大河主演でも満たされない
不条理に自動引き落としされるNHK受信料ですが、プロフェッショナル仕事の流儀は、数少ない毎週録画設定のコンテンツ。
知られていないプロフェッショナルの回は、当たり外れが大きい反面、著名人の回は取材時間を長く取ってるので毎回楽しませてもらってます。
先週のプロフェッショナルは俳優「小栗旬」
昔は横柄な俳優に感じていて嫌いだったのですが、情熱大陸を観てからは好感度が上がっておりました。
イケメンの癖に人間臭い。
そんな彼のお人柄を垣間見れたことで、以前抱いていた嫌悪感は完全になくなっていました。
そうはいっても、俳優追いして作品を観るまではしませんでしたが、今年の大河ドラマ脚本は安定の三谷幸喜。
真田丸や新撰組は私の中で大河ドラマのツートップ。
歴史に疎かった私に幕末の面白さを教えてくれたのも三谷幸喜でした。
大泉洋も好きだし、面白さは約束された状態で鎌倉殿を毎週録画していたのですが、気づいたら五話ぐらい溜め込んでいたのです。
要は面白く感じれていないということ。
鎌倉時代が無知すぎたのが原因かもしれませんが、世間で大絶賛されている風潮に自分の感性を疑います。
そんな中のプロフェッショナル小栗旬の流儀。
趣旨的には大河ドラマの宣伝っぽい内容だったのですが、見事策略に落ちました。
鎌倉殿の毎週録画を再開。
情熱大陸の頃とはまた違った俳優「小栗旬」に胸を打たれました。
相変わらず言葉遣いやタバコ吸う態度は横柄なのですが、時よりのぞかせる「弱さ」の部分に魅力を感じます。
1日400回の腹筋や、共演者やスタッフへの気配り。
演者としての自己評価が低いからこその焦りと葛藤。
「今まで生きてきて満足したことない」
なんて語っているのを聞いていると、役者って「自己愛性パーソナリティー障害」と「欠乏症」の重症患者が多く集ってるんだなぁっと思います。
大物俳優の自殺も耳にすることありますし、凡人にはわからない苦しみを垣間見ると、自分も無理して何者かになろうとする必要ないんじゃないかと感じるわけです。
小栗:「誰かの1ページを削るのならば、自分は何十ページも削っていかなければならない。」
この言葉には響きましたよ。
ポッドキャストでもブログでも、誰かに良い物を届けたいと願うなら、自分をもっと削っていかなきゃ届かないんだって。
今までは勢いと雰囲気で誤魔化してきましたが、私も「自己愛性パーソナリティー障害」と「欠乏症」の重症患者なので、頑張っていきます。