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【月曜:創作の話②】長編病者が短編アンソロジーに三年参加したお話~本と○○アンソロジーシリーズ

こんにちは、アスカです。

GWが終わってしまった(いつまでGWのこと引きずるの)…

何だか仕事で今月も来月も一つずつヤマが来そうで、
急に暑くなる季節だし体調面気を付けないとなぁと思っているところです。

世間的には五月病という言葉が出てくる頃ですが、
BPの私としては、3・4月の反動が出てきやすいのが5月頃かなという感じで。
今年の3月は結構のんびりしていたので、大丈夫だと思っているのですが。。
とりあえずちゃんとしたご飯食べてお湯に浸かって早く寝る、それで8割解決です。

それでは月曜日なので、創作のお話を。
長編病の私が、実は短編も頑張ってたの巻です。

<長編病の私>

先週月曜の記事では、私が「長編ばっかり書いている」というお話をしました。

私自身が書きながら考えるタイプであるせいで、
世界観に加えてキャラクターの心理についても書きながらでないと発見していけないため、
自然と長くなってしまうのです。

短編というのはリズムとオチの比重が大きいと自分なりに解釈しているので、
まずもっても~ったりと物語を続けるタイプの私には本当に手ごわい相手です。

「オチ」も「結末」とは微妙に違う気がしていて、
私の場合は「いろいろ書いて考えてきてたどり着いた結論」を結末として整理するのは好きだし比較的得意なのですが、一方で、
たーっと軽やかに走ってきて最後の一歩! はいゴール!という書き方がとても苦手なのでした。

が。

<とはいえ何事も勉強ですし>

苦手苦手とも言っていられないのです。

例えばイベントに参加するにも、長編ばかりだと、
全部本にできるのか?
本にするとして、在庫管理はどうするのよ?

という問題に行き当たります。

そんな広々としたおうちに住んでいるわけではないなら、
在庫の問題って結構深刻ですよね。

一般的に長編とは、400字詰原稿用紙200~300枚以上のものをいうそうです。
はっきりした定義はないようですが。

原稿用紙200枚なら約80000字ということになりますが、
私が書き始めると「一章が10万字」みたいなことも平気で起こってしまいます。
長編と言うか超長編。
文庫本1冊の平均文字数が10万字前後だそうなので、
全編本にしたら大変なことになってしまう…。

そんなわけで長らく短編に苦手意識を持っていましたが(とはいえ、学生時代の部活で書いていたのは全部短編になるのですが)、
イベントに出るなら短編も書かねばということになりました。

そんな時に偶然、Twitterで見かけたのがとあるアンソロジー企画だったのです。

<本と○○アンソロジーシリーズ>

(通販用BOOTHページリンク)

神無月愛さま(@m_kamnatsuki)主宰の一次創作アンソロジー、
「本と○○アンソロジー」シリーズ。
これまで4冊発行されており、各刊ごとに「テーマ」と「必ず登場させる本」が決まっています。

例:3冊目 ”本と願いアンソロジー”
   テーマは「願い」、登場させる本は「紺色に金の表紙」

一冊の本を糸にして様々な世界観を一つに綴じた、そんな本です。
過去の一覧は以下の通り。

2019年 本と出会いアンソロジー「邂逅書架」
2020年 本と出会いアンソロジー「邂逅書架Ⅱ」
2021年 本と願いアンソロジー 「希求書架」
2022年 本と笑いアンソロジー 「破顔書架」
2023年 本と思い出アンソロジー「回想書架」(予定)

