「ズルい」ことは褒められるべき!
今回は「ズルさ」がヒトの象徴で知性の象徴という内容です。
僕が小学校に通っていた頃、世間ではライブドア事件が話題になっていた。
毎日のようにテレビで放送していたが詳細は分からなかった。
その頃、両親や祖父母は何度も
「嘘をつくことは悪いこと、正直に生きなさい」という趣旨の教育を
僕にしてくれました。
これは僕だけではないはず。多くの人が同じような教育を一度は「大人」から受けてきたと思います。
しかし世の中には「バカ正直」と「ズル賢い」という言葉があります。
この言葉の通り世の中は正直者がバカを見せられ、ズルさとは賢さ・知性の象徴だということです。
僕はいたずらに嘘をつけ!と言いたいわけではなくて
ただズルさをもっと持つことが
ルールを守ってちゃんとやっているのに評価されない人
に対していい処方箋になると思っているだけです。
では本題に入りましょう。
まず最初に、なぜヒトは自然界のトップになれたのか?
ライオンのようなキバも、ゴリラのような力も、ワニのような硬い皮膚も、馬のような足の速さもないにも関わらず、どうしてでしょうか?
それはヒトには圧倒的な知性があったからです。
槍、弓、火、罠などを駆使して戦う。身体的不利をズルい知性で解決してきたのがヒトです。
ヒトが本当に正直だったなら最初に挙げたような生物たちと生身で戦っていたでしょう。
「ズルさ」という知性がなければヒトはトップにはなれず、食物連鎖の中間層に位置していたでしょう。ここまで成長・発展してこれた要因の一つにズルさ=知性があったからだと僕は思います。
これはヒト対ヒトにも同じことがいえます。
鎌倉時代中期、モンゴル帝国の大軍が日本に襲来してきた「元寇」を覚えていますか?
日本の武士は当時、互いの名を名乗ってから一騎打ちがルールだったのですがモンゴルの兵士は名乗りもせず集団で襲い掛かり、毒矢や鉄火砲などをつかってきました。
日本の武士にとって相手は非常にズルい戦い方だったでしょう。
それにより日本は大きな損害を被りました。
その他にも明智光秀の起こした本能寺の変やヨーロッパの武力による植民地拡大政策など歴史上にはたくさんズルさで勝ち上がったヒトたちがいます。
ここから学べるのは
「相手の常識を覆せば、ルールを作れば、勝つことは簡単だ」
ということです。
相手がこの方法で戦っているから…
自分が○○すれば周囲から白い目で見られる…
そんなことを考えていればいつまでも
ルールを守ってちゃんとやっているのに評価されない人のままです。
あなたは高らかに名前を名乗り、一騎打ちする必要はありません。
もし誰かからズルい!と言われたら、あなたは周囲を出し抜いた証拠なのです。