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ハガレはじめたEVブームの化けの皮

地球温暖化を少しでも緩和すべく、カーボンニュートラル推進には大賛成。
でも、それがイコール、車のEV化ではないはずだ。

走行中のCO2排出量だけでなく、発電はもちろん、生産もサプライチェーン全体で見たCO2の排出量ミニマムでなければ、本末転倒。

ガソリン車で覇権を取れなかった中国。ディーゼル車事件で信頼を失ったドイツ。自動車産業は、国力を左右する基幹産業であり、背後にしたたかな狙いがあることを忘れてはいけない。

経済の大失速で政府の補助金が大きく減少したら、中国のEV需要はどのように変化するのだろうか? その頃には「EV化に遅れた日本」を批判するばかりの表面的な論調も、ようやく変わっていくのかもしれない。

それにしても、滝田さんの筆が冴え渡る。
「注文の多い料理店」の例えは、本当にお見事!

楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。

#日経COMEMO #NIKKEI

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