Twitter/本と思い出アンソロ(@anthology_oct)参照

参加人数は14名から始まり、4冊目は30名。
当然ながら、出来上がりがどんどん分厚くなっているようです。

https://twitter.com/anthology_oct/status/1519671293557182464

現在制作中の「回想書架」も参加者30名…だったはず。
つまり一冊で1テーマ30種類のお話が読めるのです。すごい。

ところでですね、私は文芸部で編集もすこーーーしだけかじったのでわかります。
14編だってとんでもなく大変です。想像するだけで頭パンクしそう。

私は三冊目の「本と願いアンソロジー 希求書架」から参加しているのですが、
毎回献本が届くたび一人震えていました。こんな…こんな分厚い本を…ぶるぶる…と…(笑

今般、現在制作中の五冊目をもって一旦企画は停止するというお知らせがあり、
執筆が毎年の習慣になりかけていたところなので寂しさを感じているところです。。
(でも主宰さまが別企画を考えておられるそうなので、そちらが楽しみ)

頒布は在庫尽量次第終了で、残念ながら一冊目は21年8月時点で終売となっている様子。

主な頒布場所は東京の創作系イベント(コミティアや文学フリマ)
で、
委託で他都市のイベントでもお求めいただける場合があります。
詳しくは、宣伝用Twitterアカウントの方をご確認ください。
(私も、来年の文学フリマでは委託販売できたらいいなぁと思っています)

通販もございますので、上部リンクのBOOTHページをご利用ください^^

<偶然の出会い>

本当に、この企画の告知をTwitterで見かけたのは偶然だったのです。
確か、Twitterで一次創作アカウントを作った直後のことだったのではないかしら。

二次創作では少し短編を作っていたのですが、
私そもそも一次創作作家だし、一次でも短編を書けるようになりたい(慣れたい?)と思っていて、
でもいつかいつかと思っていても(私のことなので)動き出さないだろうと思っていたところで、
締切と文字数上限のある企画に出会いました。

しかも一つのテーマに沿って書くというのが、
文芸部時代を思い出して懐かしくわくわくしたので、

勢いで参加申し込みをしました。(本当に勢い)

初参加時のテーマが「願い」だったのもあるのかな。
「願い」というのは目に見えないけど強いもので、
できれば幸せの手前にあって、ゆえに優しさと強さの宿るもの、であってほしい。
それすらも願いですが(笑)

「星に願う」という言葉もある通り、輝いて美しいものというイメージが強く、
そのせいか願いというモチーフは魅力的に映りました。
ちょうどコロナ禍の最初期の頃でしたしね。

ところが、そう勢いで挑んだところやはり難しい。
最初書こうと思っていたものを全部やめて書き直したりもしました。
募集から締切までかなり余裕を持った設定をしていただいているのに、
締切ギリギリ(時に当日)提出することもざらで。

でも本当に楽しかったので、
そこから3年続けて参加しました(笑)

とにかく「完結した物語をたくさん書く」ことは上達のため大切だ、というのもあります。

あと実は、参加した三冊はすべて共通の世界観のお話を書いていて、
その世界観を自分でも結構気に入っていて、長編にしたいなあと思うようになったりして。短編から長編の構想するのは初めてかもしれない。

結局、不治の長編病ではあるのですが、
例えば映像作品でいうワンシーンを文章にすることが、短編を書くということなのかな、という自分なりの解釈もできてきました。

そんなわけで、忘れられない企画になりましたし、
イベント用の短編も実際に何編か作れるようになって、
さらには勝手に「来年のテーマは何だろう。何を書こうかなあ」などと妄想していたので、
今回で一旦おしまいというのはやっぱり残念です…。


すみません、この記事を書くタイミングで企画の停止を知ったので、
めっちゃくちゃ未練がましい内容になってしまいました(笑)

来週は、私が文学フリマにばっかり参加する理由とか、
BPに付随するいろいろなアレで実はイベントはしんどいんだぜ! とかいうお話をしようかなと思います。

それでは、本日もお読みいただきありがとうございました。

*本記事作成にあたり、アンソロジー主宰の神無月愛さまにBOOTH・Twitter等の掲載許可をいただきました。誠にありがとうございました。


2023年5月8日
アスカ

#asuka_09
#毎週月曜は創作の話


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