作品にとどめておくのではなく、そこから人間愛について感じ、考えていけるようなステキな作品であると思いました。
医学部の人も、そうでない人も、ぜひ機会があれば観ていただければと思います。
それでは今回はこのへんで!!
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