もともと全員在宅勤務で働いているKanattaが考えるリモートワークのポイント
こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。
みなさん、大変な時期ですがいかがお過ごしですか?
緊急事態宣言が発令され、在宅勤務が推奨される今、なかなかリモートワークに切り替わらない会社も多数あると聞いています。
海外メディアから、日本はテクノロジーは進んでいるはずなのに、と非難されている記事も目にしました。
今回は最近よくご質問いただく弊社Kanattaでの働き方についてお話しします。
もともとリモートワーク
実はKanattaは、コロナでこのような状況になる前から全員リモートワークです。
創業当時からオフィスを構えておらず(正確にはオフィスを構える経済的な余裕がなく笑)、全員がリモートで働かざるを得ない状況でした。
具体的には、週に2回、月曜日と金曜日に、会議室を借りたり誰かしらの自宅に集まって全員でミーティングを行い、それ以外は各自好きな場所で働いています。
創業当初は週に一回でしたが、事業が拡大して来たここ数年で二回に増やしたという形です。
もともとパートタイムで参画しているメンバーや子育て中の社員も多い関係で、毎回誰かしらはzoomや電話で参加していたので、今この緊急事態宣言のもと、「週に二回のミーティングも全員zoomにしよう」となっても何の混乱もありませんでした。
我ながら、数年前から最先端な働き方をしてきたなと感じるので、具体的にどのように運用しているかご紹介したいと思います。
カレンダーでスケジュールを共有する
まず、いつ・誰が・どこで・何をしているのか分からない状況を避けるため、Googleカレンダーで全員の予定を公開しています。
(もちろんKanattaに関する予定だけですが、たまにプライベートの予定も公開してくれる人もいます笑。)
そうすることで毎日誰が何をしているか分かるので、直接会わなくてもお互いの仕事の状況を共有できます。
何もしていなかったらカレンダーで丸わかりなので、オフィスに全員いるよりもこの方が緊張感があるかもしれません。
常に連絡を取れる状態にする
リモートワークにおいて一番困るのが必要なときに連絡が取れないことです。
そこで、Kanattaでは全員「携帯を携帯」しています。
(携帯電話を常に持ち歩いているということです笑!)
特に私は、すぐに反応できるように何をするにも携帯を肌身離さず持っていて、よく連絡をとる人に関しては着信音を変え、他のことをしていても電話に気づくように心がけています。
たまにラインを返すのが早すぎて友人に引かれるのはこのためです笑。
もちろん、「実は仕事してないんじゃないか?」と疑っているわけではないので、そんなしょっちゅうみんなに連絡することはありません。
あくまでも他の人の仕事に支障がないように、お客様にご迷惑がかからないように全員すぐ連絡が取れることを大事にしています。
タスクに落とし、共有する
毎週のミーティングではみんなの数日分の動きや成果を報告し合い、今後やるべきことを明確にするので、たくさんタスクが発生します。
これらのタスクを先述のカレンダーの共有だけで追うことは不可能です。
そこで、ミーティング中に発生したタスクはすべてメールにし、全員が入っている社内のメーリングリストで共有します。
そしてそのタスクの責任者が、進捗があるたびにメールに返信する形で全員に共有します。
ここで大事なポイントはタスクの期限を切ることです。
期限を切らないと進捗がないタスクはどんどん埋もれていきます。
そこで、短い期間で期限を切り、進捗がない場合は進捗がないことも共有してもらいます。
よって、正直このタスクメールを毎日見ていれば仕事が順調に進んでいるか否かが一目瞭然なので、ミーティングでの報告時間もかなり短縮できます。
メールを見た上で気になるものだけ報告してもらえば済むためです。
一番大事なこと
以上が弊社が工夫している働き方の一部ですが、リモートワークにおいて一番大事なことは、自分の仕事は責任を持って遂行すること、そしてお互いがお互いを信頼していることだと思います。
この前提がないと、どうしても人を管理したくなり、集まる時間を増やさざるを得なくなるためです。
よく「自由と責任はワンセット」という言葉を使います。
リモートワーク=自由と言ったら語弊があるかもしれませんが、少なくとも弊社においてはみんなかなり自由に働いています。
正直仕事さえしていれば海外にいてくれても構いません笑。
ただ、そのような自由な働き方ができるのは自分の仕事の領分において成果を出すことに全員が責任を持っているからだと考えています。
私自身、毎日同じ時間に同じ場所に行くのが嫌で、自由を求めて起業しました。
今後コロナをきっかけに働き方が変わり、より働き方の選択肢が増えるといいなと思っています。
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