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今更ながら宇宙世紀の魅力に取り憑かれる。

庶民の商売研究所その2

おすすめ作品編

日本人で知らない人はいない不滅のロボット「ガンダム」。

子どもの頃に観ていた「ガンダムW」は面白いと感じたのですが、王道とされている「初代」は過去に挫折した経験があります。

映像の古臭さを言い訳に、物語へ没入できないと感じていたのですが、「単に自分の理解力が足らなかった」のでした。

きっかけはオンラインサロンメンバーのAzuki58さんファンネルとビットの違いポッドキャストで語っていた事。

聴いていたときは華麗にスルーしていたのですが、Slack内で解説してくれたので、興味が湧いてきたのです。

当初は映像の新しい外伝的な作品に目星をつけていたのですが、これまたオンラインサロンメンバーのフレシネさんから「絶対初代から」との助言を頂き、挑戦してみました。

さすがにTV版の全43話はハードルが高かったため、「劇場版3部作」からスタート。

しかし、映画でまとめられているとは言え、全部で8時間近い超大作。初めはU−NEXTの倍速で見始めました。

倍速故に、「えい、やぁ、とうっ」のロボットバトルにしか注目できず、1.4倍速までスピードを落としてみると少しずつ物語のメッセージが掴めてきます。

今まで先入観で勘違いしていたことが、徐々に理解できてきてそこからは沼。

・シャアは悪者=実はいい人(というか主人公)

・ザビ家(ジオン軍首領)は悪党=長男以外は割といい人。(新時代の独裁者としては有能な面も)

・アムロは泣き虫少年=ニュータイプという名のエスパー。

・ブライトは意地悪な中間管理職=実は一番しんどい立場

・ザクはブサイク=新時代の高性能モビルスーツ

これらの誤解が溶けてからの「機動戦士ガンダムII・哀戦士編」からは通常再生で集中視聴。そして涙なしでは語りきれない「機動戦士ガンダムIII・めぐりあい宇宙編」を見終わった頃にはウィキペディア熟読の作業が始まります。

ロシアとウクライナの戦争も相まってか、メインテーマである「国力の争い」が40年前のフィクションとは思えない物語。これはポッドキャストや拙著「スピリチュアル幻想」でもかたっていた、文明社会からのメッセージとしても受け取ることもできます。

そして、1巻から毎週買い揃えていこうと計画していたコミック版「ガンダムオリジン」はkindleのカラー版が紙版と変わらない価格だった事から、全巻大人買いしてしまいます。


1日8時間近く没入してしまい2日で読了。

コミック版で理解が深まり、サブキャラクターの伏線も綺麗に完結。

今年利用した15000円で一番価値のあるお金の使い方だと自負しております。

そして、現在はガンプラ沼へと落ちないように自制しながら、ZガンダムをTV版で一話ずつ視聴しているのでした。


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