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気まぐれ随想(2024年12月30日)
今回はゲシュタルトの祈り、心理的離乳、靖国参拝、ミリオネアとビリオネア。
ゲシュタルトの祈り
人が思い悩んでいるとき、その悩みの源泉がいったい何なのか考えていると、ゲシュタルト療法の祈りを回想した。
人が悩んでいて苦しいとき、きっとそこには「こうでなきゃいけない」という義務感が念頭にあるんだと思う。
「自分がこうしているんだから、相手も当然こうするべきだ」と潜在的に願い、それを誰かに否定されると落ち込んでしまう人が、基本的には悩みや辛さを抱えているイメージ。
家族であれ誰であれ、その個人の人生には介入しない、強制や干渉をしないことが健康な人間関係を築くミソで、ある程度の距離感を維持することも大切。
ゲシュタルトの祈りを一部抜粋。
「私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしもご縁があって、私たちが出逢えたのならそれは素晴らしいこと。
出逢えなくても、それもまた素晴らしいこと。」
最近、公私ともに人間関係の壁に衝突したときは、この祈りを復唱している。
すべてをありのままに受け入れて、ないものねだりなんてしない。
そして仮に人に受け入れられなかったとしても、そこで自己嫌悪に陥る必要は全くない。
心理的離乳
ゲシュタルトの祈りから、僕なりの解釈ではあるけど、弱気にならないことを心得た。
「自己中でもなく依存もしない、心理的離乳を目指しなさい。
そうすれば、あなたはどの社会にも受け入れられ、更なる貢献をすることができる。」
他人を拒否または非難して、自らの責任を回避するという自己防衛には意味がなく、むしろそれこそが、人類が自己嫌悪に陥る源泉であると僕は認識している。
靖国参拝
毎月あちこち飛び回っているけど、月に1回は必ず靖国神社で正式参拝するというマイルールを最近定めた。
そして、英霊たちが遺してくれたこの平和に毎朝感謝してから外出し、帰宅後にもういちど感謝を伝えてから1日を終えるのが現在のおきて。
日頃から偶像崇拝はしないけど、靖国に関しては他の神社と違って、全ての英霊が祀られている事実があるから、彼らに対する感謝の気持ちを忘れたくないので毎月参拝することに決めている。
特別攻撃隊として日本の平和を願い、英霊となった250万人のうち、半数近くが18歳から22歳程度の若者だったという事実を、いったいどれだけの若者が知っているのだろうか。
靖国神社本殿にて、「英霊の言の葉」という特攻隊員の遺言集が販売されていて、10巻あるなかで2巻目を読み終えた。
2巻目の特にこの遺書がとても簡潔で、僕にとってはわかりやすく沁みた。
あとをたのむ。
海軍少佐 西田高光 二十三歳 命
神風特別攻撃隊第五築波隊
昭和二十年五月十一日 南西諸島方面にて戦死
五月十日
大空に雲は行き、雲は流れり
星は永遠に輝き 久遠にきらめく
空、空
五月十一日
五月十一日の朝は来た。
今より5時間後は心中する。
総ての人よさらば、後を頼む。
お父さん、お母さん、征って参ります。
一生の最後の書。
神雷一轟處 砕敵艦無跡
今後は1巻読み終えるごとに、一部を抜粋してこの随想にも記録していきたい。
ミリオネアとビリオネア
アメリカでお世話になったエンジェル投資家の方と、こないだ久々にお茶をご一緒させていただいた。
そのときに、ミリオネアからビリオネアになるにあたっての教訓を自身の経験から伝えてくれたのがとても印象に残っている。
要約すると、大抵の人は事業を始め、お金を獲得するためにクールなシステムを作ることに注力するが、これはミリオネア。
ビリオネアは人を創る、つまり人材開発が仕事であり、人を育て人がビジネスを創るというマインド。
大抵の人は、勝利のレシピができたと思ったときにだけはじめる。
しかし本当の起業家は、自分が間違っていると分かっていても、最も危険な仮定をできるだけ早く検証するべく世界を飛び出し、何が壊れているのかを確かめて修正していく。
この思考は、恋愛など私生活のあらゆる面において通ずると思っている。
自分にとっての理想の状態を待ってアプローチを先延ばしにするのではなく、今の自分にできる最大限のパフォーマンスをしたときにはじめて、それに対して本当に不足しているものが何なのかを知り、修正することで人は成長するのだろう。