お金配り申し込み動機

前澤さん
岡野さん

私はハードルの日本記録保持者、寺田明日香選手との合宿代に5万円を充てたいと考えております。

何万件もの応募フォームに目を通されることと思うので、以下簡潔に応募動機を記載します。興味を持って頂ければ是非最後まで読んで頂きたいです。

私の最大の強みは目的を達成するための執念と努力です。
私は京都府立医科大学医学部医学科の4回生で、母子家庭なので中高共に勉学に励み、6年間特待生として全額免除で通学しました。
大学受験は河合塾に特待生で通塾し、医学部を現役で輩出したことのない高校から現役で医学部に合格しました。

また、私は陸上競技に本気で取り組んでおり、一昨年に全日本医歯薬獣医選手権で5位になりました。
先日、寺田明日香選手(女子100mハードル日本記録保持者)が主催するアスリート育成プロジェクト(https://www.a-starts.com)に応募し、講義を受けレポートを提出し、全体トップの成績で3月末に寺田選手と沖縄合宿を行う大学生10名に選ばれました。
今回の5万円はその費用に充てようと考えております。

応募される方々の環境には様々な境遇があると思います。
今の生活を変えるために〜、生活が困窮して〜、学費が〜、子供の将来の教育云々〜、が多数を占めるのではないでしょうか。
実際に5万円で全てを賄える応募はどれほどあるのでしょうか。
確かに初期費用や資金の一部として5万円は大きな金額かもしれませんが、多くは5万円で完結する事ではないと思います。
応募者の中には本当にこのお金が一発逆転、窮地を救うものだという方もいらっしゃるかもしれません。
確かに私はこのお金がなければ人生が終わる訳でも露頭に迷う訳でもありません。
ですが、最も有効に5万円を活かすことができると考えております。

今回の5万円は、京都から沖縄までの交通費約35000円と現地での宿泊代約15000円に充てさせて頂きたく思います。
先週合宿に参加できるメンバーに選ばれたため、急遽3月末までに用意する必要が生じ、母が捻出してくれました。
医学部では、4回生の1月からおよそ1年9ヶ月もの間、病院実習があり、思うようにアルバイトが出来ず正直このお金は痛いです。
先述の通り母子家庭なので母親にはできるだけ迷惑をかけたくないです。
自分の考えを前澤さんと岡野さんに伝え、自分に投資していただけないかと提案したお金、言うなれば自分でチャンスを得た合宿に自分でチャンスを得たお金で参加したいです。

私は将来は整形外科医(スポーツドクター)を志しており、今回日本トップレベルの選手と接することで自身の競技力向上だけではなく、将来のコネクションを得たり、女性アスリートならではの問題について理解を深めることができると考えております。
私は頂いたお金を目先の数日、数年ではなく、これから先の陸上人生にも医師としての人生にも長期的に価値のある学びのために活かし、最大限に有効に使うことができると考えております。

以下、より具体的に記載いたします。

努力をすることに長けていると先述しましたが、勉学と陸上競技について記載致します。

まず勉学に関する部分は、私が与えられた環境を最大限に活かすための努力を惜しまず、確実に結果を出す事の象徴だと考えております。

通っていた高校は頑張って関西の有名私立に行こう!というような学校で、到底医学部を目指せるような環境ではありませんでした。
その中で、入試の結果特待生として全額免除にして頂いた責任感と自分の将来性から、陸上競技(中学ではジュニアオリンピック代表選考会5位などの実績を残していたので周りが陸上に打ち込んでいる中で帰宅部に入る選択はとても勇気のいる決断でした。)に一度終止符を打ち、大学でもう一度本気で陸上競技に打ち込むと決めて、医学部への進学を決意しました。

当時の校長先生が、私の目指しているレベルと学校の授業のレベルを考慮し、確実に学年トップを維持し、医学部に現役で合格するという条件の元、高校3年間学校の授業を聞かずに自習をしても良い。という許可を与えてくださいました。
今思うと相当尖っていたと思いますが、逆にその期待やプレッシャーに応えなければ、と思い、高校1年生からクリスマスも正月も365日間欠かさず3年間塾で自習し続けました。
模試の成績が廊下に張り出されるような学校でしたが、そのプレッシャーの中で3年間学年1位を維持し続け、高校1年生から12時間、最終的に高校3年生では1日17時間勉強をしておりました。
決して要領は良く有りませんし、地頭も良く有りませんが、絶対に医学部に受かるという強い気持ちで勉強し続けました。
結果として京都府立医科大学に合格し、陸上競技に復帰しました。
私はこのように自分で定めた目標に対し全力で努力し、結果を出すことに長けています。
今回投資していただければ確実に結果を出します。

次に陸上競技に関してですが、医学部という環境での部活はグラウンドもコーチも、本気で陸上に取り組み切磋琢磨して競い合える部員もいない環境です。
実業団選手に教えを乞いに福井まで行ったり、先輩に教えを乞うために香川に行ったり、定期的に京大や同志社の練習に行かせて頂いてなんとか練習環境の質を確保し、速い人たちに疑問や質問をぶつけ、自分の中で速くなる理論を確立し試行錯誤しながら練習しています。
ですが、この4年間で6回肉離れを経験し、コロナの影響もあり、4年間で丸2年試合に出れない期間がありました。
中学では200mでジュニアオリンピック代表選考会5位で、桐生選手を輩出した洛南高校からも推薦の打診がありましが、今は中学の時のような結果は出せていません。
今は関西学生対抗選手権で決勝に残れないほどの全くの無名選手です。
中学当時の同じタイムで走っていたライバル、東海大学の井本選手は日本代表として世界リレーを走っています。
彼の活躍をテレビやネットニュースで見て、彼との差を痛感する日々です。とても悔しいです。
医学部という環境ですが、週に4回走り、週に3回ゴールドジムに行き、最大限努力しています。
周りには医学部だから、、、と言われますが、自分の弱さを医学部という環境のせいにしたくありません。
その中で今回得た日本トップレベルの選手に学ぶ機会は、努力を結果に繋げれず歯痒い思いをしている陸上人生において大いに役に立つと考えております。
この機会を活かして、来シーズンは10秒56で走り、日本学生陸上選手権に出場したいです。

最後に、私のこの応募の強みを挙げさせて頂きたいです。

①5万円で全ての費用が賄えること。
②医歯薬獣医保健学部限定ではありますが、200mで全国5位になっている事。
③勉学で自分が与えられた環境を活かして結果を出している事、つまり確実に努力できる事。
④人生を何か変えるために、、というような漠然としたものではなく、既に陸上に全力で取り組んでいる者が更に飛躍するための費用として具体的かつ明確な用途を考えている事。
⑤現在の競技だけでなく、将来の自分のキャリアにも確実に役に立つ事。

以上5点が私の応募の強みだと考えます。

最後に、昨年のコロナ渦の間、自分の周りの人に向けて発信した自分が陸上競技に取り組む目的を綴ったnoteを添付させて頂きます。
お忙しい中恐縮ですが、目を通して頂ければ幸いです。
本気で陸上に取り組んでいることが伝われば嬉しいです。
https://note.com/iguigufinal/n/n8ac7b6845ace

以上です。
お忙しい中お読み頂きありがとうございました。


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