【月曜:創作の話⑦】自作品紹介②~染殿一門事(そめどのいちもんのこと)」
こんにちは、アスカです。
今日は文字数が多くなってしまったので、前置き駄文はカットしまして、
先週に引き続き、自作品の紹介をしてまいりたいと思います。
前回の記事はこちら ↓
本日ご紹介するのは、
これまたファンタジ―小説「染殿一門事」です。
*”染殿”から改題し、”染殿一門事”と称しています。
<あらすじ>
<登場人物>
■染殿一門
都随一の名門一族。
染殿本家を中心とし、春日、逢坂、鹿月、千鳥家からなる。
【染殿本家】
染殿一門の中心。皇帝家から代々無条件に謁見を許されている唯一の存在。
染殿本家の当主は「染殿当代」と称され、染殿一門の頂点である。
【千鳥家】
染殿本家の執事的存在。当主は染殿当代の従者となる。
【鹿月家】
染殿本家に勉学を教授する役割を担う家。
その他、皇帝家への人材提供も行っている。
【春日家】
染殿一門において術式を司る家。
他の家よりも遅く染殿一門に加入した。
染殿本家以外に、皇帝家の警護も担当している。
【逢坂家】
染殿一門において、武道を生業とする家。
本家の人間の護衛のほか、皇帝家への人材提供も行っている。
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■白夜家
皇帝家。現在の朝を開いて250年が経過する。
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■加賀見家
左丞相・加賀見安積率いる一族。長年の名家と呼ばれる染殿家と対照的に、安積一代で出世した成り上がり。
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■蒼古の森
都の北方にある広大な森。葛葉が生まれてから十八年間育った場所。
隠者として暮らす蒼古以外、人が住んでいる様子はない。
<世界観>
中華風のような、和風のような雰囲気です。平安時代の日本みたいだけど、もうちょっと中華色強い、みたいな…。
一番偉い人も「皇帝」ですし、易姓革命を経てきた国が舞台です。
しかし、この国の人は、ただびとに見えざる”あやかし”と共存していて、
”あやかし”の世界を見ることのできるものが国家権力に関係してすらいます。
(陰陽師みたいなイメージでしょうか。ただ私はそこまで陰陽師に詳しくありません…)
ちなみに、主人公の名前が「葛葉」ということでその辺りを想起される方もおられるかと思いますが、
これははっきりと偶然です。
思い返すと、学校で葛の葉さんのお話を劇で見た経験がある気がするので、
脳のどこかに収納されていたのかもしれません。。
このあやかしの存在が、物語の展開に大きく関わってきます。
<作品のテーマ、思いとか>
テーマは「家族愛」かなーと。
血縁をほぼ亡くした主人公が、
知らぬうちに生まれに課されていた役目と、
初対面の「染殿一門」の人間たち(=家族)との関係を通じて成長していく過程を描いています。
一方で、一門の人間たちもそれぞれに事情を抱えており、主人公の登場を契機に彼らも変化していく…という、群像劇? 的な物語だと思っています。
個人的には、主人公・葛葉とその側にいる謎の存在・九条橘の関係性を面白く見ていただきたいなあと思っていたりします。
ところでこの葛葉という主人公ですが、自分でもどうしてこういうキャラクターができたのかわからない。
そもそも、青年主人公の物語を作った経験があまりありません。
しかしその反動なのか、この物語や彼に対する思い入れは結構強い気がします。
このお話は、先週ご紹介した「偽黄夢譚」をはるかに凌駕する文量になりそうで、
それこそ生きている間に終わるんだろうかと思っています。
まず登場人物が多い(実際はこの倍います)うえ、過去から数えて250年程度にわたる物語になるため、
私の気力がいまのところ追いついていないという…。
本当に「死ぬまでに書き終えられたらいいなぁ…」と思っています。
ラストシーンは決まっているので、そこまでを埋める作業をひたすらしていく感じです…。
物語のゴールを設定しないと書きだせない人間なもので、
おおよその作品でゴールだけは決まっているのですが、
そこにいたるいろいろ(時間とか余裕とか頭とか頭とか)が追いつかないことが結構あるのが、悩みでもあります。
でも結局楽しいから考えちゃうし書いちゃうんだな。
まずは「偽黄夢譚」を決着させて、それからこちらを紡いでいきたいと思っています。
締切を作るために、やっぱりこれもイベントで本にすることにしようかな。
(締切作らないとダメな人間はダメである)
たぶん3年は向こうの話になりそうですが…。
noteで記事にするにあたり自作品を整理してみたのですが、作ってはいるものの公開していない作品もいくつかありまして、
これらはやはり本にするなりしてお見せできるようになってから紹介するのが筋かなあ~と思いました。
というか、お出しできる作品があまりに少ないことに軽くショックを受けている…(笑)
こんなんで一次創作作家名乗っていいのか? と自問自答しています。
というわけで、やっぱり結論はイベントに向けて頑張ろう! になりました。
置き場とお財布と相談しながら…。。
さて来週は、一度軽くだけご紹介しているイベント既刊の長編「奇術師と異邦人」について書きたいと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
創作って楽しい♪
2023年6月12日
アスカ
#asuka_44
#毎週月曜は創作の話