スリランカの岩

アラサー未経験からWebエンジニア転職するも、半年で辞めてAWSエンジニアに転職した話

本記事は、未経験からエンジニアを目指している人や転職を考えている人に向けて、私がどのように転職をしたのか発信したいと思います。


■自己紹介

初めまして。toshi-oliverと申します!2019年12月からクラウドエンジニアとして働くことになりました。

大学で機械工学を学んだ後、新卒でメーカー系のプラントエンジニアリング会社に入社しました。プラントエンジニアとは、発電所や石油精製設備など、機械設備を組み合わせて1つのプラントを造ります。

フィールドエンジニアとして、ヘルメッドと安全帯を付けて、スパナを片手に現場を駆け回っていました笑 ITの世界とは全く異なります。

その後2018年4月に退職し、同年5月からTECH::EXPERTに入学。同年11月にWeb系自社開発企業に転職し、華やかなエンジニアライフを送れるはずでした...

結局約半年で会社を退職し、2019年8月からポートフォリオを作りつつ、転職活動を始めました。

■なぜ転職1社目のWeb系自社開発企業を辞めたのか

辞めた理由はざっくり3つあります。未経験から転職する人は是非参考にしてもらいたいです。

1.開発は全てアウトソーシングで、コードを描かせてもらえなかった

2.技術がレガシーで、エンジニアとして成長できる環境ではないと判断した

3.上司がパワハラ気質だった

まず、1について。
面接では、CTOと話をしてコードを書いて開発できるという話でした。しかし、自分が入社して1ヶ月後に、CTOが社長と喧嘩別れをし退社。
アプリケーションを内製化する話もフェードアウトしていきました。
思い返すと、ひたすらテストをしたり、Excelでエビデンスを作っていました...

2に関して。
これはエンジニア転職を目指しているなら絶対重視して欲しいです。
レガシーな技術を学んでも、エンジニアとしての市場価値は上がらないです。
例えば、バージョン管理はGit、GitHubを使っているか言語は何を使っているかサーバーはオンプレかクラウドか
これに関してもっと詳しく知りたい人は、勝又ケンタさんの以下(KENTA / 雑食系エンジニアTV)の動画を参考にしてください。

3に関して。
上司から、「コードを書いて食っていけるのは20代まで。今からじゃ遅い」とよく言われていました。じゃあなんで採用したんだよ!って話ですよね笑 手を動かして開発するために、ITの世界に飛び込んだのに...
また、最終出社日には「もし、またIT業界に転職したらぶっ殺すからな笑」と冗談交じりに言われました。まじでインテリヤクザ。ちなみに退職理由は、建前上家業を継ぐため、ということにしていました。


■ポートフォリオを作成する前にやったこと

未経験で転職する場合は、ポテンシャルを示す必要があります。
それを証明するためにアウトプットできるもの、それがポートフォリオです。
今未経験からWeb系自社開発系エンジニアに転職する場合は、ポートフォリオを作成することが当たり前になっています。

2019年6月に退職した後、7月から勉強を開始。ポートフォリオに着手する前にやったことは以下です。

・DNSをはじめよう
https://booth.pm/ja/items/812516
ドメインを取得するところから学習したかったので、こちらを使用しました。

・AWSをはじめよう
https://booth.pm/ja/items/1032590
本番環境にAWSを使いたかったので、この書籍を参考にしながらクラウドサーバー構築の学習をしました。

・Paizaラーニング
「Ruby入門」と「Webアプリ開発入門 Sinatra編」を学習しました。
以前TECH::EXPERTでRuby on Railsを勉強していたので、今回もRuby on Railsを選択しました。Railsに関してはUdemyで学習する予定だったので、paizaでは学習しませんでした。

・Udemy
https://www.udemy.com/course/rails-kj/
開発環境をDockerで構築し、Railsアプリケーションを作成することができます。Rspecを使ったテストも実装できるので、これを一通り学べば、ポートフォリオ作成にすぐに入れます。

以上の4つを7月中に勉強し、8月からポートフォリオの作成に着手しました。


■どうやってポートフォリオを作成したのか

実際ポートフォリオを作るといっても、何を作ろうか迷ってしまう方も多いと思います。そこで、私は周囲の人からアイディアをもらい、実際に使ってもらえるようなアプリケーションを作ることにしました。
以下の教材を使用しました。

・スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! (スッキリシリーズ)
https://www.amazon.co.jp/dp/4295005096/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_1Va3DbN1S8CVA

こちらの書籍は、以前SQLを学習する際に使用したのですが、DB設計についても軽く触れています。この書籍を参考に、テーブル設計を行いました。

・現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド
https://www.amazon.co.jp/dp/4839962227/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_e0a3Db4K576PJ

実際に必要な機能を、この書籍を参考に実装しました。最初は1から読む必要はなく、必要な所を掻い摘んで読むのがベストです。(※いいね!機能やフォロー機能に関しては記載されていないです。)

・Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門
https://leanpub.com/everydayrailsrspec-jp

ポートフォリオ作成後、テストコードについて体系的に勉強する必要が合ったので、こちらを一部学習しました。現在も勉強中。
面接で、テストコードの有無についてはよく聞かれたので、テストもやりましょう。

以上3つを上げましたが、やはりただ書籍を読むのではなく、実践をしながら必要な情報を書籍から探す勉強法が一番効率的であると実感しました。

また、開発環境構築にDockerを使ったのですが、本番環境でデプロイすることができず、結局PC上で環境構築をやり直し、AWSのEC2を使用してデプロイをしました。

一週間かけてもDockerを使用した本番環境へのデプロイできず、本当に苦労しました...
コンテナオーケストレーションサービス(GKEやEKS,ECS等)の使い方を習得することが直近の課題です。


■Wantedlyを使用した転職活動

twitterやnoteの投稿を見ていると、web系自社開発企業を目指すならwantedlyが一番有効であることは一目瞭然でした。
理由は、多くの人が別の投稿で既に述べているので、そちらを参考にしてください。

また、プロフィールの編集では以下のことを意識しました。

・冒頭に簡単な経歴を載せる。
・ポートフォリオのURLもなるべく上の方に載せる。(人事の方に見てもらいやすくするため)
・触れたことのあるツールや技術はとりあえず載せる
・プロフィール画像は、なるべく笑顔で写っている画像を選ぶ。
・「このさきやってみたいこと」について具体的に触れる。
・改行を使う

こうしてできあったページが以下です。
https://www.wantedly.com/users/60280961
不完全ですが、何かの参考にしてもらえれば、と思います。

また、wantedlyでは月額2980円でプレミアムプランに変更することができます。プレミアムにするとスカウトが増えますし、こちらの転職に対する本気度が採用側にも伝わるので、短期で転職を決めたい場合は是非使用した方が良いです。

転職活動の結果は以下です。(面談に進んだ企業は全てWeb系自社開発企業です)

スカウト・・・20社
「話を聞きに行きたい」を送った企業・・・12社
カジュアル面接・・・9社
最終面接・・・2社
内定・・・1社

正直、面接回数は少ないです。

Web系自社開発系企業の選考でよく聞かれたのが、会社をどのようにグロースさせていくか、です。
企業側からすると、未経験エンジニアを雇いそれなりに成長するまで投資しても、すぐに辞められてしまうというリスクを回避したいのではないかと思います。


■最終的にはバックエンドエンジニアではなくインフラエンジニアを選んだ。

本音をいうと、Web系自社開発系企業を中心に転職活動をしていく中で、本当にグロースさせたいと思えるサービスに出会うことはありませんでした。

そこで、一度自分自身を振り返り、ポートフォリオを作成した際に何が一番楽しかったのか回想しました。

コードをごりごり書くよりも、AWSのマネージドサービスを使って環境構築をしている時が一番楽しく、またアーキテクチャ設計を学んでみたいと思いました。

結果的に、スカウトをいただいたAWS専業のクラウドインテグレーションを行っている企業から内定をいただき、入社することに決めました。また、自社開発も行っているので開発経験も積ませてもらえるそうです。

Web系自社開発系企業に転職し、モダンな技術を習得し、キラキラエンジニアライフを夢見ている方も多いと思います。しかし、何度も言っているように、そのサービスを本当にグロースさせたいかを意識しないと、例え入社してもモチベーションが続かない可能もあります。

また、エンジニア転職で良くある質問リストが欲しい方は、他の方々が既にnoteやブログでまとめてくださっているので、そちらを参考にして貰えばと思います。

こちらに関しても参考動画を貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=b1_v0PkprC8&t=3s

あまり盲目にならずに、Web系自社開発系企業以外にも、モダンな技術を取り扱っている受託開発企業も多くあるので、そちらも見てみることをお勧めします。


■まとめ

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
稚拙な文章で申し訳ないです。

私が本記事で伝えたかったことは以下です。

・面接の際に、本当にコードを書かせてもらえるか確認する。
・企業がモダンな技術を使用しているか確認する。
・勉強は、実際にポートフォリオを作成しながら並行して行う。
・Web系自社開発系企業に行きたいなら、その企業のサービスを心からグロースさせたいと思えるか自問自答する。
・ターゲットを絞りすぎない

未経験でポートフォリオを作成するのは大変ですし、それが終わった後は転職活動もしなければなりません。

精神的に辛い時は、友人や身内に相談に乗ってもらったり、現役エンジニアに相談をしましょう。
私もMENTAで現役エンジニアと契約し、よく相談に乗ってもらっていました。

もしわからないことや、聞きたいことがあれば、twitterのDMから質問してください。出来る限り相談に乗ります!

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