履歴書やESでやりがちな重大なミス。文章は想像力を持って書け!

おひさしぶりです。
超突然ですが「履歴書の書き方」の相談を受けることが多いのですが
※僕も就活真っ只中なのにwww
持ってくる内容があまりにもひどいのでここに書き始めようと思いました。
持ってこられた中で特に多かったのが以下の二点です。

①問いに対して「私は○○です」と結論から書く
②自己PRにコミュニケーション能力や協調性などを書く

この二点があまりにも多い。
なので僕なりの文章の書き方ではどうするかを提示しようかと思います。

①について
まず最初に「私は」って必要ありますか?
自分の履歴書に他人の話を書くべきではないし、書かないし。
最初の一人称は全く必要ありません。
あとPREP法と呼ばれる結論→理由→具体例→結論の展開には
危険性があります。それについては後に書きます。

②について
学生のアピールポイントが社会人にあってしかるべき内容であることが
非常に多いと感じます。
もし学生のあなたが「向上心」をテーマに自己PRに書いたとしましょう。
では、あなたには「コミュニケーション能力」や「行動力」は一切ないと
言っているのでしょうか?

いや、決してそんなことはないと思います。
というか一切なければどこの会社も採用してくれません。
どんな企業でも「コミュニケーション」はとります。
「協調性」は人と仕事するには欠かせません。
「向上心」が無ければ成長しません。
「責任感」が無ければ仕事は任されません。

多くの学生のアピールポイントは社会人には備わっていて当然の
内容です。

「絶対に落ちないエントリーシートの書き方!」
のような陳腐な本を読んで何でも簡潔に伝えることが正しいと
認識された世の中だからこそ、それを避けなければならないと思います。
もちろん上記のように「向上心」なんかをアピールするのは自由ですが
同じようなことをアピールする多くのライバルがいて、足元をすくわれる可能性があることを認識しなければなりません。

向上心をアピールしたいならむしろ「向上心」という単語を使わないことです。抽象的な単語を使うことが楽で誰にでも伝わるからこそ多用され、陳腐化するのです。
もっと自分の言葉で「向上心」を表現すべきだと思います。

最後に、

「あなたの履歴書を読む人の立場をよく考えて文章を書きなさい」

僕は持ってきた人に言い続けています。

あなたが履歴書・ESを提出する企業の人事は、何百~何千という膨大で殺人的な枚数を決まった短い期間で読み終え、順位をつけなければなりません。
その期間は他の仕事を中断し、その業務に全てを注いでいるかもしれません。

さらにその書き始めが最初にいったように
「私には向上心があり~」
「私は周りから責任感があると言われ~」
「私は責任感があり~」
「私の長所は向上心です~」

と結論を最初に書くような同じような書き出し、内容だとしたら…
人事担当者が上司に怒られた後にあなたのESを読み始めたとしたら…
果たしてあなたのESや履歴書は通過するでしょうか?

あなたの文章一枚だけが届いたのなら
向上心があるのか!しかも具体エピソードが魅力的だ!
となる可能性があるかもしれませんが、同じような内容が何十枚も届くと
最初は良いと思ったけど、独自性のない普通の子だな。
に評価が変わるかもしれませんよね。
またそれが上司に怒られた後なら?
もっと周りと違う文章は書けないのか?同じ内容ばかりだな!
人事も人です。感情があります。イライラしている時でも
あなたのESに手を伸ばした時に通る内容でなければなりません。

自分の書きたいことを陳腐な本に書いてある見本に沿って書くのではなく
読み手への想像力を働かせ、最初の二点っを意識し、自分の頭で考えて文章を書いてみましょう。



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井口
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